NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.8806 【若桜鉄道】4/11(土) SL走行社会実験
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2015-02-06 09:04:25
                                   報道資料
                               平成27年2月4日
                               若桜鉄道株式会社

          4月11日若桜鉄道 SL走行社会実験

若桜鉄道は 2015年4月11日に SLの集客効果ならびに経済効果を検証する「SL走行社会実験」を実施します。蒸気機関車 (C12)+客車(12系)+ディーゼル機関車(DD16)の編成を若桜−八東間に1往復走行させます。C12は石炭を焚かず、DD16による時速10km程度の牽引・推進となります。営業運転ではないため車両に乗車はできず、座席に八頭町・若桜町住民が作った「かかし」が置かれ、出発式の際にのみ「鳥取県発地方創生号」ヘッドマークが付きます。若桜線にSLが走行するのは45年ぶり。85年前に開業した当初の佇まいを残す若桜駅、丹比駅、八東駅の木造駅舎と SL C12の組み合わせは格別の情景となることでしょう。今後、SLの定期運転が実現すれば山陰観光の目玉となることが期待されますが、今回の社会実験を元にした議論が期待されます。

●「撮り鉄」のマナー対策に妙手!?
SL走行には多数の見学・撮影者が見込まれます。近年、無秩序に早い者勝ちで鉄道撮影の場所取りをする「撮り鉄」のマナーが社会問題となっていますが、今回の社会実験では安全快適な撮影場所を提供すると共に SL走行の経済効果を高める事を狙い、予約制の駐車場・撮影場・宿泊プラン・地場食材を使ったお弁当などを提供し、当日夕方には鉄道ファン向けのトークイベントも開催され宿泊と翌日の因州若桜さくら祭りの来場に繋げます。このように SL走行の見学・撮影者を対象としたビジネスモデルの社会実験は国内初となります。若桜鉄道社長の山田和昭は「多数の方に来ていただき、地域で食事・宿泊いただく事が若桜鉄道への応援となります。今後の走行は未定ですので、ぜひこの機会に C12の勇姿をご覧ください」と言います。
詳細は鳥取因幡観光ネットワーク webサイト http://www.tottori-inaba.jp/sl/ にて2月4日正午より公開いたします。

問い合わせ先オフィシャル webページ 
http://www.tottori-inaba.jp/sl/

若桜鉄道SL走行社会実験に関する質問、観光情報
●八頭町観光協会(きらめきプラザ八頭)
住所:鳥取県八頭郡八頭町郡家 75-1
電話:0858-72-6007 営業時間:9:00〜18:00 休業日:毎週火曜日

●若桜町観光協会
住所:鳥取県八頭郡若桜町若桜 341-1
電話:0858-82-2237 営業時間:8:30〜17:15 休業日:なし

鳥取市内の宿泊・観光のお問い合せ
●鳥取市観光コンベンション協会観光案内所(鳥取駅構内)
住所:鳥取市東品治町 117
電話: 0857-22-3318 営業時間:8:30〜19:00 休業日:なし

※業務に支障が出るため若桜鉄道では本件に関するお問い合わせを受け付けられませんのでご了承ください。


運転内容

●実施日 4月11日(土)

●定期列車の扱い
郡家駅 10:07発若桜行きの列車、若桜発 11:25の列車は止め、郡家−若桜間でバスによる代行輸送。

●車両編成
 DD16+スロフ12+オロ12+スロフ12+ C12
←八東駅                  若桜駅→

若桜駅にある C12型蒸気機関車、DD16型ディーゼル機関車、12系客車を若桜駅から八東駅まで1往復走行させます。(お客様は乗車できません)

●走行スケジュール

【行き DD16が先頭、C12が最後尾】
 9:00-9:30 若桜駅で出発式典
 若桜駅 9:30発 → 丹比駅 10:00着 10:05発 → 徳丸駅 10:15着 10:20発 → 第二八東川橋梁上で5分停車(撮影用) →八東駅 10:35着

【帰り C12が先頭、DD16が最後尾】
 10:25-10:55 八東駅で出発式典
 八東駅 10:55発 → 第二八東川橋梁上で5分停車(撮影用) → 徳丸駅 11:10着 11:15発→丹比駅 11:25着 11:30発 → 若桜駅 12:00着

