NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.8354 【JR東海】中央新幹線品川・名古屋間の工事実施計画(その1)の認可申請について
ほりうち(ccbu8181) 2014-08-26 23:24:58
JR東海 ニュースリリース

2014.08.26
中央新幹線品川・名古屋間の工事実施計画(その1)の認可申請について


 当社は、全国新幹線鉄道整備法第9条に基づき、中央新幹線品川・名古屋間の工事実施計画について、本日、国土交通大臣に認可申請することを決定しましたので、お知らせ致します。


◎全幹法第9条第1項及び第2項並びに全幹法施行規則第2条第1項及び第2項に定められた事項に基づき申請致します。
・概要は別紙「中央新幹線品川・名古屋間の工事実施計画(その1)の概要」をご参照ください。
・今回は、工事実施計画(その1)として、随道、橋梁、停車場等の土木構造物を中心に申請し、電灯・電力線路や車両等の開業設備については、工事内容が確定した段階で、工事実施計画(その2)として認可申請する予定です。


◎品川・名古屋間の工事費は、工事実施計画(その1)として4兆158億円の計画です。これに、工事実施計画(その2)として認可申請予定である開業設備の現時点の見込み額を合算した総工事費は、5兆5,235億円となります。
・品川・名古屋間の総工事費は、平成21年12月の全幹法第5条に基づく調査報告での5兆4,300億円に対し、それ以降、工事内容の精査を行い、誘導集電の採用等の高性能設備の導入や労務単価の上昇等による増額を見込む一方、コストダウンの取り組みの成果等を見込んだ結果として、935億円増加しました。
・この間、経営実績は堅調に推移しており、引き続き、経営努力を積み重ねて、健全経営を堅持して計画を完遂していく考えです。



別紙

    中央新幹線品川・名古屋間の工事実施計画(その1)の概要

1.区間 品川・名古屋間

2.駅の位置 品川駅       (併設:東京都港区港南)
       神奈川県(仮称)駅 (新設:神奈川県相模原市緑区橋本)
       山梨県(仮称)駅  (新設:山梨県甲府市大津町字入田)
       長野県(仮称)駅  (新設:長野県飯田市上郷飯沼)
       岐阜県(仮称)駅  (新設:岐阜県中津川市千旦林字坂本)
       名古屋駅      (併設:愛知県名古屋市中村区名駅)

3.車両基地の位置 関東車両基地(仮称)(新設:神奈川県相模原市緑区鳥屋)
          中部総合車両基地(仮称)(新設:岐阜県中津川市千旦林)

4.線路延長 285.6km

       (構造物種別)
       トンネル:246.6km(約86%)
       高架橋 : 23.6km(約 8%)
       橋りょう: 11.3km(約 4%)
       路盤  :  4.1km(約 2%)

5.線路の概要 最小曲線半径  8,000m
        最急勾配    40‰
        軌道中心間隔  5.8m以上

6.工事費 4兆 158億円
 (現時点での総工事費は5兆5,235億円(車両費を含む。山梨リニア実験線既設分は除く。))

7.完成予定時期 平成39年


中央新幹線線品川・名古屋間(延長285km605m)工事費予算書
┌──────────┬─────────────┬──┐
|    項目    |      金額      |備考|
├──────────┼─────────────┼──┤
|          |           千円|  |
|用地費       |  342,040,000|  |
|路盤費       |  110,090,000|  |
|橋梁費       |  292,200,000|  |
|隧道費       |1,621,960,000|  |
|軌道費       |  724,360,000|  |
|停車場費      |  520,600,000|  |
|車庫・検査修繕施設費|     ─────── |  |
|諸建物費      |     ─────── |  |
|電灯・電力線路費  |     ─────── |  |
|通信線路費     |     ─────── |  |
|運転保安設備費   |     ─────── |  |
|防護設備費     |    3,780,000|  |
|連絡設備費     |     ─────── |  |
|電車線路費     |     ─────── |  |
|発電所・変電所費  |  185,590,000|  |
├──────────┼─────────────┼──┤
|小計        |3,800,620,000|  |
├──────────┼─────────────┼──┤
|工事用建物費    |      970,000|  |
|工事用機械費    |   13,630,000|  |
|工事附帯費     |  200,600,000|  |
├──────────┼─────────────┼──┤
|小計        |  215,200,000|  |
├──────────┼─────────────┼──┤
|計         |4,015,820,000|  |
├──────────┼─────────────┼──┤
|車両費       |     ─────── |  |
├──────────┼─────────────┼──┤
|合計        |4,015,820,000|  |
├──────────┼─────────────┼──┤
|1km 当たりの工事費|   14,060,000|  |
| (車両費を除く。)|             |  |
└──────────┴─────────────┴──┘
※消費税は含まない。
※現時点での総工事費:5,523,550,000千円(車両費を含む。山梨リニア実験線既設分は除く。)


 中央新幹線品川・名古屋間工事実施計画(その1)の詳細については、こちらをご覧下さい。