牛乳たか/坂本貴喜(sfzm9381) 2007-09-15 01:46:41 |
駅へ向かう道は昨日とは打って変わって快晴。風もほとんど無く昨日までの天候が嘘のようです。台風一過とはよくいったものです。今日はやっとタイトルの781系に戻ります。東室蘭で夜を明かしたのは781系を使用する東室蘭−室蘭の普通列車が運転されているから。そんなの珍しくないって?残念ながらすずらんの末端の普通列車は前面愛称表示が「すずらん」のままで、側面の行先表示も特急のままで運行されるのですが、早朝の普通列車運用は「普通」幕が使われるのです。これを体験したかったんですね。
すずらん1号になる回送列車を見送ってホームに入ります。「普通」をつけた781系はちょっとホームを外れた位置に止まっており、先のすずらん1号の回送と2列車が同一ホームで留置されていたんです。 ホームが騒がしくなって、室蘭からのすずらん1号がやってきました。島式ホームの両側に781系が停車しているのはこの時間だけ。今日のすずらん1号はL-103編成で、座席の半分くらいを埋めて発車していきました。私は室蘭行き普通列車に乗ります。 東室蘭−室蘭 車内は20人くらいでしょうか。平日ならそれなりに利用者がいるのでしょうが、今日は土曜日というのもあるのでしょう。通い慣れた工場地帯をゆっくりと走っていきます。個人的にあまりすずらんに乗る機会が無く、すずらん仕様の781系は乗った記憶が少ない車両です。 この車両の先頭車は両方とも中間車から改造された先頭車で、見た目の違和感はありませんが、よく見ると少しづつ違いが見えてきます。そうそう、781系が6両から4両になった頃、急な減車で座れない人が続出。補助席をつけたなんてこともありました。当時ライラックは旭川−室蘭直通で、約2時間間隔で運転されていました。これを1時間間隔にするための短編成と記憶しています。そのための工事期間は単に減車でしたから座り内人が増えたのです。この頃座席の色もグリーン系とオレンジ系の2タイプあった記憶があります。 新千歳空港乗り入れが始まってドアを増設した頃から現在の塗装になり、座席の色も現在のものになりました。車内の化粧板などもこのとき更新された記憶があります。その時代時代でリニューアルを繰り返して、古いながらも大事に運行されていた781系。あまりにいつもここにいたから、当たり前になっていたのが、いま無くなろうとしています。 4458M 東室蘭 7:07-室蘭7:19 781系 L-102 室蘭<クハ780-102+モハ781-6+サハ780-6+クモハ781-102>東室蘭 室蘭で下車し、測量山をバックに写真を撮ります。その後路線バスで追いかけ御崎駅へ。特に理由はないのですが、途中駅から乗りたかったので。無人のホームでぼーっとするといろいろな思い出がよみがえります。781系は思えば私のさまざまな節目に登場する電車だからです。乗りすぎて記憶に無い電車なのに、いざとなると思い出ばかり。そんな電車かもしれません。 御崎−札幌 すずらん3号 指定席を取ってあるこの車両。指定された席に座ります。すずらん用車両は指定席がUシートになっていないので「指定席」のシートカバーだけが目印です。東室蘭でかなりの乗車があり自由席はほとんど席が埋まってしまったようです。東室蘭を出ても鷲別、幌別と連続停車。都度10人20人と乗車しますので座れない客が指定席まで流れてきます。 781系は特急らしい快適なスピードで走り続けます。確かに北斗系統より遅いのですがどっしりした走りは快適で、座席が旧式なのが残念です。苫小牧では各乗車口に20人くらい並び車内も通路が移動できないほど立ちました。土曜日ということもあるのかもしれませんが、改正後は785系5両になる理由もわかる気がします。 この列車で楽しみだったのが最後複々線区間でライラックと併走するのではないかという期待でした。こちらの列車が少し遅れ気味であったのですが、ちょっと遅すぎたようで、白石駅あたりで少し併走したのと、札幌進入直前で抜かれた以外はそれほどでもありませんでした。 1433M-1033M 御崎 8:16-札幌 9:59 781系 L-102 御崎<クハ780-102+モハ781-6+サハ780-6+クモハ781-102>札幌 (続く) |
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