【談話室】汽車旅全般のわだい10 [READ ONLY]
No.1439 【えちごツーデーパス】で新潟県へ〜一日目〜
ゆきむら(cxsw5719) 2008-05-10 09:41:24
皆さん、こんにちは。 

 「ときわ路パス」で茨城県へ出かけ、小田急ロマンスカーMSEの「ベイリゾート91号」で帰宅した5月3日の翌5月4日は、モバイルSuica特急券の使い初めと「えちごツーデーパス」を駆使して新潟県方面へと出発進行です。

 思い立ったのは数日前でしたが、越後湯沢行きの「たにがわ」は指定が取れました。前日の帰宅が遅くこの日の出発も遅めに設定したのですが、いつもどおり起きられたので早めのスタートです。

 途中の車内で一本早い「たにがわ」への変更を試みたところ、今度はさすがに満席と表示されました。一瞬迷いましたが、自由席の方が空いているだろうと判断して、「指定なし」の特急券に予約変更しました。

 大宮に到着して、新幹線乗り換え口の改札機にケータイをタッチすればすんなり入場です。窓口や自販機で特急券を発券しなくていいというのは、確かに便利ですね。

 200系「たにがわ」の自由席は、案の定空いていました。余裕で二人掛け席を占有。越後湯沢まで快適に過ごせました。

 この日の新潟県は、最高気温が25℃を越える夏日で、初夏の陽差しが眩しいほど。自動券売機で、「えちごツーデーパス」を2500円で購入します。新潟県内のJR普通列車に二日間乗り放題でこの値段は安いですね。

 まずは、長岡行きのボックス席をキープして、宮内までうとうとしながら過ごします。跨線橋を渡ると、もう柏崎行きが入ってきました。乗り継ぎがよすぎて、宮内駅をゆっくり眺めるヒマもありません。急ぎホームに駆け降りて乗車です。
 
 予定より一本早い新幹線に乗れたので、行程に少し余裕ができました。一度途中下車してみたかった長岡−柏崎間の中からいくつかの駅に途中下車してみようと思います。

 ということで、まず降りてみたのは、北条です。「ほうじょう」とばかり思っていたら、「きたじょう」と読むのですね。一緒に下車した女子高生二人連れは、駐輪場に止めてあった自転車でどこかへ走り去っていきました。

 しばし、駅周辺や構内の写真を撮って時間をつぶします。駅前には、涸れ池らしき一角が。昨年の「熱中時間鉄分補給スペシャル」に出ていた女性は、この駅のことを知っているのでしょうか。

 次は、反対列車に乗って二駅戻り、長鳥に下車します。細長い島式のホームで、特急や貨物列車が通過するときホームにいたら怖いだろうなあと思います。幼い子ども連れの家族も降り、車掌さんが女の子に手を振りながら発車していきました。何とも長閑ですねえ。

 上り列車で柏崎に進み、越後線に乗り換えです。中越沖地震からの復興は道半ばのようですが、何とか頑張ってほしいと願うばかりです。

 越後線で下車したのは、出雲崎です。以前、こちらで触れたとおり、本当は冬に来たかったのですが、話題が旬なうちに見ておこうという魂胆です。

 地図を見ると、徒歩でも30分ぐらいで海岸まで行けそうな感じです。次の列車まで2時間ありますので、初夏の岸壁に立ってこようというつもりで歩き始めました。

 町役場で応援の垂れ幕を眺め、さらに日本海を目指して進むのですが、歩いても歩いても山の中が続きます。背中の荷物は重いし、アップダウンがきつくて、かなりグロッキー気味になってきました。

 やがて、良寛記念館入口を通り過ぎると、いきなり視界が開けて、目の前に日本海が広がっています。ここまでの道のりが思った以上にきつかったので、かなり感動したのですが、そこは相当な高台に位置しています。海沿いへ降りるには、さらに10分以上かかりそうです。

 岸壁まで行ったのでは、次の電車に間に合うよう駅へ戻るのは難しそうです。残念ですが、今回はここまでとしておきましょう。かくして、とぼとぼと元来た道を戻ったのでありました。

 この日は、新潟市内のホテルに投宿しました。明日の二日目は、磐越西線方面を目指す予定です。

              ゆきむら@TAMA City