ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2023-09-09 00:47:56 |
2023年9月8日
東海旅客鉄道株式会社 台風7号及び静岡地区大雨対応に伴う検証結果について 先月、8月15日(火)の台風7号に伴う計画運休実施、および翌16日(水)の静岡地区での大雨の影響による翌17日(木)にかけての列車の運休・遅れについて、検証を進めてまいりました。 この度、検証結果をとりまとめ、国土交通省に報告したのでお知らせいたします。 1.提出した資料 ・別紙「台風7号及び静岡地区大雨対応に伴う検証結果」 別紙 台風7号及び静岡地区大雨対応に伴う検証結果 1.直通運転を終日中止したこと 【終日中止した理由】 ○14:10運転再開したものの、24時間連続雨量の規制値に近い状態で、少雨でも再度運転見合わせとなる状況であった (民間気象サービスの予報では規制値を超える予測もあった) ○直通運転を再開しても、再度、運転見合わせし、山陽新幹線に影響(ダイヤの乱れ)を及ぼすこととなる可能性があり、それを避けるため、終日直通運転を中止 ↓ 【検証結果】 ○24時間連続雨量の状況及び気象予報の情報から、直通運転を終日中止すると判断したことは適切であった。 2.新大阪付近での列車の集中を回避できなかったこと 【新大阪付近に列車が集中し、滞留した理由】 ○必要な列車本数を確保(運休を最小限とした) 〇新大阪駅折り返しに時間を要した ○新大阪駅に休憩列車を設定したため、使用番線が減少 〇検査、汚物抜き取り等が必要なため、鳥飼車両基地に収容 〇鳥飼車両基地がほぼ満線→移動の自由度が低下→収容に時間を要した→出発準備に影響 【列車集中による始発への影響を回避できなかった理由】 〇必要な列車本数を確保したため、滞留を解消する時間が不足 〇鳥飼車両基地に収容する列車本数の把握が不十分 ↓ 【検証結果】 ○左記を踏まえた今後の対応 ・指令において、運行状況、滞留箇所など全体把握する担当者を定め、担当者が列車の遅延状況、車両所の滞留状況などを確認する。それを踏まえて都度オペレーション変更の可否を判断する。 ・鳥飼車両基地において滞留する列車の本数が許容量に近づいた場合、京都駅、米原駅などへの退避などを実施する。 3.お客様への情報発信 【発信内容とタイミングが不十分であった理由】 ○16日22:30の公表時は、翌17日は始発から通常通りの運転を見込むものの、遅れや運休が発生する可能性がある旨の情報発信を行ったが、遅れや運休を主体に発信しなかったため、お客様には始発から通常通りと受け止められた ○タイミングについて、遅れや運休の発信が、17日始発直前となった ↓ 【検証結果】 ○左記を踏まえた今後の対応 ・今後の運行の見通しについて、列車の滞留状況等含めて厳しく見積もり、不確定要素がある旨をより明示的に発信する。 ・運行の現状をより頻度高く適切な内容を発信する。 ・見通しがわかった段階でその時の状況に合わせた内容を発信する。 |
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