ほりうち(ccbu8181) 2015-06-02 21:44:38 |
平成27年6月2日
東海旅客鉄道株式会社 高山本線 下麻生駅〜上麻生駅間におけるレール歪みについて 平成27年5月30日に発見された、高山本線 下麻生駅〜上麻生駅間におけるレールの歪みの原因が判明しましたので、お知らせいたします。 1.概要 平成27年5月30日(土)15時30分頃、高山本線 下麻生駅〜上麻生駅間で、線路設備の点検を行っていた施設係員が、曲線部分のレールが通常より外側に歪んでいることを認めたため、復旧作業及び安全確認を行った後、18時15分に運転を再開しました。 2.列車影響 【運休】 全区間運休列車:上下計4本(下り2本、上り2本) 部分運休列車 :上下計5本(下り3本、上り2本) 【遅れ】 上下計5本(下り2本、上り3本) 184分〜72分 【影響人員】約1,000名 3.原因 当日は気温の上昇によりレールの温度が上昇し、レールが膨張しました。調査したところ、当該箇所ではレールの歪みを抑えるためのバラスト量が徐々に少なくなり、枕木が外側に膨らむことを抑える抵抗力が小さくなっていることが分かりました。この影響で、曲線の外側方向に15mにわたってレールが最大で63ミリ歪みましたが、脱線に至るものではありませんでした。 ※バラスト…線路に敷き詰めている砕石 4.対策 今回と同様の急曲線区間 約500kmを対象に、6月5日までに道床の状態を緊急点検します。 ※道床…路盤と枕木の間の層で、砕石等を敷き、列車荷重を路盤に広く分散させ、軌道に弾性を与える役割を持つ。 |
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