ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2022-08-03 21:55:27 |
News Release JR西日本
2022年 8月 3日 西日本旅客鉄道株式会社 ecoステーション うめきた(大阪)駅の環境の取り組み 西日本旅客鉄道株式会社(本社:大阪市北区、社長:長谷川一明)は、2023年春に開業予定の「うめきた(大阪)地下駅」を「JR西日本技術ビジョン」の具体化に挑戦する駅と位置付け、その実現に向けて取り組んできました。さらには、「うめきた(大阪)駅」をイノベーションの実験場『JR WEST LABO』の中心と位置づけ、「@デジタル×リアルが生み出す新たな価値(サービス)」、「A人と技術が融合し、誰もが参画し活躍できるフィールド」、「Bお客様と共に進める環境負荷軽減の取り組み」の3つの分野の取り組みを推進していくことを過日ご報告いたしました。 この度、「お客様と共に進める環境負荷軽減の取り組み」として、環境にやさしいecoステーションの実現に向けて、当社グループの環境の取り組みの基本的な考え方としても掲げております、「地球温暖化防止・気候変動対策」、「自然との共生・循環型社会構築への貢献」の分野での地球環境保護の取り組みをご紹介いたします。 (参考URL) ※うめきた(大阪)地下駅: https://www.westjr.co.jp/railroad/project/project2/ ※『JR WEST LABO』の概要: https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220316_01_LABO.pdf ※JR西日本グループの地球環境への取り組み: https://www.westjr.co.jp/company/action/env/ 1.うめきた(大阪)駅における環境の取り組みメニュー うめきた(大阪)駅においては、来年春の「うめきた地下駅」開業時から、2025年の地上駅ビルを含めた全面開業までの間、以下にご紹介する取り組みを順次実施します。また、今回ご紹介する取り組み以外にも、グランドオープンに向けてはさらなる取り組みへのチャレンジを検討してまいります。 地球温暖化防止(CO2排出削減) ■次世代太陽電池による創エネルギー ■省エネルギー型駅設備 ■再生可能エネルギーの活用 循環型社会の構築 自然との共生 ■使用済みPETボトルの水平リサイクル ■緑地の整備 (参考1) ○「フィルム型ペロブスカイト太陽電池」について 「フィルム型ペロブスカイト太陽電池」はフィルム型の超軽量な太陽電池であり、壁面や重量に制約のある屋根などへの設置が可能となる次世代太陽電池です。実用化に向けて、従来のシリコン型太陽電池と同等の発電効率・耐久性をめざし開発を進めている積水化学工業株式会社との協働により、一般共用施設への設置計画としては世界初の事例として、うめきた(大阪)駅広場部分に設置いたします。 「フィルム型ペロブスカイト太陽電池」は、フィルム状で超軽量かつ柔軟性があることから曲面に設置でき、重量の制約も緩和され、設置箇所が大幅に拡大できる可能性があることから、今後、運用により得られた知見を活用しながら他の鉄道施設への展開をめざし、再生可能エネルギーの拡大に貢献してまいります。 (参考2) ○PETボトル水平リサイクルの取り組み 脱炭素やプラスチック関連の環境汚染問題等を受けて、新規のPET生産の総量を削減するため、使用済みPETボトルを再度、PETボトルに再生する水平リサイクルへの関心が高まっています。当社グループはこれまでから、駅等で回収する使用済みPETボトルのリサイクル※1を推進しておりますが、再生PETボトルへの水平リサイクルの実現でリサイクルの品質とトレーサビリティの向上を図ります。 これを踏まえ、株式会社サーキュラーペットと同社PETボトルリサイクル工場への当社グループの使用済みPETボトルの供給に向けて今後具体的な条件を協議する基本合意※2を締結しました。まず、2023年度中にうめきた駅を含む大阪エリアの使用済みPETボトルの供給を開始し、順次、供給量を拡大する計画です。 なお、供給を計画する同社PETボトルリサイクル工場は、従来リサイクルされてこなかった低品質の使用済みPETボトルを主原料とする日本初の飲料用途向けリサイクルPET樹脂製造工場として、2023年度中の稼働を予定しており、使用済みPETボトルの水平リサイクルの実施は当社グループ初の取り組みになります。 ※1:サーマルリサイクル・ダウンマテリアルリサイクル等 ※2:https://www.westjr.co.jp/press/article/2022/08/page_20525.html |
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