Nob3(mnde3154) 2007-05-18 23:09:47 |
博多駅を1時間以上遅れて出発したドリームにちりん。終点の宮崎空港には定刻に到着しました。プラットホームに降り改札口へ向かうとそこにいたのはこの列車の車掌さん。駅業務は7時からのため、この時間は車掌さんが集札業務をしていました。宮崎空港で土産物屋を見ると、どこを見てもそのまんま東さんのイラストやポスターばかり。知事に就任してその知名度で観光PRを大々的にやっているのが伝わってきます。
南宮崎経由で都城へ。次は吉都線に乗ります。山の中の開かれた区間を走る吉都線。とても心を和ましてくれる雰囲気です。えびの付近では横に高速道路が見えてきます。そこには高速バスがビュンビュン走っていました。私自身も昨年の夏はサンキュウパスで乗り回していました。 吉松からは、しんぺい号に乗って峠越えに向かいます。この日は所定の2両の他にキハ31を増結した3両編成でした。指定席は完売、自由席もあふれる人。指定席車両にまで自由席の人が入り込み、ゆったりと景色を楽しむということは出来ませんでした。観光ガイドのアナウンスも、車内の騒音にかき消されてしまい、観光列車を楽しむという世界にはなれませんでした。非常に残念です。 吉松からは、くまがわ鉄道に乗って湯前を往復します。ちょうどこの日、多数の高校生が乗り込んでおり、1両のレールバスは超満員。下手したら積み残しというレベルまで混み合いました。生徒たちに聞くと、いつもはこれほどには混まないと話をしてくれました。徐々に生徒たちも下車していき、湯前に着く頃にはごくありふれたローカル線の様相になっていました。 吉松に戻り、快速九千坊号に乗ります。この旅で私が一番気になっていた列車です。車両はキハ31の1両。2人掛け転換シートを向かい合わせにしたところに畳が敷かれており、ミニお座敷状態になっています。この部分は指定席で、一人掛けシートやロングシートは自由席になっています。運行はワンマン、車内アナウンスでは観光案内も流れます。この案内テープの台本と、肥薩線の写真集も車内に置いてあります。私が乗ったこの日、指定席には2人、自由席には私を含めて6人程度と、乗車数は寂しい限りでしたが、静かな車内で観光ガイドを聞きながらゆったりと景色を楽しみ充実した時間を過ごせました。途中くまがわ下りの船と併走もしました。 宇土からは三角線を往復。熊本に入って市電を始発の田崎橋から終点の健軍まで乗り通します。今日の鉄道はここまでです。この後ホテルにチェックイン。町へ出て熊本にしかない中華料理、太平燕(タイピーエン)を食べに行きました。わかりやすくいえば、五目春雨スープ。横浜のサンマーメン、名古屋の台湾ラーメンなど、地方都市の中華料理は非常に興味が沸きます。おいしくて満足したその足でコンビニに寄ると、太平燕のカップ麺を発見。思わず自分へのおみやげに買ってしまいました。 ゆったりのんびりと景色を見て列車に揺られ、最後はおいしいもので満腹になるという、実に充実した1日でした。 |
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