NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.4571 【東武】2011年度の鉄道事業計画 設備投資計画は総額220億円(1/3)
ほりうち(ccbu8181) 2011-06-04 09:40:56

TOBU NEWS 
2011年5月31日

2011年度の鉄道事業計画

 設備投資計画は総額220億円
  〜安全対策工事を引き続き推進します〜



東武鉄道株式会社

 東武鉄道(本社:東京都墨田区)では、2011年度に鉄道事業において総額220億円の設備投資を行い、安全対策、輸送体系の整備・構築、設備・施設の更新、増強改良、高架化工事およびサービス向上施策の推進を継続し、お客さまに安心して、より便利に、そして快適にご利用いただけるように努めます。

1 安全対策
(踏切の安全対策)

 当社では、2007年度までに、全ての踏切に対する踏切支障報知装置の設置を完了し、その後、2009年度には自動式踏切支障報知装置の設置踏切に対する押ボタンの併設を完了しました。2011年度は、踏切のさらなる安全性向上を目指して、踏切に異常がある場合に踏切に設置された「押ボタン」を操作すると、自動列車停止装置(踏切防護用 ATS)と連動する工事を推進します。
 なお、自動式踏切支障報知装置の設置踏切については、既にATSとの連動を図っております。

(駅構内の安全対策)
 より安全に駅をご利用いただけるよう、発車案内放送装置・転落支障報知装置の新設、非常停止ボタン・ホーム下待避口の増設および車両とホームの間に段差やすき間がある駅についてホームの改修を行います。

2 輸送体系の整備・構築
(東上線新運転保安システムの構築)

 現行のATS(自動列車停止装置)に代え、より高性能なATC(自動列車制御装置:前方に走行中の列車の位置から列車速度を制御する装置)を導入することとし、東上線池袋〜小川町間で引き続き工事を進めます。
 東武型ATCは、車上・地上間情報伝送装置から得た線路情報(列車間距離・勾配等)によりスムーズな速度制御を実現させるほか、踏切支障時の防護機能や停車駅の誤通過防止などへの拡張性も持たせたものです。