NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.8353 【JR西】富山・福井・鳥取県で“地域ものがたるアンバサダー”を募集
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2022-05-18 02:18:50
                              2022年 5月17日
                          西日本旅客鉄道株式会社

 西日本旅客鉄道株式会社(大阪市北区、代表取締役社長:長谷川一明、以下「JR西日本」)は、沿線自治体をはじめとした地域の皆様との協働により、西日本エリアの活性化に向けた取り組みのひとつとして、2021年3月より社会変容に対応した新しいライフスタイル「鉄道のある暮らし」を提案し、都市部と地方沿線エリアを思いのままに行き来しながら、より豊かなライフスタイルを実現いただくためのご支援を各地にて展開しております。

 この度、JR西日本は、富山県、福井県、公益社団法人福井県観光連盟、鳥取県、株式会社 JR西日本コミュニケーションズ、ジオリブ研究所合同会社、株式会社地域ブランディング研究所と共同して、「地域ものがたるアンバサダー〜美食地質学×第2のふるさとを巡る旅〜」の事業取り組みと参加者募集を開始いたします。


「地域ものがたるアンバサダー〜美食地質学×第2のふるさとを巡る旅〜」とは?


 Withコロナ時代の2カ年で、新しい旅のスタイルや、オンラインとリアルを取り合わせた新しい交流の形が社会に定着しはじめました。そのような中、特定の地域に年間複数回反復して訪れる3県のアンバサダーチームを介して、訪問者側にとっても地域側にとっても新たな地域魅力や共感できる体験が見い出され、地域固有の文化・誇り・愉しみ方を共有していく取り組みとして、今回「地域ものがたるアンバサダー」事業を開始します。

 今回ひとつの軸となるテーマが、ジオリブ研究所 (*1)の提唱する「美食地質学」です。日々自然災害の絶えない変動帯に位置する日本列島。その一方で、変化に富んだ厳しい条件の地形・地質だからこそ生まれた、豊かな海・山・里の幸、工夫を凝らした農林水産業の営み、それらの総合芸術としての食文化。オンラインでほとんどのものが手に入るようになった時代だからこそ、旅先でその地域にしかない固有の文化や、今しか味わえないもの、その土地への愛着から生み出される産品や料理などに触れると、強い共感や感動体験に繋がります。

 今回のプログラムでは、地域固有のジオストーリーを見つける「美食地質学」を媒介として、県外から来訪する「アンバサダー」と、県内で地域への愛着をもって日々活動されている「水先案内人」、地質学や観光の専門家で一緒にチームを組み、調べたり考えたり体験しながら1年を過ごすことで、その人にとってその地域がかけがえのない存在になる「第2のふるさとづくり」を試みます。

 ひとたび「第2のふるさと」となった地域やそこで出会った人々とのご縁は、アンバサダーとしての活動期間が終わっても続くはずです。また、今回磨き上げた地域固有のジオストーリーは、地域産品のブランディング、その地域にしかない物語つきの食文化体験、新しい地域の誇れる産業等として今後に生かしていきたい狙いがあります。

(*1) ジオリブ研究所:日本列島や地球の成り立ちの第1人者である巽好幸氏(神戸大学名誉教授)が設立した、地質学の理解やその社会的実践ツールとしての活用を広める活動を行っている研究所。 https://geo-live.jp/


年間プログラムと訪問予定地域の概要


 今年度は、富山県・福井県・鳥取県にて、県外から地域へ通い地域との交流を深める「地域ものがたるアンバサダー」を各県7名ずつ(計 21名)募集します。個々人での活動ではなく、アンバサダーと地域の水先案内人と専門家を含む事務局でチームを組み、年間を通じて、現地訪問やオンライン交流を繰り返すことで、地域への理解や愛着を深めていきます。

 具体的には、次の5つのプログラムを通して、県内・県外関係者ともにどのように意識や行動が変わっていくかを確かめながら、年間プログラム終了時には、地域内外の人が誇れるジオストーリーや、それを生かした交流プログラム等を今後継続的に活用できる形で残すことを目指します。

*伊藤注:以下は、添付画像をご覧下さい。
撮影日:
撮影場所:
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