ゆきむら(cxsw5719) 2008-04-19 20:00:42 |
皆さん、こんにちは。
3月25日から6月8日まで、東京上野の国立博物館で開催されている「国宝薬師寺展」に行ってきました。観覧料は1,500円と決して安くはありませんが、見て損はないです。と言うよりも、見ないと損です。 上野駅に到着した後、みどりの窓口で当日入場券を購入しました。国立博物館に着いたのは、9:00過ぎ。開館は9:30ですが、既に50人ほどが列を作っています。それとは別に、チケット売場にも同人数ほどが並んでいますので、駅で入場券を買ったのは正解でした。開館時刻には、列は300人ほどにも。 9:30になってようやく入場です。JRで買ったチケットは、引き換える必要もなくそのまま入口で渡すだけ。交換に本来の入場券の半券をくれます。 エスカレーターで2階に上がり、第1会場入口へ。市原悦子女史解説の音声ガイド(\500)に並ぶ列を尻目に、一番乗りに近い状況で会場内へと進入しました。 まずは、国宝の八幡三神座像や重文の狛犬が迎えてくれるのですが、心は既に先走っています。申し訳ないと思いつつ、順路を急ぎます。 国宝の聖観音菩薩立像を間近に仰ぐと、すっくと真っ直ぐに立ったお姿が、何とも言えず美しいですね。細部にまできめ細かな心遣いが施され、ただ嘆息するのみ。 次いで、スロープになった通路を進むと、今回の「薬師寺展」の主役とも言うべき、日光月光両菩薩の立像が眼下に見えます。いつもは見ることのできない角度からお顔を拝むことができるのです。 ぐるりと回ってスロープを降りると、光背をはずされた両菩薩像の目の前に。思いの外大きくて、3m以上はあるでしょうか。聖観音菩薩とは対照的に、少し腰を左右に折った体躯が印象的です。 1,300年も昔に鋳造された仏様だとはとても思えない瑞々しさに圧倒されるばかりです。 そして、普段は決して見ることのできない後ろ姿を拝見します。何と言うのでしょうか、少々不謹慎ではありますが、正面のお姿以上に背中と腰の動線は何とも艶めかしいとしか言いようがありません。 これはもう、ため息をついて見上げるしかないです。この両菩薩様は、おそらくは国宝の中でも超一級の部類に属するのでしょうね。 ゆきむら@TAMA City |
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