NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.2888 【阪神他】「WILLCOM CORE XGP」の阪神本線での利用実験を実施(1/2)
ほりうち(ccbu8181) 2010-02-15 23:44:44

2010年2月12日

株式会社ウィルコム
阪神電気鉄道株式会社
アイテック阪急阪神株式会社
阪神ケーブルエンジニアリング株式会社



 「WILLCOM CORE XGP」の阪神本線での利用実験を実施

 〜沿線全域で高画質カメラ映像が送信できる高速モバイルデータ通信を経済的に実現〜



 株式会社ウィルコム(略称:ウィルコム、本社:東京都港区、代表取締役社長:久保田 幸雄)、阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪府大阪市福島区、代表取締役社長:坂井 信也)、アイテック阪急阪神株式会社(本社:大阪府大阪市福島区、代表取締役社長:浜田 真希男)、阪神ケーブルエンジニアリング株式会社(本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長:本城 正朗)の4 社は、2009年10月から12月の期間、ウィルコムが提供している高速モバイルデータ通信「WILLCOM CORE XGP(以下、XGP)」を活用した共同実験を実施しましたのでお知らせいたします。



1.実証実験の背景および目的

 駅や鉄道をご利用のお客様へ快適な通信環境の提供を目指し、地下を含む鉄道沿線での利用を重視した通信エリアの設計と、サービス活用に向けた技術検証を4 社共同で実施したものです。



2.実証実験概要 (別紙:システム構成)

 阪神本線(大阪府大阪市〜兵庫県神戸市)の地下を含む一部区間(梅田〜福島〜野田)において、XGP を活用したネットワークを構築し、その上で実験対象区間全域を移動しながら高速のデータ通信が途切れずに実行可能か、大容量データの送受信を中心に検証いたしました。

 検証は以下の2種類に分けて実施いたしました。


1) ネットワークカメラライブ映像のリアルタイム伝送と録画

 移動局と固定局2拠点に分かれ、移動局側は高画質ネットワークカメラ、固定局側は専用のネットワークディスクレコーダーを使用いたしました。XGP を用いて高画質ネットワークカメラからのライブ映像(約4Mbps)をリアルタイムに送信しながら区間内を移動しました。そして、遠隔地に設置したネットワークディスクレコーダーにインターネット経由で録画し、その録画映像が滑らかで途切れないものであることを確認しました。


2) 運行中の車内でのノートパソコンを使用した大容量データの送受信

 走行と停止を繰り返す商用運転中の阪神本線の車両内において、XGP のデータ通信カード「GX001N」をノートパソコンに取り付け、大容量データの送受信を走行中と停止中両方において実施し、途切れることなくデータの送受信ができることを確認しました。