パシフィック(xndp5699) 2007-05-15 03:03:43 |
みなさん、こんばんは。
江波車庫を出た貸し切り電車は来た道を紙屋町まで戻り、ここで南に折れて広電前を通って皆実町六丁目から広島港へ。このルートでは広島駅で買ってきた穴子寿司を食べながら。 652号機が走ることは主催者はオープンにしていなかったようで、あまり写真を撮っている人はいません。京都市電や大阪市電なども移籍して走っているので、652号機が特に目立つ存在というわけではなく(もちろん市民の多くは特別な車両であることは知っているのでしょうが)、むしろ定期列車の後ろを走っていて電停に停まるのに扉が開かないのをいぶかしがる方のほうが多かったでしょう。 広島港は3線とも電車で埋まっており、臨時列車は定期列車の運行を妨げるわけにはいきませんから、連接車の前に停まったかと思うと、電光石火で折り返します。その間30秒もなかったでしょう(笑)。 再び来た道を戻り、広電前を過ぎて、スイッチバックして千田車庫に入場。ここは増設に次ぐ増設を繰り返してきたようで、分岐、分岐の繰り返しと曲がりくねった線路はなんと16線に分かれており、江波車庫がシーサスと片開き分岐で、直線の平行な6線で構成されていたのとは対照的でした。車両もバラエティに富んでいて、最新の5100形や、これらの増備で活躍の場を失ったのか、本線上では見なかった3000形もまとめて停められていました。 千田車庫では10分ほどで切り上げです。さて、帰路はどうするのか? と思ったら、するするっと紙屋町方面の線路に入ったので、そのまま紙屋町を通るのかと思いきや、ここでスイッチバック。 路面電車のスプリングポイントとトロコンの関係で、車庫を出て一旦上下線の渡り線を渡り、紙屋町方面に入って、もう一度渡り線を渡り返して宇品方面(広島港方面)へ向かいます。停車位置は、「入庫」と「宇」とかかれ、これが車庫前の転轍機を動かすトロコン操作の位置なわけですね。広島港から戻ってきた時は、入庫の方に止まってスイッチバックでしたから。 再び皆実町六丁目に向かったということは!! そうです。定期列車は通らないけれど運用の都合で作ってある渡り線! 皆実町六丁目電停には、「宇」と「比」(比治山方面)とかかれており、「比」のところに停車すればポイントが切り替わる。距離にして20mもないでしょうけれど、渡り線ファンとしては溜飲を下げました(笑)。 広島駅に戻ってきて、貸し切り電車の旅は終わりました。 |
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