ほりうち(ccbu8181) 2009-07-25 22:33:43 |
JR東海 ニュースリリース
┃2009.07.24 ┃定例社長会見(平成21年7月・名古屋) ◆JR東海博物館(仮称)における展示概要について JR東海博物館(仮称)について、この度、展示概要が決定しましたので、お知らせします。 このJR東海博物館(仮称)は、昨年5月に計画概要を発表し、平成23年春の開業を目指しています。先日(13日)には名古屋市と当社の間で「JR東海博物館(仮称)にかかる確認書」の調印式を執り行い、この中で、平成23年春の開館に向け、建設工事等の円滑な実施を図ることと、開館後については地域活性化に資するよう、お互いに緊密に連携・協力していくことを確認したところであります。 まず、全体のレイアウトについて説明します。 昨年発表した時も概略はお話ししましたが、当社としてはこの博物館を高速鉄道を中心とした世界にも類例のないものにしたいと考えています。 1階は、エントランスから館内に入った所に高速鉄道のシンボル展示として、超電導リニア車両や300X、蒸気機関車C62を展示します。そこを抜けると歴代新幹線と在来線の車両展示スペースとなっています。また、展示車両前面に向って右側には、ジオラマ、シアター、シミュレータ、リニア展示、の各コーナーを配置し、楽しみながら鉄道に親しみがわくように計画しています。向かって左側には、新幹線を中心に鉄道のしくみに関する展示を行って鉄道の知識を深めてめてもらえるよう計画しています。2階は、吹き抜けから1階の展示車両を見渡せるデッキを設けているほか、昔使用した道具などを展示する収蔵展示やパネル等による歴史展示、鉄道と密接に関係する物理の原理を学んでもらう体験展示、子供が楽しめるキッズコーナー、レストスペースなどを配置し、楽しみながら鉄道の技術を知ってもらうようにしています。 展示車両については、超電導リニア、新幹線のほか、在来線を含め36両の実物車両を展示し、「高速鉄道技術の進歩」を紹介します。 特に目玉となる車両を紹介させていただきます。 山梨実験線で世界最高速度581km/hを記録した、超電導リニア車両のMLX01を展示します。新幹線については、初代新幹線として活躍した0系新幹線、二代目の100系新幹線、三代目の300系新幹線と歴代の車両を展示します。先頭車両だけでなく、食堂車、ビュッフェ車、グリーン車も展示します。また、平成8年に鉄車輪系の国内最高速度443km/hを記録した車両で、最新・最良の鉄道システムを追求するために開発された試験車300Xを展示します。 在来線車両についても、昭和29年に狭軌鉄道の蒸気機関車の世界最高速度129km/hを記録したC62や木製の電車で唯一現存しているモハ1形式、蒸気機関を客室端部に搭載した蒸気動車キハ6400形式など数多く展示し、幅広いお客様に、興味深くご覧頂けるものと考えています。 また、鉄道車両ではありませんが、昭和初期に主に岡崎〜多治見間を運行し、中部圏に深く関係した、国鉄バス第1号車も展示します。 次に、展示コーナーをご説明します。 展示コーナーについては、子供から大人までが楽しめる各種シミュレータやジオラマ、シアターなどのほか、鉄道やリニアのしくみ、歴史などについて、親子が一緒に体験しながら楽しく理解してもらえるコーナーを設けます。何度ご来館されても楽しんでいただけるような内容に作り上げていく予定です。 N700系実物大運転シミュレータや在来線運転シミュレータだけでなく、博物館としては珍しいですが、ドアの開閉や車内アナウンスなどが体験できる車掌シミュレータを設けます。 小さなお子様に人気のあるジオラマは、鉄道ジオラマとしては日本最大の面積を有し、東海道新幹線沿線等の代表的な情景を精緻に作りこむことで、大人の方にも楽しんでいただけるようなものとします。 また、鉄道のしくみやリニア展示、歴史展示などのコーナーでは、実物や模型などを数多く展示し、動かせるものや体験できるものにより、お子様に楽しんでいただくだけでなく、大人の方にもより詳しく理解していただけるよう工夫を凝らしていきたいと思っております。 なお、東海道新幹線の誕生に大きく貢献した十河信二氏や高速鉄道の技術開発に力をつくした島秀雄氏に関係する展示コーナーも設ける予定です。 今後、博物館名称など詳細が決まれば、またお知らせします。皆様に愛される世界に類例のない博物館の建設を目指しますので、ご期待をいただきたいと思います。 