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No.3193 (Re:3190) 【JR東海】超電導リニアによる中央新幹線の実現について(4/34)
ほりうち(ccbu8181) 2010-05-19 09:27:28

 超電導リニアによる中央新幹線の実現について


1.超電導リニアによる中央新幹線の実現により、東京・名古屋・大阪の日本の大動脈輸送の二重系化を実現し、将来のリスク発生に備える必要。


 日本経済の大動脈である東海道新幹線の経年劣化と大規模地震等の災害発生のリスクに対し、抜本的な備えを早期に実現することが必要である。


1)東海道新幹線の経年劣化に備えなくてはならない。

・東海道新幹線は、昭和39年10月の開業から既に45年が経過している。特に東海道新幹線の構造物については、昭和34年からの約5年間で東京〜大阪間が同時に建設された経緯から、全線にわたり取替時期が集中的に到来することになる。

・これについては、既に平成30年以降に大規模改修工事を実施することを計画しているが、この全線にわたる構造物の大改修は、対象数が大変多く、しかも、その一つ一つの工事を、現在保守作業に充てている午前0時から6時までの短時間だけで行うことは難しく、一定の運休といった措置や、工事箇所ごとに工事期間中及び改修した構造物が安定化するまでの間は速度を落とした徐行運転が必要になることが想定され、相当の運転支障を覚悟しなければならない。(資料1参照)

・しかも、この大改修を行っても設備は永続的ではなく、その後30〜50年のレンジでみれば、構造物の再度の大改修のみならず大幅な取り替えが必要となる。

・中央新幹線を実現しても、東海道新幹線の大規模な改修工事は必要であるが、バイパス機能を確保できることから、上記のような運休、徐行によるダメージを軽減、回避することが可能となり、これにより日本の大動脈輸送を安定的に維持していくことができる。


2)東海大地震等の大災害に対する抜本的な備えとしての二重系化を早期に実現しなくてはならない。

・東海道新幹線は、東海大地震の想定震源域地域を通過することから、構造物の耐震強化等の対策を着実に進めてきているが、自然界の事象である以上、想定

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