【談話室】汽車旅全般のわだい10 [READ ONLY]
No.1367 (Re:1348) 【南九州】ぶらりとやってきました(3)
柾岡 淳夫(dtft2462) 2008-04-23 00:46:10
当初の目論見では、翌日は「九州満喫きっぷ」で肥薩おれんじ鉄道で熊本方向へ行き、熊本市電や熊本電鉄に…だったのですが、それはもろくも崩れ去りましたので、安直な方向変更で宮崎へ向かうことにしました。買ったきっぷは…2枚きっぷの鹿児島中央〜宮崎でした。

「きりしま」で宮崎に向かったのですが、平日日中のこの列車は3両編成でしたが自由席でも充分2席分確保できました。この列車に乗ると思い出すのが相川七瀬の「SWEET EMOTION」です。昔この列車でFMラジオを聴いていたときにたまたま流れていたのがこの曲だったのですが、それが頭の中に刷り込まれてしまっているようです。

鹿児島・宮崎県境もそれなりに山の中なのですが、むしろ都城から宮崎へ向かう途中…青井岳あたり…の方が県境の趣ですね。このあたりの風景は私のお気に入りのひとつです。

宮崎に着いてまず向かったのが宮崎中央郵便局(^^;ここもゆうちょ銀行の直営店なのでした。

その後昼食と思ってチキン南蛮発祥の店といわれる「おぐら本店」へ向かいました。が、なんと定休日(T_T)。しかたなく昼食は後回しにして、官公庁というよりも観光地と化した感じのある宮崎県庁へ向かいました。正門から正面玄関にかけて警備の方がいらっしゃったのですが、なんと県庁見学者むけの解説のチラシを持っていらっしゃいました。

玄関を入ると正面に階段があり、その手すりは古びた石造りのものなのですが、階段の手前にその石の解説があって化石があるとのこと。ご丁寧に、手すりそのものに化石の場所を示す矢印と何の化石なのかの別がテープに書かれて貼ってありました。

その階段を2階に上がって知事応接室の前まで行きましたら、たまたま出入りがあってちらりと中の様子がうかがえました。もちろん入ることはできませんでした。

一回りして階段を降り玄関に向かったらなにやら騒がしい。何があったのかと思いきや、ちょうど東国原知事が外出から戻ってこられたのでした。握手を求める見学者に笑顔で丁寧に応えてらっしゃいました。

その後県庁隣の「みやざき物産館」を冷やかしてから、昼食の第2候補の、釜あげうどんの「重乃井」に向かいました。ここの釜あげうどんはジャイアンツファンには有名かもしれませんね。ここの釜あげうどんは生うどんを「テボ」でゆがくのが特徴でしょうか。香川の場合は普通のうどんのゆがきと同じく大釜でまとめてゆがくのが普通なんですが、ここのは注文のあった都度その分をゆがくためにこのような形になったんでしょうか。ただ、「テボ」でゆがくとうどんが湯の中であまり踊らないため、ときどき箸で麺をほぐす作業が必要で、その結果麺が一部細切れ状態になっているのが残念です。ただし、だしはうまかった。天かすが入っているので思いのほか甘みがあって、しかもくどさがないのがよかったです。大盛りをあっさりと平らげてしまい、だしをどんぶりに入れてしっかり飲み干してしまいました。

最寄のバス停から宮交シティまでバス移動しようかと思いましたが、次の便まで待つうちに歩いて着いてしまうくらいでしたから歩きました。途中大淀大橋を渡っている途中で、宮崎を発車した「きりしま」が大淀川を渡るところに出くわしました。バリバリの巡光でしかも架線柱のない側ですので写真撮影には最高でしたが、何も準備していませんでしたので残念ながら指をくわえて眺めるしかありませんでした。

宮交シティで少々買い物をしてから宮崎駅前までバスで移動し、この日も投宿しました。

(つづく)

     柾岡 淳夫

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