ほりうち(ccbu8181) 2010-05-19 09:30:13 |
a.地表に露出する区間が最も短くなることは、それ自体、自然環境や生活環境の保全の面で優位であるが、同時に、工期に影響を与える可能性のある用地取得が少なくなることで工期の確実さが増すことになる。 b.超電導リニアは、もともと航空機に比べて1座席あたりのCO2排出量が少ないが、その中でも最短ルートであるため、CO2排出量は当然のこととして最も少なくなる一方で、到達時分が最も短いことから輸送需要量が最も大きくなり、建設費及び維持運営費並びに設備更新費は最も安いので、費用対便益は最大となる。 c.高速道路が南北を縦断する長野県においては、県南部が超電導リニアにより東京、名古屋、大阪と最短で結ばれることとなれば、そこを結節点として高速道路と連携することにより県北部及び中部に観光客を誘致するという、これまでなかった形での観光開発の可能性を拓くこととなる。 2)東海道新幹線の活用可能性の拡大 中央新幹線の実現は、次の点で「ひかり」「こだま」停車駅の利用者や沿線地域にとってのメリットも大きい。 1) 「ひかり」「こだま」の拡大及び停車増による利便性、速達性の向上 ・超電導リニアによる中央新幹線開業後は、東京〜名古屋〜大阪の直行輸送が相当程度中央新幹線に移り、現在の東海道新幹線の輸送力に余裕ができることを活用して、「ひかり」「こだま」の運転本数と停車回数を増やすなど、現在とは異なる新しい可能性を追求する余地が拡大する。すなわち、現在の「ひかり」「こだま」停車駅において、フリークエンシーが向上するとともに、東京、名古屋、大阪への到達時間を短縮する可能性が高まる。 a.「ひかり」「こだま」拡大のイメージ ※添付画像参照 - 4 - |
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