【談話室】汽車旅全般のわだい10 [READ ONLY]
No.1058 (Re:1047) 【フルムーン北海道】北斗星のデュエットで札幌へ
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2008-02-21 10:25:44
「楓の湯」はなかなか良かったのですが、狭い施設のためゆっくりしづらく、帰路は「ゆけむり」を待たずに一般車で長野駅に戻ります。
長野からは新幹線「あさま」で上野へ。
E2系のグリーン車には初めて乗りましたが、383系ワイドビューしなのでは何故か体のサイズに合わなかった座席が、こちらではしっくりときます。デザインの違いなのでしょうね。

長野新幹線内各駅停車の「あさま」でしたが、長野発車時点では余裕のあったグリーン車も、軽井沢発車時点では満席になります。随分と利用されているんですね。

上野駅に着くと、13番線に直行します。
入線時間まで少し余裕があるので、五つ星広場で一服。
五つ星広場・・・名前からして、豪華でゆったりとした長距離列車の待合室というイメージですが、実際には13番線ホーム端に合成樹脂製の椅子を並べただけの場所です(^^; それでも、長距離客は荷物が多いので、置いて休めるスペースがあるのはありがたいですね。見ると、どこも複数名でやってきて、うち一名が買い出しに行っているようです。拙宅も同様に、私が荷物番で、愚妻が買い出しに行きました。アルコールとつまみですが・・・(^^;
願わくば、「五つ星広場」という名前なのですから、冷暖房が欲しいところですね。北に向かう列車なので、みなさん防寒具はしっかり持ってきていますが、それでも陽が指さないコンクリートに囲まれたホームは底冷えします。

やがて「北斗星1号」が入線します。
流石にみなさん、携帯等のカメラ片手に入線の様子を写しています。
華やかなざわめきの後、それぞれに指定された寝台に落ち着くとすぐに発車。今晩の寝台として指定された3号車のデュエットに入り、身支度をします。こういう作業をすると、狭いですねデュエットは。フルムーン夫婦グリーンパスは、開放B寝台もしくはB寝台個室デュエットであれば無料発券ですので、これは文句言えないですけど・・・

車掌さんの検札とほぼ同時に第1回の夕食時間となります。
17:30〜18:50の80分間で、今回は懐石御膳を予約してあります。
これは、以前、トワイライトExpやカシオペアでフランス料理を食べていること、それに年のせいで(^^; 和食指向になっていることからの選択です。
ちなみに、愚妻は「北斗星」は利用したことがあるものの、その食堂車は利用したことがないので、今回の旅のメインの一つにと強く要望しました。
案内された席は4人席で、どうやら予約はあまりは行っていないため、東側の2人席は使わないようです。いまや珍しくなった食堂車ですが、その利用状況がこの程度では、存続することは難しそうですねぇ・・・
ちょうど陽が暮れるタイミングで、落ち着いた雰囲気のある食堂車「グランシャリオ」はなかなか味わいがあります。日本酒4号瓶と懐石御前をゆっくりと味わっていると、ほぼ予約時間いっぱいを使うことになりました。満足!

さて、個室に戻って、まずは一眠り。
実は、昨夜、夫婦共にほとんど寝られないまま出かけてきたので、お腹が満たされると次にやってくるのは睡魔です(^^)
ゴトンゴトンという走行音を枕に、一眠りしたところでパブタイムの案内がありました。さきほどまで夕食を食べていた食堂車「グランシャリオ」に再度で向きます。のんべえ夫妻には欠かせないひとときですから・・・(^^;
ワインはハーフボトル。一人一本ずつ注文(^^) 食事は済んでいるので、あとはおつまみだけでOK。
落ち着いたところで車内を見渡すと、全てのテーブルが埋まっている状態で、なかなか盛況です。空席の目立ったディナータイムと異なり、華やいだ雰囲気になりますね。みると、多くの方が食事をされています。どうやら、ディナータイムは少々値が張るので、20時30分頃にはじまるパブタイムまで待っての食事とする方が多いようです。相席になることもなく、ほどよい利用状況でなかなか快適です。

これで、思い残すこともなく、今夜はゆっくりと休めます。

伊藤 博康