Nob3(mnde3154) 2007-05-08 00:41:49 |
旅のレポート、初日博多駅に到着してからのお話です。
博多駅でリレーつばめ9号に乗り換え。有明用4両編成を増結した11両編成。指定席は満席であると車内放送されるが、自由席は3割程度の乗車率。ガラ空きに近い自由席と満席の指定席。混雑率的には逆ではないかと思いたくなるけれど、新幹線からの乗り換え客を中心に出発地で指定券を押さえている人が多いのだろう。時期が時期だけに、地元の短距離客は少ないのだろう。おかげでゆったりしながら大牟田へ。 西鉄特急8000系を期待して、駅の発車表示を見ると、3扉。『8000系は確か2扉だったような?』という思いが巡る中やってきたのは5000系。かなり古めの車両はオールロングシート。がっかりしながらもこの列車に乗車。先頭に陣取ってすれ違う車両を見ても8000系はやってこない。でも、田園風景の中を淡々と走っていく姿はとても楽しい時間でした。二日市で乗り換えて太宰府を往復。二日市からは最新車3000系。3扉転換クロス。私にとって西鉄特急歴代4回目のチャレンジにして初めてクロスシート車。わずか15分で天神へ。2000系・8000系と2扉クロスシートと西鉄特急が受け継がれていたが、とうとう3扉特急車の登場となってしまったのだなあと、半分がっかりしてしまいました。 博多駅へ戻り今度は篠栗線へ。雰囲気の良さを感じて長者原で途中下車。立体交差の駅をじっくり見てきました。篠栗線のホームから跨線橋を上がり、香椎線ホームを通して見える景色はダイナミック。『田舎になってしまった八丁畷』という表現がぴったりなのかもしれません。新飯塚からは後藤寺線のキハ31に乗車。モケットは変えられてしまったが、紛れもなく0系新幹線のバッタンシート。中間肘掛けが向きにあわせて角度が変わるというのはこのシートの特徴です。通路側肘掛けに収納されている回転テーブル。使用は出来ないけれど、当時の案内シールが残っていたのは約20年以上前を思い出させてくれて、飛び跳ねて喜んでいました。 駅構内がだだっ広い後藤寺駅。非電化のため架線柱もないのでよけいに広く感じます。ここからは平成筑豊鉄道に乗車。運転手さんから1日乗車券を購入。金田で直方行きに乗り換え。田川伊田から直方まで複線非電化区間。南直方御殿口からは筑豊放線と併走。かつては筑豊本線も非電化。つまりかつてのこの区間は、非電化の複々線区間。都市に住んでいる自分にとって、複線といえば列車がたくさん走っている電化区間が常識であるが、ここでは全く別の世界。非電化の複線区間を走る1両キリのレールバス。複線の線路を持つ赤字ローカル第三セクター鉄道って他にあるのでしょうか?都会的な複線区間と、非電化ローカル線のミスマッチが頭の中で混乱していました。直方で折り返して行橋へ。田川伊田からは単線区間。山の中へと列車は入っていきました。ようやく自分の頭の中が落ち着いてきましたところで行橋に到着です。 数少なくなったブルートレイン。東京行き寝台特急富士を見送って自分はソニックに乗って別府へ。今夜は別府。駅前の展望温泉付きのビジネスホテルで泊まりです。食事は、大分名物のとり天とだんご汁をつまみにむぎ焼酎で一杯。鉄道の楽しみ、温泉の楽しみ、食べる楽しみを存分に味あわせてもらった九州旅行1日目でした。 |
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