NEWS RELEASE:JR&私鉄    3
No.2853 (Re:2850) 【JR東海】平成22年3月期 第3四半期決算短信(4/9)
ほりうち(mmvr6592) 2010-01-29 21:40:40

(1)運輸業

 東海道新幹線については、引き続きN700系車両の投入を積極的に進めるとともに昨年3月に「のぞみ」のさらなるサービス充実を図ったダイヤ改正により整備した列車体系を基に利便性の高い輸送サービスの提供に努めました。加えて、N700系車内インターネット接続サービスの定着に努めました。また、土木構造物の耐震補強等に加え、昨年10月より新たな地震対策として脱線・逸脱防止対策に着手しました。

 在来線については、昨年3月に名古屋地区の都市圏輸送を中心としたダイヤ改正を実施するとともに、東海道本線南大高駅を開業し、これらにより整備した輸送基盤を活かしたサービスの提供に努めました。

 販売面においては、昨年8月に「EX−ICサービス」の山陽新幹線への利用区間拡大や法人会員向けサービスを開始するとともに、既存会員への定着に努めました。また、本年3月に予定しているTOICAの電子マネー機能追加等に向けて取り組みました。さらに、京都、東京をはじめ、奈良・伊勢等の各方面へ向けた観光キャンペーンを展開し、これと連動した様々な旅行商品の設定に努めました。

 しかしながら、景気低迷等に加えて昨年5月半ばから6月にかけては新型インフルエンザの影響も受け、当第3四半期連結累計期間における東海道新幹線の輸送人キロは前年同四半期比9.4%減の322億人キロ、在来線の輸送人キロは前年同四半期比3.4%減の68億6千8百万人キロとなりました。

 バス事業においては、規制緩和による競争激化等の状況も踏まえ、引き続き業務の効率化等を進めました。

 上記の結果、当第3四半期連結累計期間における営業収益は前年同四半期比9.9%減の8,612億円、営業利益は前年同四半期比25.5%減の2,546億円となりました。