ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2014-02-26 22:13:55 |
[出典:国土交通省ホームページ]
国土交通省 「軌間可変技術評価委員会」の開催結果について 平成26年2月26日 軌間可変電車(フリーゲージトレイン)の技術開発については、平成23年10月27日に開催された軌間可変技術評価委員会において、平成22年9月の技術開発に対する評価と合わせて、軌間変換性能、新幹線及び在来線区間における走行性能について、「実用化に向けた基本的な走行性能に関する技術は確立していると判断される」と評価され、今後は、残る課題である「耐久性の評価に基づく保全性・経済性の分析・検証」のため、現行の試験車両による走行試験でのデータ収集、より一層の軽量化等を図った試験車両等による新幹線、軌間変換、在来線での走行試験を実施する必要があるとされました。 これを受けて、平成23年12月から現行の試験車両によるJR予讃線での耐久走行試験及び台車の軌間変換耐久試験等が実施され、その結果等がとりまとめられ、本日、同委員会で審議が行われました。(別添資料) 軌間可変技術評価委員会委員(敬称略、委員50音順) 委員長 西 岡 隆 筑波大学名誉教授 委 員 石 田 東 生 筑波大学大学院教授 〃 河 村 篤 男 横浜国立大学大学院教授 〃 古 関 隆 章 東京大学大学院教授 〃 須 田 義 大 東京大学教授 〃 谷 藤 克 也 新潟大学名誉教授 〃 永 瀬 和 彦 金沢工業大学客員教授 〃 水 間 毅 交通安全環境研究所理事 〃 宮 本 昌 幸 明星大学名誉教授 (参考) 開催日時 : 平成26年2月26日(水)14:00〜15:35 場 所 : 中央合同庁舎3号館 11階 特別会議室 添付資料 |別添資料| 軌間可変電車(フリーゲージトレイン)の技術開発に関する技術評価 1.技術開発に対する評価 前回の委員会(H23年10月)以降、次の試験を実施した。 (1) 在来線(狭軌)での約7万km耐久走行試験(JR四国予讃線) (2) 約1万回の軌間変換耐久試験 (3) 台車の高速走行性能試験(試験台) いずれの試験においても、車両の安全な走行に影響を及ぼす軌間可変機構の不具合や著しい部品摩耗等は認めらないことから、軌間可変台車の基本的な耐久性能の確保に目処がついたと考えられる。 また、これらの試験結果等から、一定の条件のもとに点検や部品交換等の周期をとりまとめた保守指針案は、次期試験車両の走行試験に活用し、深度化を図ることとされた。 2.今後の対応 今後は実用化に向けて、次期試験車両を使用した新幹線、軌間変換、在来線を繰り返し走行する耐久走行試験(60万kmを走り込む3モード耐久走行試験)を実施し、今回とりまとめた保守指針案の検証を含む保全性の分析・検証を深度化するとともに、経済性の分析・検証を進める。 軌間可変電車(フリーゲージトレイン)の技術開発に関する技術評価 試験内容と結果 ●予讃線耐久走行試験 ・約7万kmを走行し、車両の安全な走行に影響を及ぼす不具合は無く台車部品摩耗も微小 ●軌間変換耐久試験 ・台車単体の状態で、約1万回の軌間変換試験を実施し、安全に変換できることを確認 ●高速走行性能試験(試験台) ・部品の摩耗等を模擬した状態で270km/hの安全・安定走行を確認 ↓ 評価のとりまとめ ・いずれの試験においても、車両の安全な走行に影響を及ぼす軌間可変機構の不具合や著しい部品摩耗等は認められないことから、軌間可変台車の基本的な耐久性能の確保に目処がついたと考えられる ・これらの試験結果等から、一定の条件のもとに点検や部品交換等の周期をとりまとめた保守指針案は、次期試験車両の走行試験に活用し、深度化を図ることとされた ↓ 今後の対応 ・今後は実用化に向けて、次期試験車両を使用した新幹線、軌間変換、在来線を繰り返し走行する耐久走行試験(60万kmを走り込む3モード耐久走行試験)を実施し、今回とりまとめた保守指針案の検証を含む保全性の分析・検証を深度化するとともに、経済性の分析・検証を進める |
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