【談話室】汽車旅全般のわだい10 [READ ONLY]
No.203 【GW】岩手県への旅
ゆきむら(cxsw5719) 2007-05-06 15:23:09
皆さん、こんにちは。

 GW後半の連休に岩手県へ行ってきました。JR東日本の株主優待が二枚残っており、5月末が期限なので目的地を東北方面に設定したような次第です。

 お昼過ぎの新幹線で北へ向かいます。今宵の宿、一ノ関へ着いたのは夕方。ホテルにチェックインし、すぐに近くの「いわて蔵ビール」へと向かいます。世嬉の一酒造という日本酒の醸造元が地ビールを造っています。

 休日のディナータイムということで、店内は家族連れやグループ客で賑わっていました。店員さんは皆ベテラン揃いですので、客席にいても安心して飲むことができます。
 オイスタースタウトという地域性豊かな地ビールの他、日本酒も美味しくいただきましたが、少々飲み過ぎたようで、ホテルに帰る際は千鳥足になっていました。

 翌日は、県内をエリアにしたフリーきっぷの「ホリデーパス」で、岩手県の周遊です。まずは、盛岡からの快速列車「さんりくトレイン北山崎号」に乗車。昨夕の一ノ関で確保した指定席は、何と展望車最前列の特等席! 窓口の駅員氏が「最後の一席」と言っていましたが、何ともラッキーでした。

 この列車、盛岡から山田線を走って宮古まで。そこからは、三陸鉄道北リアス線に乗り入れて久慈まで向かいます。
 盛岡−宮古間の日常移動は、「106急行」と名付けられた路線バスの天下。山田線の定期列車は、一日わずか数往復で鉄路の存続も危ぶまれるほどです。しかしながら、旧型ディーゼルカーの改造とは言え観光列車を走らせているわけですから、五能線の「リゾートしらかみ」とまでは無理としても、何とか生き残ってほしいと願うところです。

 日本のチベットと称される区界峠の前後は、25/1000という急勾配。特等席に陣取っているおかげで、線路際の勾配標もバッチリ確認できます。海を売り物にした五能線に対し、こちら山田線は線名のとおり山で勝負!といったところでしょうか。
 沿線では、ちょうどサクラが満開。臨時列車を狙うギャラリーも大勢見かけました。

 宮古に着いた後は、市内で昼食タイム。後続の列車に乗って釜石へ移動。さらには、快速「はまゆり」に乗り換えます。「はまゆり」用の車両は、かつて急行「陸中」として使用されていましたので、オールリクライニングの快適な車内です。こちらも、指定券を奮発?しました。
 陸中大橋のΩカーブを車窓から眺め、宮沢賢治に因んでエスペラント語の愛称がついた釜石線の各駅を通過していきます。途中の宮守近くには、確かわさび風味の地ビールがあったはず。

 花巻で下車し、北上から「はやて」に乗って帰宅の途に着きました。

          ゆきむら@TAMA City

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画像サイズ: 600×450(原寸表示)