学校法人立命館 京福電気鉄道(@Press) 2022-09-30 10:00:00 |
嵐電沿線のボランティアの皆様、学校法人立命館(京都市中京区、理事長:森島朋三)の教職員・学生および京福電気鉄道株式会社(京都市中京区、社長:大塚憲郎)の社員で構成する「嵐電沿線フジバカマプロジェクト」は、昨年に引き続き、京都府の絶滅寸前種に指定される「フジバカマ」(キク科の多年生植物)の開花を迎える鉢植を、10月2日(日)〜10月17日(月)の期間、嵐電嵐山本線の有栖川駅、車折神社駅、嵐山駅、北野線の全駅(帷子ノ辻〜北野白梅町)に展示します。
学校法人立命館と京福電気鉄道株式会社は、「協力・連携協定」(2020年3月13日締結)のもと、SDGs達成への取り組みとして、2021年、地域の皆様、大学の教職員・学生、京福電気鉄道の社員なども参画した「嵐電沿線フジバカマプロジェクト」を立ち上げ、立命館大学衣笠キャンパスでフジバカマを挿し芽で増やし、開花を迎えた10月に嵐電の北野線全駅に展示しました。 2年目となる本年は、立命館大学に加え、嵐電の沿線小学校の京都府立聾学校(6月3日(金))と京都市立御室小学校(6月4日(土))にも挿し芽を増やしました。さらには沿線の大本山妙心寺塔頭退蔵院(7月13日(水))の敷地内にも挿し芽を植栽いたしました。 画像1: 2021年嵐電北野線での設置作業の様子 画像2: 画像3: 京都府立聾学校での挿し芽イベントの様子 今回は、立命館大学で栽培したフジバカマを、嵐電の北野線全駅のほか、新たに嵐山本線の有栖川駅、車折神社駅、嵐山駅にも展示し、沿線を彩ります。今後も「フジバカマ」という希少植物が繋ぐ地域のネットワークをさらに拡げ、SDGs達成に貢献してまいります。 <実施概要> 内 容:立命館大学衣笠キャンパスで栽培した 京都府指定絶滅寸前種「フジバカマ」の嵐電の駅での展示 数量等 :計約70鉢 展示場所:嵐電嵐山本線3駅(有栖川、車折神社、嵐山) 北野線全10駅(帷子ノ辻、撮影所前、常盤、鳴滝、宇多野、 御室仁和寺、妙心寺、龍安寺、 等持院・立命館大学衣笠キャンパス前、北野白梅町) 展示方法:消防署で使用していた消防ホースを再生したエコプランターに設置 展示期間:2022年10月2日(日)〜10月17日(月) 画像4: 以 上 <ご参考> ■フジバカマ(キク科) 「秋の七草」のひとつで、万葉集や源氏物語をはじめ古典文学などで、古くから人々に親しまれてきたフジバカマ(キク科の多年生植物)は、都市化や環境の変化で激減し、現在京都府の絶滅寸前種に指定されており、府内では、様々な住民団体や社寺などが、フジバカマの育成・保護活動を行っています。 ■アサギマダラ(タテハチョウ科) アサギマダラは、前翅長40〜60mmの可憐なチョウです。アサギマダラの「アサギ(浅葱)」は青緑色の古い呼び名で、翅(はね)の薄水色に由来しています。幼虫は「キジョラン」など、ガガイモ類の葉を食べます。また、雄の後翅には、雌にはない黒褐色の性標があり、それにより雄雌の区別ができます。「フジバカマ」や「ヒヨドリバナ」「オタカラコウ」など、キク科の植物で吸蜜することが多い。 ■学校法人立命館と京福電気鉄道株式会社の連携・協力協定 立命館大学などを運営する学校法人立命館(法人本部:京都市中京区、理事長:森島朋三)と京福電気鉄道株式会社(本社:京都市中京区、社長:大塚憲郎)は、2020年3月13日(金)に地域社会の発展および人材育成への貢献等を目指し、連携・協力に関する協定を締結しました。 同協定に基づく具体的な連携事業として、「地域貢献に関すること」や「SDGs推進に関すること」を掲げており、今回の「嵐電沿線フジバカマプロジェクト」もその一環として実施しています。 立命館大学は、「アサギマダラ(フジバカマの花の蜜を好む渡り蝶)が飛来する街づくり」をテーマに、SDGsの目標15にある「生物多様性の損失阻止」に向けた取り組みとして、2020年に公益財団法人京都市都市緑化協会(京都市東山区)から苗を譲り受け、衣笠キャンパスでフジバカマを栽培しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press |
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