近畿日本鉄道(@Press) 2024-05-10 14:00:00 |
近鉄では、老朽化した車両を更新するために新型車両の投入を計画していますが、2024年10月から奈良線、京都線、橿原線および天理線で新型一般車両の運行を開始することを決定しました。
今回の新型一般車両は、ベビーカーや大型荷物などをお持ちのお客さまが気兼ねなく着席して過ごせるスペース「やさしば」を1両あたり2カ所設置するなど、多くのお客さまからのお声を反映した車両としています。 その他、夏期や冬期の車内保温のために、駅に長時間停車する際にお客さまが個別に扉を開閉できるスイッチ(近鉄初 ※ケーブルカーを除く)や、混雑状況に応じてロングシートとクロスシートを切り換えることができるL/C シート、車内防犯対策として防犯カメラの設置、従来車両と比較して消費電力の45%削減など、安全と環境に配慮した車両としています。 また、2025年度には、大阪線・名古屋線・南大阪線にも新型一般車両の投入を予定しています。 これからも安全・安心・快適な鉄道輸送サービスを提供し、より身近に、親しみを持っていただける近鉄を目指します。 詳細は別紙のとおりです。 画像1: (別 紙) 1.車両系式 8A 系 2.運行開始時期 2024年10月 3.運行線区 奈良線、京都線、橿原線、天理線 4.製造両数 2024年度 4両編成×12本 計48両 (整備完了次第、順次投入) 5.車両概要 (1)外観デザイン ツートンカラーの近鉄らしさを踏まえ、ご利用の皆さまに身近に、親しみを持っていただける新しいデザインとしました。 (2)ベビーカー・大型荷物対応スペース「やさしば」 ベビーカーやキャリーバック・スーツケースなどの大型荷物をお持ちのお客さまが周囲に気兼ねなく着席してお過ごしいただけるスペースを、車両中央の乗降扉付近に、1両あたり2カ所設置します。 このスペースには、キャリーバックやスーツケースなどのキャスターのひとつを掛けて荷物を動きにくくするストッパーを設置します。 名称はベビーカーや大型荷物をお持ちのお客さまをはじめ、どなたでも快適に・気兼ねなくお座りいただける「やさしさ」を共有できる空間となるように、「やさしば」としました。 画像2: 画像3: ※「やさしば」は、ベビーカーや大型荷物をお持ちのお客さまをはじめ、全てのお客さまにご利用いただけます。 (3)扉個別開閉スイッチ(近鉄初 ※ケーブルカーを除く) 夏期や冬期の車内保温のために、駅に長時間停車する際にお客さまが個別に扉を開閉できるスイッチを設置します。 (4)その他の特徴 快適にご利用していただけるよう、お客さまと環境に優しい車両を目指しました。 〇車内の快適性向上 ・ご利用状況に応じてロングシートとクロスシートを切り換えることができるL/C シートを設置します。また、1両のなかでロングシートとクロスシートを混在して配置することも可能としています。 ・冷房能力を向上させた空調装置の採用、扉の開閉に連動した空調制御の導入、車内温度センサの増設などにより、酷暑などにも対応したきめ細やかな車内温度の調整を図ります。 ・扉付近のお客さまとシートに着席されているお客さまがお互いに気を遣うことがないよう、間に大型の仕切を設置します。 ・深紫外線LED により車内空気の除菌を行う装置を設置します。 〇車内防犯対策 ・車内防犯カメラを1両あたり4カ所設置し、非常通話装置が作動した時にその映像を乗務員や運転指令者がリアルタイムに確認して車内の状況を迅速に把握できるようにします。 ・乗務員と通話ができる非常通話装置を1両あたり2カ所設置します。 〇バリアフリー対応 ・各車両に1カ所の車いすスペース(フリースペース)を設けます。 ・出入口の高さを下げてホームとの段差を低減し、乗降しやすくします。 ・車内の扉上に大型の液晶ディスプレイを設置し、停車駅や列車の運行情報を多言語で表示する他、広告も放映します。 〇省エネルギー対応 ・新型のインバータ制御装置を採用することで、従来車両と比較して消費電力を約45%削減します。また、車内照明や前照灯にLED を採用して省エネルギー化を進めて環境への負荷を減らします。 (5)車内レイアウト 画像4: 6.各線区への導入年度・導入予定両数 画像5: 画像6: 画像7: (以 上) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press |
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