NEWS RELEASE:JR&私鉄    5
No.604 【東武】7/19-3/31 翻訳ディスプレイ「VUEVO Display」を実証実験
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2024-07-12 00:58:27
TOBU NEWS RELEASE
東武鉄道株式会社

                          2024年 7月11日


 インバウンドとダイバーシティへの対応に向けた取り組み
約100ヵ国語を翻訳して透明なディスプレイにリアルタイム表示する
     「VUEVO Display」の実証実験を実施します!

       〜TOBU Open Innovation Program検証事業〜


                             東武鉄道株式会社
                   ピクシーダストテクノロジーズ株式会社

 東武鉄道(本社:東京都墨田区)と筑波大学発のテクノロジー企業であるピクシーダストテクノロジーズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:落合陽一・村上泰一郎、以下「PxDT」)は、急増する訪日外国人観光客やダイバーシティへの対応として、浅草駅など外国人のお客様が多い4駅を対象に、話し言葉を多言語翻訳した字幕としてリアルタイムに表示する「VUEVO Display (ビューボ ディスプレイ)」を駅窓口等に設置し、駅構内でのコミュニケーションツールとしての有用性を検証する実証実験を2024年7月19日(金)より開始します。
 本実証実験では、東武鉄道の浅草駅、とうきょうスカイツリー駅、東武日光駅、川越駅の改札窓口等に、PxDTが提供する「VUEVO Display」を設置することで、訪日外国人観光客等に円滑なご案内を行える環境の整備を目指します。「VUEVO Display」は、 PxDTが独自開発したワイヤレスマイク・アプリケーションを用いて、精度の高い約100ヵ国の多言語翻訳機能とリアルタイム字幕表示を提供するもので、多くのお客様が利用される駅でのバリアフリーなインフォメーションサービスの提供検証を目的として設置します。
 本実証実験は、当社が2021年より実施しているオープンイノベーションを活用した事業共創プログラム「TOBU Open Innovation Program」として、当社グループにおける観光サービスの付加価値向上を目指し取り組むものです。今後も当社は事業共創プログラムによる外部企業との協業を通して、お客様のさらなる利便性向上を目指します。
 概要は別紙のとおりです。


<別紙>
      駅構内における「VUEVO Display」設置実証実験概要

1 実施場所
(東武スカイツリーライン)・浅草駅:正面改札
             ・とうきょうスカイツリー駅:東改札
(日光線)        ・東武日光駅:駅構内出札窓口または改札
(東上線)        ・川越駅:改札
 ※各駅ともウォークインカウンター内等に設置します。

2 検証期間
 2024年7月19日(金)〜2025年3月31日(月)
 ※実証実験の状況により検証期間は前後する可能性があります。

3 検証内容
 駅改札にお越しになられた外国語対応が必要な訪日外国人観光客等に際して、「VUEVO Display」を用いて円滑なコミュニケーションを図ることを検証します。

【VUEVO Displayについて】
 「VUEVO Display」は、PxDT独自開発のワイヤレスマイクと専用アプリケーションを用いたサービス「 VUEVO」で培った技術と多言語翻訳機能・透明ディスプレイを組み合わせ、会話の字幕をリアルタイムで透明ディスプレイの両面に表示することができます。透明ディスプレイの両面に字幕が表示されるため、対面でのコミュニケーションを円滑に進めることができます。
 https://vuevo.net/

※VUEVO Displayは筑波大学 Digital Nature Group(代表:落合陽一准教授)の字幕表示に関する研究成果を応用したものです。
 技術詳細: https://digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp/2021/02/see-through-captions/
※PxDTと筑波大学は 2017年12月に特別共同研究契約を開始し「デジタルネイチャー推進戦略研究基盤」(通称 Digital Nature Group powered by Pixie Dust Technologies)を筑波大学内に設立、共同研究と研究成果の連続的な社会実装に取り組んでいます。

【外国語対応が必要なお客様対応の流れ】
@カウンターに置かれた言語選択案内からお客様が希望言語を指差しで選択し、駅係員が機器の言語設定を操作する。
A専用マイクに向かってお客様が選択した言語で話しかけた内容が、透明ディスプレイに表示され、日本語に翻訳される。
B駅係員が日本語で回答した内容も同様に、お客様の選択した言語でリアルタイムに翻訳されて透明ディスプレイに表示される。

4 検証項目
 本サービスは『TOBU Open Innovation Program』の一環として、以下の内容を検証することを目的に実施します。
(1)訪日外国人観光客向け多言語対応やダイバーシティ対応に必要となるオペレーションの検証
(2)リアルタイムに字幕を表示するサービスの市場性、将来性、収益性に関する検証

                                  以 上

<参考>
         TOBU Open Innovation Programについて

 東武グループの観光アセットを活用した共創アイデアの募集とその事業検証並びに事業化の支援を行うプログラムとして、2021年11月より実施しています。これまでに250件以上の共創提案の応募があり、10件以上の実証実験を行っています。

       ピクシーダストテクノロジーズ株式会社について

ピクシーダストテクノロジーズは、計算機科学(コンピュータサイエンス)と音や光などを自在に操る独自の波動制御技術の融合により、コンピュータと非コンピュータが不可分な環境を構築し、言語や現象、アナログとデジタルといった二項対立を循環的に超えていく「デジタルネイチャー」の到来を見据えています。私たちは、現在、波動制御技術をメカノバイオロジーや視覚・聴覚・触覚への介入・補助をする「パーソナルケア&ダイバーシティ」領域と、メタマテリアル(材質ではなく構造で特性を生み出す技術)やオフィス・工事現場等の課題解決のために適用する「ワークスペース&デジタルトランスフォーメーション」領域の2つの主要な領域に重点を置いて製品を展開しています。急速に進化していくコンピュータに対して、私たち生物の身体(ハードウェア)の進化は非常に遅く、その差はますます開こうとしています。ピクシーダストテクノロジーズはこの両者の間をうまく調停し、生活に対してよりよい価値を生み出し続けます。

商号        ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
ティッカーシンボル PXDT(NASDAQ市場)
会社設立      2017年5月
代表取締役     落合陽一、村上泰一郎
所在地       東京都中央区八重洲二丁目2番1号
URL         https://pixiedusttech.com/

* VUEVO及び関連するロゴは、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社の商標又は登録商標です。 -記載されている会社名、ロゴ、システム名、商品名、ブランド名などは、各社の商号、登録商標、または商標です

                                 以 上
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