NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.8374 【東武】JR東日本とドライバレス運転実現に向け協力
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2022-05-25 00:29:20
                              2022年 5月24日
                          東武鉄道株式会社
                          東日本旅客鉄道株式会社

     東武鉄道と JR東日本は、ドライバレス運転実現に向け、
            協力して検討を進めます


〇東武鉄道株式会社(本社:東京都墨田区、以下「東武鉄道」)と東日本旅客鉄道株式会社(本社:東京都渋谷区、以下「JR東日本」)は、少子高齢化や働き方改革などにより社会環境が変化する状況においても、効率的でサステナブルな鉄道経営を維持し、より安全でかつ利便性の高い輸送サービスの実現を目指し、ドライバレス運転導入の検討、開発を行っています。

〇両社は、ドライバレス運転や保安装置の仕様の共通化などによって、導入のスピードアップや開発コストの軽減に向け、協力して検討を進めます。


1.東武鉄道の自動運転の取り組み
・2023年度以降に東武大師線においてドライバレス運転にあたる添乗員付き自動運転 (GoA3)実施に向けた検証試験を進めています。
・試験車両による前方支障物検知システムの検証試験を、2021年9・10月の日中時間帯、また 2022年 2月の夜間時間帯に明るさの条件を変えて実施しました。
・2022年度には前方支障物検知システムを仮設搭載し、営業運転車両で検証試験を実施します。

2. JR東日本の自動運転の取り組み
・将来のドライバレス運転(GoA3)実現のため、ATACS(無線式列車制御システム)の導入や、高性能な ATO(自動列車運転装置)などの必要な開発を進めています。
・山手線のお客さまが乗車している営業列車(2編成)で、2022年 10月頃から 2カ月程度自動運転を目指した実証運転を行い、性能の確認や知見の蓄積を行います。
・車両前方にステレオカメラを搭載して障害物をリアルタイムで自動検知する、車両前方の障害物検知システムを開発しており、 2023年度から営業列車へ搭載し、データの蓄積、機能改善を継続していきます。

3.東武鉄道と JR東日本の検討協力内容
 東武鉄道とJR東日本は2022年1月に覚書を締結し、自動運転システムとそれに伴う保安設備に関し、技術検討を協力して進めていきます。

【参考】関連するこれまでのプレス
[東武鉄道] https://www.tobu.co.jp/newsrelease/
・鉄道の自動運転 (GoA3)実施に向けた検証を東武大師線において開始します【2021年4月20日】
・自動運転に必要な障害物検知の検証試験を実施【2021年 9月29日】
・夜間における前方支障物検知システムの検証試験を実施【2022年 3月30日】
[JR東日本 ] https://www.jreast.co.jp/press/
・山手線 E235系で自動列車運転装置(ATO)等の試験を行います【2018年12月 4日】
・首都圏の輸送システムの変革を進めます【2021年12月 7日】
・車両前方のステレオカメラによる障害物検知システムの開発【2022年 2月 8日】
・山手線の営業列車で自動運転を目指した実証運転を行います【2022年 5月10日】
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