JA共済連(全国共済農業協同組合連合会)(@Press) 2023-03-29 14:45:00 |
JA共済連(全国共済農業協同組合連合会・代表理事理事長 柳井 二三夫)では、本年4月1日の改正道路交通法の施行により、自転車に乗る全ての人にヘルメットの着用が努力義務化されることを受け、一般財団法人 日本交通安全教育普及協会監修のもと、世代別オリジナルWEBムービー『自転車乗るならヘルメット!〜かぶろう、大切な命を守るために〜』を制作し、JA共済地域貢献活動ホームページ「ちいきのきずな」WEBサイト内で公開しています。
また、本年3月29日には、JA共済連が一般財団法人 日本自動車研究所(JARI)に委託した「自転車対自動車の衝突実験、自転車単体の転倒実験、自転車の壁面衝突実験」の実験結果レポートも公開しました。 ●自転車事故をめぐる現状 警察庁の調査によると、2017〜2021年までの5年間に起きた自転車事故死傷者のうち、約6割が頭部に致命傷を負って亡くなっています。(※1)また、自転車事故におけるヘルメット未着用者の致死率は、着用した人の約2.2倍と高くなっています。(※2) このような背景から小さな子どもに限らず、中高生も大人も転倒などの事故で頭部の怪我が多く、ヘルメット着用の有無が生死を分けることもあり、4月1日から自転車を利用するすべての人は、ヘルメットを着用するよう努めなければなりません。 ※1:出典:警察庁「自転車乗用中死者の人身損傷主部位(致命傷の部位)(平成29年〜令和3年合計)」https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/toubuhogo.html ※2:出典:警察庁「自転車乗用中のヘルメット着用状況別の致死率(平成29年〜令和3年合計)」https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/toubuhogo.html ●世代別オリジナルWEBムービーの制作背景と内容の特徴 世代に応じて、ヘルメット着用や自転車乗用中の事故にさまざまな背景があることから、「高齢者篇」「大人篇」「中高生篇」「小学生篇」の全4篇のヘルメット着用を啓発するオリジナルWEBムービーを制作。 ヘルメット着用の重要性に関心を持っていただくため、世代別にそれぞれストーリー仕立てにし、またクイズや実験映像も盛り込みました。 【高齢者篇/約13分】URL: https://www.youtube.com/watch?v=fj6fXTO-aSc 自転車乗用中の死傷者のヘルメット非着用率は65歳以上が最多です。 そういった背景から、高齢者篇では、自己の視点だけではなく、家族の視点から問いかけ、納得感を得ることを通じて、ヘルメット着用が自然と日常習慣となるよう働きかける内容となっています。 画像1: 高齢者篇 ■ヘルメット非着用者率(死傷者)の推移 画像2: 高齢者篇_参考 (注)「ヘルメット非着用者率(死傷者数)」とは、自転車乗用中の死傷者のうち、ヘルメット非着用者の割合をいう。 参考:警察庁 WEBサイト https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/jiko/R03bunseki.pdf 【大人篇/約13分】URL: https://www.youtube.com/watch?v=PIjIDI0VeB4 自転車のヘルメット着用に関する意識調査では、着用が面倒であることがトップの回答として示されています。 大人篇では、自動車との衝突実験や自転車の転倒実験の結果など、ヘルメット着用の合理的根拠を示し、有効性を訴えています。また、ヘルメットを正しく選んで、正しく着用することが重要であるため、子どもも含めた家族内で共有・実践を促す内容となっています。 画像3: 大人篇 画像4: 大人篇_グラフ ※出典:自転車のヘルメット着用に関する意識調査結果 【中高生篇/約9分】URL: https://www.youtube.com/watch?v=wkEioL26Pzk 中高生は、通学等で日常的に自転車を利用することが多いことから、年齢別の自転車事故の死傷者が最も多くなっています。 中高生の場合、見た目を気にして、ヘルメットを着用しなかったり、正しく着用していないことが懸念されることから、ヘルメット着用は自転車事故時の安全確保に必要なツールであることを改めて訴え、着用に慣れ親しんでもらえるような内容となっています。 画像5: 中高生篇 ■自転車乗用中の年齢別死傷者数(令和元年〜令和3年合計) 画像6: 中高生篇_参考 (注)令和元年〜令和3年 交通統計年報 警察庁交通局よりJA共済連作成 【小学生篇/約11分】URL:https://www.youtube.com/watch?v=cB22isRZ2n0 小学生は、自転車が利用できるようになると、行動範囲が広がります。統計からも高学年になるにつれ、自転車事故が増えています。運転技術は徐々に身についてきますが、交通ルールや道路に潜む危険などの理解までは進んでいないことが伺えます。 そのため、交通事故の被害を軽減するため、キャラクターを登場させクイズを通して考え学んでいき、なぜヘルメット着用が必要なのか丁寧に説明し理解が進むような内容となっています。 画像7: 小学生篇 画像8: 小学生篇_参考 参考:内閣府WEBサイト https://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/r02kou_haku/zenbun/genkyo/feature/feature_01_2.html 【実験映像/約3分・実験結果レポート】URL: https://www.youtube.com/watch?v=9Y90xhpk_uU 世代別のWEBムービーとあわせ、JA共済連では、自転車乗用時の危険性を学んでいただくため、自動車と衝突した場合の様子や、自転車運転時の転倒などを再現した実験映像も制作しています。 さらに一般財団法人 日本自動車研究所(JARI)に委託した「自転車対自動車の衝突実験、自転車単体の転倒実験、自転車の壁面衝突実験」の実験結果レポートも制作。ヘルメットがどれだけ重要な役割を果たしているかを数値化するとともに、ヘルメット着用の有効性および必要性を信頼できるデータとして3月29日に公開しました。 ■実験映像 画像9: 実験映像 ■実験結果レポート(一部抜粋) 画像10: 実験レポート ●WEBサイトのご紹介(URL: https://social.ja-kyosai.or.jp/bicycle_helmet/ ) JA共済 地域貢献活動ホームページ「ちいきのきずな」では、『自転車乗るならヘルメット!〜かぶろう、大切な命を守るために〜』の各動画視聴のほか、学校や地域などでの交通安全教育にお役立ていただけるよう、各動画のポイントをまとめたチラシと小学生向けのおさらいシートも公開中。PDF形式でダウンロードも可能ですので、是非ご活用ください。 画像11: WEBサイト 画像12: 動画のポイントをまとめたチラシ 画像13: 小学生向けおさらいシート 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press |
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