【談話室】汽車旅全般のわだい10 [READ ONLY]
No.634 (Re:633) Re:【肥薩線】矢岳越え(2)
パシフィック(xndp5699) 2007-10-17 18:42:57
みなさん、こんばんは。

14日は羽田での出発便が多い時間帯で、8:31に離陸。鹿児島到着は10分ぐらい遅れるらしい。

実は矢岳越えを最初から狙っていたのではなく、この飛行機に乗ることが決まっていた。旧JASのレインボーセブン機の旧スーパーシート。JALに統合されカラーも統一されてしまったが、クラスJシートとして、乗ることが出来るし、それは予約の便の選択画面から推測できる。JALはこの12月から国内線にファーストクラスを導入するという。この3クラスシートを持った旧レインボーセブンもどうやら改修の対象らしい。もう長距離で旧レインボーセブンの旧スーパーシートに乗ることもないかと、鹿児島行きが決定したときに、空いていたので即予約購入したもの。フライトマップが好きなときに見られるのはやはり楽しい。ずっと雲の上だったのでなおさらである。鹿児島までゆったりと過ごした。

到着が4番スポットであることは、着陸したときのアナウンスで知った。出口には少々遠いスポットだ。10:00ちょうどに到着。トップで機を降り、小走りに出口へ。9月の調査できているので、温泉バスの切符を販売している総合案内所は出口のすぐ前だということもわかっている。そこで温泉バスの切符を買い、国際線ターミナル前の温泉バス乗り場には10:08着。バスはあるが運転手がいない。国際線ターミナルでトイレによって戻ってきたら運転手が乗っていた。

乗客は私だけ。大丈夫か??このバス。運転手に泊まる宿を聞かれるが、今日は鹿児島市内だと告げる。降りるバス停を聞かれるので、まずは嘉例川駅と答える。空港前の国道を少し北上して右に折れ、県道を下っていって左の細い道に入っていくと、嘉例川駅だ。のぼりが立っていて、お弁当屋さんも営業している。すでに「はやとの風2号」は出てしまっているので、接続は次の普通列車である。

20分近くの待ち時間の間に、100年以上経っている駅舎を外から眺め、中にある通票発行機や、古い駅名板を見る。駅舎の右には、登録文化財に指定されている建物であることを示す新しい標柱も立っている。名誉駅長さんだったかも詰めていて、着ている黒いTシャツのバックプリントがこの駅舎だ。これはなかなかいいんじゃないかな。弁当屋のおやじは、駅舎前に止めようとする車の運転手に、記念撮影する人がいるから、と左手に誘導。日曜の駅はひっきりなしに見学者がやってくる。

百年の旅物語「かれい川」という駅弁を買い、上り列車に乗って吉松へ向かう。扇風機も付いているが、こんな天気のいい日は窓全開がきもちいい。次は霧島温泉。うーん、霧島温泉はずっと山の中だよなあ。案内板にも”霧島温泉郷 18km バス40分”とあるし。かつての霧島西口のほうが、位置を表す意味では駅名にぴったりだと思うのだけど。

大隈横川駅も登録文化財。ここは機銃掃射の跡が柱に生々しい。その案内板もある。反対ホームにはタブレットキャッチャー。これは2回目のノートにも記してあって、下にはどうやら案内板が立ててあるようだ。たぶん2回目の時にはそういう案内板はなかったはず。小さな分水嶺を越えて天降川から川内川の谷に入ると栗野駅。ここで対向列車を待つ。ホームにはもうぼろぼろになってしまった鐘がある。2回目のときもそうだった。確か最初にここを通ったときはなかったんじゃないかな?モニュメントもこうなってしまうと痛々しい。真っ黒ないや漆黒のはやとの風と交換だ。