牛乳たか/坂本貴喜(sfzm9381) 2007-09-17 21:41:41 |
旅の終わり
今回なぜわざわざ781系をそれほどまでこだわって乗ったのかというと訳があります。私は「さよなら列車」の類が苦手で、最終日に乗ったなんていうのは当時の地元羽幌線の最終列車やオフで乗車した片町線など数少なくしかありません。しかし今になって思うと北海道を代表するようにどこでも見られたキハ22や急行形気動車なども、82系特急も51形客車も全くお別れをせずに終わってしまっていたのです。時間を取ろうと思えばなんとでもなっていたはずなのにという後悔の想いがあるのです。 781系は最後まで特急としての重責を果たしました。しかも1時間おきというハイペースで走っているのです。それほど乗りやすい車両に別れを告げられなかったらそれこそ私はファン失格になってしまうでしょう。 今回781系の走ったメインのルートは乗車できましたが、つくづく残念なのが函館のドラえもん列車。これは昨年予定していたのに行けなかったことから本当に残念でありました。 実は今も781系の前に北海道を走っていた「特急いしかり」の485系1500番台が一部の車両ですが茨城で運用されていたり、北海道の炭坑鉄道の生き残りキハが茨城交通にいたりもします。これらも消える前にお別れをしに行きたいものです。家族を説得できるかが微妙なところですけどね。 札幌−新琴似 最後のランナーは学園都市線の雑多なキハです。学園都市線も札沼線と言われていた頃はキハ46なんて希少車が走っていましたが、今でもその伝統があるのか希少車キハ48がいるというのもあります。このたびの最後は切符を購入した新琴似駅に敬意を表して新琴似駅をゴールにします。 すべて冷房車で組成された6両の気動車。製造時期はそれほど変わらないのに様々な運命でここにいる気動車。キハ143は51形客車の生き残りですし、ロングシートのキハ40/48は急行宗谷のキハ400からの改造。考えようによっては不思議な取り合わせです。 さあ、新琴似に着きました。妻が笑って迎えてくれました。これで一人の汽車旅好きは一人のよきパパよき夫に戻っていくのです。 591D 札幌16:20-新琴似16:33 新琴似<キハ143-104+キサハ144-104+キハ43-154><キハ48 1331+キハ40 333+キハ40 304札幌 最後までおつきあいありがとうございました。ろくにものも食べず温泉にも行かずという乗りっぱなし旅でつまらなかったと思いますが、781系へのちょっとした愛を感じていただければと思います。今度は家族連れでの旅行を書きたいものですね。 牛乳たか/坂本 |
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