●出発式典など
若桜駅および八東駅で出発式典を開催しテープカットを行います。式典中に「鳥取県発地方創生号」ヘッドマークを装着します。また、お客様のかわりに八頭・若桜の「かかし」を客車に乗せ愛称名板を客車に装着します。

実行主体
本社会実験を鳥取県、鳥取市、八頭町、若桜町の行政関係者ならびに観光団体、旅館・供食業者、商工会、駅を守る会などの関係団体による「若桜鉄道SL走行社会実験沿線サポート委員会」を立ち上げ、若桜鉄道と共に企画調整ならびに実施を担います。(別紙ご参照)

駐車場と撮影場所
国道や県道の渋滞防止や経済効果を高めるため、沿線に予約制の撮影スポットや駐車場を設ける事を検討します。駐車場は八東駅近辺、徳丸駅近辺、丹比駅近辺、若桜駅近辺を予定しています。

宿泊・食事の提供
若桜町、八頭町の宿泊施設が SL走行撮影者・見学者向けの宿泊プランを提供します。また、お弁当の予約販売も行います。

鉄道ファン向けイベント
4月11日午後4時−6時に丹比駅近くの「八東体育文化センター」にて、鉄道会社公募社長全5名(由利高原鉄道春田社長、山形鉄道野村社長、ひたちなか海浜鉄道吉田社長、いすみ鉄道鳥塚社長、若桜鉄道山田社長)が登壇する鉄道ファン向けのトークイベントを開催いたします。スペシャルゲストの登壇も鋭意交渉中です。

見学される方へのお願い
社会実験を成功させるためにも、係員の指示に従い、線路をはじめ立ち入り禁止場所・私有地・田畑への立ち入りは固くお断りいたします。また、交通法規を厳守いただき指定場所以外での駐車もご遠慮ください。

スケジュール
2月 4日 プレス発表会、web公開、宿泊・弁当予約、駐車券受付開始
4月11日 SL運行、鉄道ファン向けイベント(八東体育文化センター)
4月12日 わかさ桜まつり(SL構内運転)

                                     以上

若桜鉄道とは
1987年設立、国鉄若桜線を引き継いだ鳥取県の第三セクター鉄道。JR西日本因美線郡家駅から若桜駅まで7駅19.2kmを結ぶ社員17名、車両数4両の小さな鉄道で、1日10往復の列車のうち7往復が鳥取駅まで乗り入れています。古民家も多く残る沿線の田園風景は童謡「ふるさと」の光景そのものです。1930年の開通当初から残る木造駅舎など23の鉄道施設が全線一括で国の有形文化財に指定されました。若桜駅には転車台、給水塔、転轍手小屋など旧国鉄ローカル線の終着駅にあった施設が一通り揃い、構内運転を行う C12や DD16、12系客車とともに鉄道ファンにはたまらない情景が広がります。

 本社 鳥取県八頭郡若桜町若桜345.2 web  http://www.infosakyu.ne.jp/wakatetu/

※業務に支障が出るため若桜鉄道では SL走行社会実験に関するお問い合わせを受け付けられませんのでご了承ください。若桜町観光協会、八頭町観光協会にお願いいたします。


走行車両の概要 

●C12 167の由来
2007年8月に 兵庫県多河町より若桜駅に搬入された。公園に30数年ほど保存されていた機関車を通常ならば工場で分解修繕をするところを若桜鉄道社員が構内で3ヶ月弱で修繕。若桜駅構内で圧縮空気を動力源として、運転体験やトロッコ体験が行われている。 

●DD16 7 の由来
将来の SL観光列車の回送用として 2012年12月に鉄道総合研究所より若桜駅に搬入された。イベント時や運転体験開催時に駅構内を走行する。 

●12系(客車)の由来
スロフ12 3 新潟鐵工所
オロ12 9  新潟鐵工所
スロフ12 6 富士重工所
スロフ12 6、オロ12 9(当時は普通車)は筑波万博の PR列車「サイエンストレインエキスポ号」に改造され全国を巡回した。1988年「ムーンライト高知・松山」用客車として改造され 2010年まで使用された。将来の SL観光列車用として 2011年に四国旅客鉄道より若桜駅に搬入。
撮影日:
撮影場所:
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