【談話室】汽車旅全般のわだい10 [READ ONLY]
No.204 【ときわ路パス】茨城県への旅
ゆきむら(cxsw5719) 2007-05-06 20:46:40
皆さん、こんにちは。

 一泊二日の岩手県から帰宅した翌日、今度は日帰りで茨城県への旅に出ました。

 自宅最寄りの京王多摩センターを出発。途中、調布、明大前、下北沢、代々木上原、北千住と乗り換え、茨城県南端の取手に到着。お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、京王、小田急、東京メトロ、JR東日本と改札を通らずにやって来たのでした。京王の定期券を登載したPASMOをタッチすると、難なくルートどおりの運賃が差し引かれました。さすがですね。

 みどりの窓口に並んで、「ときわ路パス」を購入。これは、ほぼ茨城県全域のJRと関東鉄道、鹿島臨海鉄道、茨城交通の私鉄各線が一日乗り放題で、たった2,000円というお値打ちきっぷなのです。
 首都圏や東北各地の「ホリデーパス」とは違って、このGWで発売が終了しますので、こうして慌ただしく出かけてきたような次第。

 まずは、関東鉄道からスタートします。つくばエクスプレス(TX)の開業以来、苦戦が伝えられていますが、何とかがんばってほしいものです。来年度中には、PASMOの導入も予定されているとか。
 二両編成の水海道行きに乗車。複線非電化の通勤路線を進みます。しばらくすると、前方に巨大なTXの高架橋が横たわっています。二面四線ホームとなった守谷では、反対側ホームに単行のディーゼルカーが停車中。これぞ、TX開業の申し子とでも言うべき守谷−下館間運転の快速列車なのでした。
 早速、乗り換えます。下館までの停車駅は、水海道、石下、下妻の三駅のみ。水海道から先は単線となりますが、新鋭の単行ディーゼルカーは快調に走り抜けました。関東鉄道全線乗車で、1,460円分を一気に消化です。

 水戸線で、友部、水戸と移動。次なる目的地は水郡線です。今年デビューしたばかりの新鋭気動車キハE130系に乗車するのが目的でしたが、運よく四両編成郡山行きの後ろ二両に充当されていました。新車の匂いが残る3ドアの車内は、首都圏近郊の通勤電車と同じ座席が使われています。
 数駅先の下菅谷で下車。屋根のない跨線橋から、行き違い可能な広い駅構内を眺めていると、とてもゆったりした気分になります。もう少し長くいたかったほど。

 水戸に戻り、今度は鹿島臨海鉄道に向かいます。こちらも、二駅先の常澄に初めて下車。田園地帯の真ん真ん中に聳える高架の無人駅は、これまた非日常の光景が広がります。

 最後は、勝田へと進んで茨城交通を目指します。入ってきた列車は、旧国鉄型の古いディーゼルカー三両編成。しかも、全車色違いという念の入り方です。GWに合わせて、特別運転されているのでした。多くの鉄道ファンが降りてきました。入れ違いに、地元の家族連れなど大勢が乗り込みます。
 これまた、二駅先の金上で下車。鹿島鉄道に続いて廃止が噂される茨城交通ですが、何とか生き残ってほしいところです。

 締めくくりは、春のダイヤ改正から運行開始した常磐線のグリーン車です。初々しいグリーンアテンダントのおねえさんから、缶ビールを買ってご機嫌の帰途となりました。

          ゆきむら@TAMA City
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画像サイズ: 400×450(原寸表示)