ほりうち(ccbu8181) 2010-08-26 20:29:03 |
JR東海 ニュースリリース
┃2010.08.24 ┃車内配電盤からの発煙の原因及び対策について 平成22年8月9日10時40分頃、東海道新幹線岐阜羽島〜米原駅間において、のぞみ155号(700系、16両)14号車の配電盤から発煙がありました。 これまで、原因などについて浜松工場およびメーカーにて詳細調査を行ってまいりましたが、原因が判明致しましたのでお知らせします。なお、必要な対策について、順次進めてまいります。 1.発煙の原因 1)原因の特定 配電盤内の配線で過電流が生じた際に、空調装置のうちの空調圧縮機※1ブレーカー※2(別紙1参照)の故障により、過電流を遮断できなかったため。 2)発煙のプロセス、故障の内容(推定)(別紙2参照) ・換気装置の故障により換気装置ブレーカーがオフとなった際に発生したガスにより、空調圧縮機ブレーカー負荷側の端子間で放電が発生し、過電流が流れた。 ・この際、空調圧縮機ブレーカーの「芯棒固定用はんだ」が振動疲労破壊により切れていたため、ブレーカーは過電流の遮断ができなかった。(別紙3参照) ・このため、過電流が流れ続け発熱し、ブレーカー内部が絶縁破壊され内部短絡し、さらに大きな電流が流れ発煙に至った。 ※1 空調圧縮機:空調関係機器のうち、冷暖房のため冷媒を圧縮するもの。コンプレッサー。 ※2 ブレーカー:過電流が流れたときにオフとなり、電流を遮断し、機器を保護するもの 2.対策 1)同形式の空調圧縮機ブレーカー約9200個を「はんだ強化型」のブレーカーに取替えます。 2)空調圧縮機ブレーカー負荷側端子部及び換気装置ブレーカー電源側端子部の絶縁強化を行います。 3.その他 ・8月9日以降、当社車両の全ての配電盤について一斉点検を行い、目視により外観上異常がないことを確認しております。 ※詳細は別紙をご覧下さい。 ※※入力者注:別紙についてはデータライブラリに収録しました。下記からご覧ください。 別紙1〜4 |
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