また、起工式については、8月20日(木)に、金城ふ頭の博物館建設予定地で行うことを予定しています。 詳細はこちらをご覧下さい。http://jr-central.co.jp/news/release/nws000348.html ◆この夏の首都圏向け旅行商品の拡充について この夏、名古屋地区から首都圏へ向けた旅行商品を拡充していますので、ご紹介します。 まず、3月のダイヤ改正に合わせて名古屋地区でも開始した「トーキョー☆ブックマーク」の取り組みについてご紹介します。 「トーキョー☆ブックマーク」は、名古屋から東京・新横浜間の新幹線往復チケットと東京・横浜地区のホテルでの宿泊をセットにし、専用WEBサイトや口コミ情報をまとめた「東京本(とうきょうぼん)」で提供している情報を参考に東京・横浜での自由なご旅行を楽しんでいただくことを特徴とする商品です。 お値段も、新幹線とホテルがセットになって、お一人様あたり1万円台からと大変お得な商品です。この商品は、提携旅行会社の窓口のほか専用のWEBサイトからも購入ができます。 7月からは「トーキョー☆ブックマーク」の往路でご利用可能な列車を、これまでの「のぞみ298号」1本から最大13本に大幅に拡大させ、一層便利にしました。あわせて、「トーキョー☆ブックマーク」の専用WEBサイトもリニューアルし、コンテンツをさらに充実させています。 また、7月11日より、名古屋地区で「トーキョー☆ブックマーク」のテレビCMを新たに放映しています。OL3人組が一緒に週末を楽しむために東京へ行くという設定のCMです。この他、フリーペーパーや雑誌ともタイアップして東京・横浜の魅力的な楽しみ方をご提案し、名古屋地区のより多くのお客様にこの商品の存在を知っていただこうとしているところです。 是非この「トーキョー☆ブックマーク」をご利用になり、東京・横浜方面への旅行をお楽しみいただきたいと思います。 もう一つは、9月27日まで横浜エリアで開催している、横浜開港150周年を記念した「開国博Y150」と「東京ディズニーリゾート」の両方を楽しめる商品で、7月から9月までの期間限定で販売するものです。 この商品は、新幹線往復チケットとホテルでの宿泊をセットにするとともに、横浜と舞浜の間に専用シャトルバスを運行し、双方の会場をゆったりと移動できること、滞在先は横浜と舞浜のどちらでもお選びいただけることが特徴です。 例えば、1日目は東京ディズニーリゾートで夜まで遊び、舞浜から専用シャトルバスでホテルアソシア新横浜に宿泊し、翌日は「開国博Y150」を楽しむことのできるプランやその逆パターンも用意されています。 お値段も、東京ディズニーリゾートと「開国博Y150」の入場券をつけてもお一人様あたり2万円台からと、大変お得なパックとなっています。 これらの商品を通じて、ぜひ名古屋地区の方々に、首都圏方面へお出かけいただきたいと思います。 詳細はこちらをご覧ください。http://jr-central.co.jp/news/release/nws000347.html ◆ジェイアール名古屋タカシマヤ「第10回記念 わくわくレールランド2009」開催について ジェイアール名古屋タカシマヤにおける、夏休み恒例のイベントとなった「わくわくレールランド」についてご紹介します。この催しは今年で10回目の記念開催を迎えます。 「わくわくレールランド」は、お子さま達に人気の新幹線に関する様々な仕事を体験していただける「お仕事体験コーナー」などのイベントや、「各種鉄道グッズ」の展示、販売などを行う催しで、今年は、8月13日(木)〜24日(月)までの12日間、ジェイアール名古屋タカシマヤの10階催事場で開催します。 代表的なイベントである「お仕事体験コーナー」では、実物の新幹線の座席を使って車内改札業務の体験ができる「車掌体験」、新幹線の車内販売用ワゴンでコーヒー販売の体験ができる「パーサー体験」、本物の工具を使ってパンタグラフのメンテナンスの体験ができる「メカニック体験」、切符への日付印字や切符切りが体験できる「駅員体験」を、お子さま達にこどもサイズの制服を着用して実際に体験いただけるものです。 「各種鉄道グッズ」の展示、販売では、手頃なプラレールから本格的な鉄道模型までのジオラマを展示・販売するほか、鉄道ファンに人気のグッズや鉄道部品、当社のIC乗車券「トイカ」のキャラクターである可愛いひよこグッズなどを販売します。さらに、今回の催しを記念するトイカのキャラクターデザインカードも1日250枚限定で4日間、合計1,000枚ご用意します。 