NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.1987 (Re:1983) 【JR東海】平成21年3月期 決算短信(5/12)
ほりうち(ccbu8181) 2009-04-29 15:20:14

3)不動産業

 不動産業においては、駅立地を一層有効に活用し、お客様の拡大につなげるため、昨年暮に開業した商業施設、オフィス、ホテルからなる「新横浜中央ビル」の円滑な運営に努めるとともに、JRセントラルタワーズ「タワーズプラザ」や主要駅における商業施設のリニューアルを進めました。さらに、昨年12月には名古屋駅新ビル計画の基本構想について発表し、その実現に向けた取組みを進めました。あわせて、保有資産の有効活用の観点から行っている社宅跡地開発については、本年3月に「NAGOYA CENTRALGARDEN(ナゴヤ セントラルガーデン)」におけるII期分譲マンションの引き渡しを実施するとともに、「セントラルガーデン・レジデンス静岡」及び商業施設の建設を進めました。

 上記の諸施策に取り組んだ結果、当期における営業収益は前期比6.7%増の704億円、営業利益は前期比20.04%増の139億円となりました。


4)その他の事業

 ホテル業においては、名古屋マリオットアソシアホテル等について、引き続き多くのお客様にご利用いただけるようサービスの向上に努めました。また、「新横浜中央ビル」内に開業した「ホテルアソシア新横浜」の円滑な運営に努めました。

 旅行業においては、JR東海「50+(フィフテイ・プラス)」会員に対する魅力ある商品や座席に余裕のある列車のご利用を促進するための商品を積極的に販売しました。

 鉄道車両等製造業においては、鉄道車両や建設機械等の更新需要への対応に努めました。

 上記の諸施策に取り組んだ結果、当期における営業収益は日本車輌の連結子会社化等に伴い前期比23.0%増の2,161億円、営業利益は、発生した「のれん」を一括債却するなど費用が増加したことから前期比25.9%減の28億円となりました。


 次期については、引き続き厳しい経済情勢が想定され、各事業とも非常に厳しい環境に置かれるものと予想されます。こうした中、当社グループは引き続き事業の中核である鉄道事業における安全・安定輸送の確保を最優先に、N700系の集中的投入、「のぞみ」9本ダイヤを活用しご利用の集中する時期・時間帯にお客様に快適にご利用いただくための弾力的な列車設定など、グループ全般にわたり、より質の高いサービスの提供に取り組むとともに、業務執行の効率化・低コスト化等に努め、収益力の強化を図ることにより、営業収益は当期比4.2%減の1兆5,040億円、営業利益は当期比32.5%減の2,580億円、経常利益は当期比41.3%減の1,280億円、当期純利益は当期比42.9%減の720億円を見込んでいます。