近畿日本鉄道(@Press) 2022-05-17 14:00:00 |
近鉄では、昭和40年代に製造した車両約450両について、お客さまのご利用状況を見極めたうえで、必要分を置き換える計画をしており、2024年秋に新型一般車両(4両×10編成)を導入することを決定しましたのでお知らせします。
新型一般車両は、ご利用いただくあらゆる方々に使いやすく、お客さまと地球環境に優しい車両を目指し、車内防犯対策や省エネルギー化、バリアフリー対応を進め、車内の快適性の向上を図ります。なお、新型の一般車両の導入は、2000年のシリーズ21車両以来24年ぶりとなります。 近鉄では、引き続き、安全・安心・快適な鉄道輸送サービスの提供に努めてまいります。 詳細は以下のとおりです。 画像1: 画像2: ■新型一般車両の概要 1.運行開始時期 2024年秋(予定) 2.投入線区 奈良線、京都線、橿原線、天理線(以降他線区へも展開予定) 3.新造両数 4両×10編成 計40両 4.投資額 約84億円(1両あたり約1.85億円(設計費等除く)) 5.車両の詳細 (1)コンセプト ・ご利用いただくあらゆる方々に使いやすく、お客さまと地球環境に優しい車両 (2)車内防犯対策 ・車内に防犯カメラを設置し、乗務員や運転指令者が車内の状況を確認できるようにします。 ・乗務員と通話ができる車内通報装置を設置します。 (3)バリアフリー対応 ・ホームから編成連結部への転落を防止するため、転落防止幌を編成先頭部に設置します。 ・従来車両と比べて車両床面の高さを下げ、駅ホームとの段差を低減します。 ・各車両の両端に優先座席を配置します。(うち1か所は車いすスペースを併設) ・車内の扉上に大型の液晶ディスプレイを設置し、停車駅、次の駅や駅構内設備等を多言語で表示するほか、列車の運行情報もご案内します。 画像3: (4)環境負荷軽減 ・新型のVVVFインバータ制御装置を採用することで、従来車両比で消費電力を約45%削減します。また、車内照明や前照灯にLED照明を採用して省エネルギー化を進めます。 (5)ロング・クロス転換シート(L/Cシート) ・座席はロング・クロス転換シート(L/Cシート)を採用し、車内の混雑度に応じて最適なシート配置を提供します。(混雑時に乗降しやすい横並びのロングシートと、進行方向に向かって着席するクロスシートを切り替えて運用します。) (6)ベビーカー・大型荷物対応スペース ・ベビーカーをお持ちのお客さま、キャリーバッグやスーツケースなどの大型荷物をお持ちのお客さまに、周囲に気兼ねなくお過ごしいただけるスペースを、1両あたり2か所設置します。このスペースの座席は、ベビーカーや大型荷物をお持ちでないお客さまもご利用いただけます。 なお、ベビーカー・大型荷物に対応する座席付きのスペースの導入は、日本初となります。 画像4: (7)抗菌・抗ウイルス対応 ・深紫外線LEDにより車内空気の除菌を行う装置を導入します。 ・お客さまが触れる座席表布などに、抗菌・抗ウイルス機能を付加します。 (8)デザイン ・外観デザインは、近鉄伝統の赤色をより鮮やかにすることで新しいイメージを創出します。 ・車内の内装には、花柄の座席表布や木目調の壁を使用して、明るく優しい印象とします。 (9)その他 ・戸閉力を制御することで、閉まる扉に荷物が挟まった場合に抜き取りを容易にします。 ・お客さまが個別に扉を開閉できるスイッチを設置し、酷暑時や厳冬期の車内保温を図ります。 ・効率的に車両の保守を行うために、省メンテナンス性を考慮した各種機器を採用します。 画像5: (以 上) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press |
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