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No.1413 (Re:1410) 【JR東海】平成21年3月期 第2四半期決算短信(4/5)
ほりうち(ccbu8181) 2008-10-29 21:06:32

(1)運輸業

 東海道新幹線については、引き続きN700系車両の投入を積極的に進めるとともにN700系「のぞみ」の毎時1本運転、東海道・山陽新幹線直通列車の強化、品川駅・新横浜駅への全列車停車等の大規模なダイヤ改正により整備した列車体系を基に利便性の高い輸送サービスの提供に努めました。加えて、ご利用の集中する時期・時間帯には、お客様に快適にご利用いただくため輸送能力を最大限活用して弾力的に列車を増発しました。さらに、列車無線のデジタル化及びN700系の車内インターネット環境の整備について、平成21年3月完了に向け着実に工事を進めました。

 在来線については、本年3月に実施した名古屋地区での中央本線・東海道本線における快速・普通列車の増発等のダイヤ改正により整備した輸送基盤を活かしたサービスの提供に努めました。

 販売面においては、「EX-IC(エクスプレスIC)サービス」について、主として既存会員への定着化に努めるとともに、平成21年夏に予定している山陽新幹線区間への利用区間の拡大や法人会員へのサービス開始に向けた諸準備を進めました。さらに、京都をはじめ、奈良・伊勢・東京等の各方面へ向けた観光キャンペーンを展開するとともに、魅力ある商品の設定に取り組みました。

 このような諸施策を実施した結果、当第2四半期連結累計期間において東海道新幹線の輸送人キロは前年同四半期比1.4%増の235億6千4百万人キロ、在来線の輸送人キロは前年同四半期比1.2%増の47億8千8百万人キロとなりました。

 バス事業においては、規制緩和による競争激化等、引き続き厳しい経営環境のもと、業務の効率化等を進めました。

 上記の結果、当第2四半期連結累計期間における営業収益は前年同四半期比0.6%増の6,320億円、営業利益は減価償却費や物件費の増等により前年同四半期比7.1%減の2,305億円となりました。


(2)流通業

 流通業においては、ジェイアール名古屋タカシマヤについて、厳しい経営環境のもと魅力ある品揃えの充実、売場のリニューアル、お客様のニーズを捉えたアプローチ強化等に努めました。また、主要駅において、高架橋柱等耐震補強及び駅設備改良にあわせ構内店舗のリニューアルを進めました。

 上記の結果、当第2四半期連結累計期間における営業収益は前年同四半期比0.4%増の995億円、営業利益は販売関連費用の増等により前年同四半期比17.3%減の31億円となりました。


(3)不動産業

 不動産業においては、駅立地を一層有効に活用し、お客様の拡大につなげるため、本年春に開業した商業施設、オフィス、ホテルからなる「新横浜中央ビル」の円滑な運営に努めるとともに、JRセントラルタワーズ「タワーズプラザ」や主要駅における商業施設のリニューアルを進めました。あわせて、保有資産の有効活用の観点から行っている社宅跡地開発については、平成21年3月引き渡し予定の「NAGOYA CENTRALGARDEN(ナゴヤ セントラルガーデン)」におけるII期分譲マンションの建設を着実に進めるとともに、静岡市駿河区における開発を進めました。

 上記の結果、当第2四半期連結累計期間における営業収益は前年同四半期比7.9%増の324億円、営業利益は前年同四半期比32.8%増の72億円となりました。


(4)その他の事業

 ホテル業においては、名古屋マリオットアソシアホテル等について、引き続き多くのお客様にご利用いただけるようサービスの向上に努めました。また、「新横浜中央ビル」内に開業した「ホテルアソシア新横浜」の円滑な運営に努めました。

 旅行業においては、JR東海「50+(フィフテイ・プラス)」会員に対する魅力ある商品や座席に余裕のある列車のご利用を促進するための商品を積極的に販売しました。

 上記の結果、当第2四半期連結累計期間における営業収益は前年同四半期比2.5%増の627億円、営業利益は2億円となりました。

(注)上記定性的情報における対前年同四半期増減率は参考として記載しています。