NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.3151 (Re:3150) 【東武】2010年度の鉄道事業計画(2/3)
ほりうち(ccbu8181) 2010-04-29 19:57:33

2 輸送体系の整備・構築

(新運転保安システムの構築)

 現行のATS(自動列車停止装置)に代え、より高性能なATC(自動列車制御装置:前方に走行中の列車の位置から列車速度を制御する装置)を導入することとし、東上線池袋〜小川町間で引き続き工事を進めます。
 東武型ATCは、車上・地上間情報伝送装置から得た線路情報(列車間距離・勾配等)によりスムーズな速度制御を実現させるほか、踏切支障時の防護機能や停車駅の誤通過防止などへの拡張性も持たせたものです。



3 既存設備・施設の更新改良

(線路・電気等施設の更新改良)

 線路の重軌条化・弾性ポイント化・ロングレール化等の軌道強化工事、橋梁改修等の土木関係工事および駅舎の改修等の建築関係工事や、信号保安、通信、電路および変電関係設備の更新改良工事を推進し、鉄道事業運営に必要な基盤をさらに整備・強化します。


(車両のリニューアル等)

 10000系通勤用車両をリニューアルし、車内の快適性と保安度を向上させるとともに、車いすスペースや車内案内表示器等を設置し、バリアフリー化を図ります。
 また、オゾン層の保護を目的とした環境対策の推進として、引き続き、車両冷房機の冷媒を代替フロンへ転換します。


(通勤用車両の代替新造)

 「人と環境にやさしい、省エネタイプの次世代型車両」をコンセプトとして、バリアフリー・省エネルギー・省メンテナンス化により環境負荷の低減を図った50000系車両を7編成70両新造します。



4 高架化の推進

(高架化工事)

・伊勢崎駅付近高架化工事

 伊勢崎線剛志〜伊勢崎間において、群馬県の都市計画事業として連続立体交差化工事を施工中です。この工事が完成すると新伊勢崎駅と伊勢崎駅の2駅が高架駅となり、バリアフリーに対応した施設です。また、13箇所の踏切をなくすことで付近の交通渋滞の緩和が図れるとともに、市街地の一体化による総合的な街づくりに役立てます。


・清水公園〜梅郷間高架化工事

 野田線清水公園〜梅郷間において、千葉県の都市計画事業として連続立体交差化工事を施工中です。この工事が完成すると愛宕駅と野田市駅の2駅が高架駅となり、バリアフリーに対応した施設となります。また、11箇所の踏切をなくすことで付近の交通渋滞の緩和が図れるとともに、市街地の一体化による総合的な街づくりに役立てます。