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No.2255 (Re:2252) 【東武】東武博物館リニューアル工事がついに完成 7月17日(金)に記念式典を開催しました!(4/8)
ほりうち(mmvr6592) 2009-07-19 14:49:35

<参考2>

 東武博物館リニューアルの概要について



1 リニューアルコンセプト

(1)より、実際に「見て・触れて・体験できる」博物館を目指して


 従来から人気が高いシミュレーションでは、フルハイビジョン映像により東武沿線の風景が流れ、リアリティーと迫力のある運転体験がお楽しみいただけます。

 また、大パノラマ(ジオラマ)では、模型電車を運転することができる運転台を、1か所増やして3か所とするなど、体験する機会を増やしました。


(2)東武鉄道の“いま”と“むかし”を、より体感できる

 東武鉄道最初の蒸気機関車、電車、電気機関車が一同に揃い、さらに東武鉄道が戦後初めて新造した特急電車も展示して東武鉄道の“むかし”を、そして、最新型通勤車両のシミュレーションや、新しい時代の東武沿線の風景に模様替えする大パノラマ(ジオラマ)で、東武鉄道の“いま”を、より体感することができます。



2 主なリニューアルの概要

(1)特急電車5700系モハ5701号(新展示車両)


 5700系は、東武鉄道が戦後初の特急ロマンスカーとして1951年から1953年にかけて12両新造し、1951年9月に浅草〜東武日光・鬼怒川温泉間の特急電車としてデビューしました。モハ5701号は、そのうちの1両です。

 5700系は、2両固定編成で当初は車体や機器の構造からA〜C編成の3つのグループに分類され、A編成のグループに属していたモハ5701号は、車体の前面部が流線形で、あたかも猫のひげのようにみえるヘッドマークが付いていることから「ネコひげ」の愛称で呼ばれていました(後に貫通ドア付きの前面に改造)。最高速度は95km/hで、56人乗りのシートは、すべてひじ掛け付きの前後転換式のほか、私鉄では初めて蛍光灯が使用されました。日光線特急で活躍した後は伊勢崎線急行に転用され、後年は団体用となり1991年7月に引退しました。

 なお、車体の前面部を登場時の流線形の「ネコひげ」に復元して展示します。


(2)電気機関車ED101形101号(新展示車両)

 東武鉄道最初の電気機関車である101号を、登場時の姿に復元して展示いたします。
 この101号を展示車両に加えることにより、東武鉄道の歴史を語る最初の蒸気機関車・電車・電気機関車が一同に揃います。

 101号は、1928年にイギリスのイングリッシュ・エレクトリック社で製造された50t箱形デッキ付電気機関車で、東武鉄道最初の電気機関車として登場しました。

 当初は101号として登場しましたが、1955年にED4001号に改番され、1972年まで貨物輸送に活躍しました。

 1973年から近江鉄道に活躍の場を移し、増加する同鉄道の貨物輸送に対応しました。1986年に現役をしりぞき、その後は昭和初期に登場した貴重な電気機関車として近江鉄道彦根駅構内で保存されていました。


(3)電車のシミュレーション(3台)

 従来から人気が高かったシミュレーションは、運転台から見る現在の東武沿線の風景がフルハイビジョン映像により流れ、リアリティーと迫力のある運転体験がお楽しみいただけます。

 また、うち1台は東武鉄道の最新型通勤車両である50050型電車(ワンハンドルタイプ)の運転台を導入します。


(4)大パノラマ(ジオラマ)

 線路レイアウトを全面的に変更し、線路を観覧席寄りにも配置することにより、模型電車をより間近に見ることができます。

 また、2012年春に開業予定の「東京スカイツリーR」の模型も配置する予定で、新しい時代の東武沿線の風景に模様替えします。

 さらに、従来から設置している、模型電車を運転することができる運転台(有料)では、30000系電車のワンハンドルタイプの運転台を導入し、1か所増やして3か所とすることにより、模型電車を運転する楽しみが増えます。
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 登場時の姿に復元された電気機関車101号
画像サイズ: 246×376(原寸表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 新しく導入された50050型電車(ワンハンドルタイプ)シミュレーション
画像サイズ: 400×275(80%表示)