あわせて、この会場に隣接する特設会場においては、鉄道模型製作歴77年となる原 信太郎氏による鉄道模型コレクションを「シャングリ・ラ鉄道 原 信太郎 鉄道模型の世界展」と題して、国内のみならず世界の鉄道名車両を対象とした模型を展示します。 この原氏製作の鉄道模型は線路幅が大きく、一般に鉄道模型はレールから集電するものが多いなか、架線からパンタグラフで集電し、車両部品の1点1点や内部構造まで精密に再現しており、動き方や揺れ方、走行音に至るまで実物と同じものになるようこだわった逸品として知られています。古き良き時代の国内外の名車両が模型として甦り、大迫力のジオラマで競演します。また、今回は愛知・岐阜エリアで活躍していた昔懐かしい鉄道模型も展示するので、お子さまだけでなく大人の方々も楽しんでいただけると思います。 この夏は、是非ご家族やお友達とお誘いあわせの上、ジェイアール名古屋タカシマヤにお出かけいただき、気軽に鉄道の世界をお楽しみいただきたいと思います。 ◆ジェイアール東海バス プレミアムシート付き新型車両導入について JR東海グループの一員であるJR東海バスの取り組みについてご紹介します。 JR東海バスでは8月1日より東海地区初となる、個室感覚の「プレミアムシート」を備えた最新鋭2階建バスの運行を開始します。 今回導入する新型車両は、1階部分にワンフロア3席のみの「プレミアムシート」を配し、大型シートに加え、シート間隔も従来のものより大幅に拡大し、カーテンで仕切れば個室感覚の豪華な安らぎの空間となります。 2階は3列独立のデラックスシートで、こちらも新素材のシートで背もたれ全体を柔らかくし、背もたれ部分と足のせレッグレストもより一層体にフィットするよう改良して、従来の座席に比べ、乗り心地を向上させたものとなっていいます。 プレミアムシート付き新型車両で運行する便は、名古屋駅と東京駅とを東名高速道路経由で結んでいる昼行便「スーパーライナー号」と夜行便「ドリーム号」の上下計4便です。 また、8月1日土曜日の営業運行初日には、JR名古屋駅ハイウェイバスのりばにおいて、11時40分から「スーパーライナー18号」の発車式を、また23時10分より「ドリームなごや4号」の発車式をそれぞれ実施します。 今後ともますます進化するJR東海バスのハイウェイバスにご期待いただきたいと思います。 ◆紀勢本線全通50周年キャンペーンの状況について 大変ご好評をいただいている「紀勢本線全通50周年キャンペーン」の途中経過をお話したいと思います。 このキャンペーンは、4月から9月末までの間で様々なイベントを計画し、現在実施中ですが、メインイベントの「快速 紀勢本線全通50周年号」が7月15日に無事に運転されました。この列車は、50年前と同日・同曜日・同時刻(7月15日(水)7時11分)に亀山駅を出発して、白浜まで運転しました。 当初は4両編成で運転する計画でしたが、即日完売につき2両増結し6両編成での運転としましたが、こちらも即日完売と予想以上にご好評をいただきました。 また、JR西日本とも連携して7月15日から、数量限定で「記念きっぷ」を売り出したが、既に完売しており、余りに好評なので、現在新たな記念きっぷの企画も検討しています。 キャンペーンは折り返し地点を過ぎましたが、今後の状況としては、8月29日から30日にかけて、JR西日本所有の車両「サロンカーなにわ」と当社所有の車両「キハ85」をリレー運行し、紀伊半島の夕日と星空そして朝日を堪能してもらうツアー「団体専用列車で行く・紀伊半島一周の旅」も160名の定員が既に埋まり、後半も順調なすべり出しです。 また、9月末まで実施している「ウルトラ駅名しりとりラリー」も、夏休みに入って参加しやすくなりますので、これから参加者数の増加を期待しています。また、このラリーに参加しやすいよう「紀勢本線全通50周年乗り放題きっぷ」も発売していますのでご利用いただきたいと思います。 なお、9月19日から22日には新宮駅、亀山駅において鉄道イベントを計画していますが、こちらは内容が決まり次第お知らせします。 このように、「紀勢本線全通50周年キャンペーン」は、地元の皆さまの協力もいただきながら大いに盛り上がっています。紀勢線は「海の青」と「空の青」の違いをお楽しみいただける車窓の美しい路線でもあり、夏休みのお出かけには最適です。 是非この機会に紀勢線をご利用いただきたいと思います。 |
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