ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2021-07-27 22:40:40 |
2021年 7月27日
東松山市 東武鉄道株式会社 JA埼玉中央 大東文化大学 株式会社コークッキング 株式会社コークッキング(フードシェアリングサービス「TABETE(タベテ)」運営元)、東松山市、東武鉄道株式会社、 JA埼玉中央、大東文化大学では、実証実験の結果を踏まえ、「TABETEレスキュー直売所」の本格運用を2021年8月2日からスタートします。 1.TABETEレスキュー直売所概要 《直売所で余った野菜を東武東上線で輸送し都心で販売、食品ロスを削減へ》 本取り組みは、東松山市周辺の直売所で売れ残った農産物を株式会社コークッキングが買い取り、東武東上線森林公園駅から列車に載せて池袋駅に輸送、都心のお客様に特別価格で販売し、食品ロス削減を目指すものです。 【本格運用概要】 @開 始 日:2021年 8月 2日(月)〜 A販売場所:東武東上線 池袋駅南口改札 券売機前 B営業時間:18:30〜20:30ごろ ※毎週月曜日、水曜日、金曜日 (祝日を除く)に営業致します。 ※電車の運行状況や当日の農産物の食品ロス状況により中止・変更する可能性がございます。 2.これまでの経緯 (1)課題の共有 株式会社コークッキングは、2020年7月に「東松山起業家サポート投資事業有限責任組合」(無限責任組合員 PE&HR株式会社 代表取締役 山本亮二郎)の出資を受け、本店を埼玉県東松山市に移転し、これまで TABETEでは中食業界・外食業界の食品ロス削減に貢献してまいりました。 東松山市は梨や栗をはじめとする果樹及び野菜の産地であり、県内でも指折りの販売額を誇る農産物直売所を有しています。直売所では、閉店後に売れ残ってしまった農産物は農家が引き取るのが通例であり、まだ商品価値があったとしても、その多くは廃棄になってしまうという課題がありました。 そこで、農産物の食品ロス削減のため、東松山市・東武鉄道株式会社・ JA埼玉中央・大東文化大学と協議を重ねた結果、以下の目的のもと、今回の取り組みを行うこととなりました。 【目的】 - 直売所で閉店後に発生する売れ残った農産物の再販による食品ロス削減 - 直売所で農産物を販売している農業者の収益向上 - 旅客輸送に留まらない鉄道輸送サービスの活用方法検討、東武沿線の活性化 - 学生に社会課題解決に関する事業に参加する場の提供、教育機会の創出 - 関係機関 5者の情報発信 (2)実証実験 本取り組みは、株式会社コークッキングと東松山市が、食品ロスという社会課題を共有し、この課題解決に賛同した東武鉄道株式会社、 JA埼玉中央と、 2021年3月に第一回実証実験を実施。その後、大東文化大学とも連携し、6月より第二回実証実験を実施してまいりました。第二回実証実験では、第一回実証実験結果を受け、収益性や継続性を検証し、野菜の取扱量・輸送量を倍増。また、大東文化大学の協力により、本取り組みへ賛同する積極的な学生をスタッフに迎え、社会的な課題である食品ロス削減に取り組む実践教育の場としての役割も追加されました。実験に参加した生産者からは「捨てずに済んでありがたい」、野菜を購入して廃棄の危機から “レスキュー ”したお客様からは「お得にちょっといいことができて嬉しい」といった各方面から好評の声を多数いただき、継続が望まれていました。 【実証実験結果】 @第一回目実証実験(2021年3月12日〜3月31日):464kgのロス削減に成功 ・直売所数:1(東松山市) ・積み込み可能コンテナ数:最大12コンテナ A第二回目実証実験(2021年6月21日〜7月21日):3,717kgのロス削減に成功 ・直売所数:5(東松山市、滑川町、鳩山町、嵐山町、小川町) ・積み込み可能コンテナ数:最大24コンテナ 累計(2021年3月12日〜7月21日)で約4,200kgの農産物ロス削減、合計85名以上の生産者の収益向上に繋がりました。 ※農産物1点あたり300gとして概算 (3)本格運用 今般、取り組みを継続するための準備(鉄道輸送において特定の企業・団体等を対象にした有料手回り品の料金制度の整備、産官学連携による運用方法の制定等)が整ったことから、「TABETEレスキュー直売所」は2021年8月2日(月)より本格運用を開始する運びとなりました。また、同日には農産物の食品ロス削減の取り組み、学生への学びの場及び就業機会の提供によるSDGsの実践等に係る産官学連携の協定を締結します。 本格運用においても5者が連携し、それぞれの事業成長を互いに促進しながら、食品ロス削減等の社会課題解決に向けた取り組みを推進してまいります。 3.各社役割 ■東松山市/連携調整 東松山市は、東武東上線で池袋駅まで最短44分という立地にありながら、緑豊かな自然が多く残り農業も大変盛んな市です。「TABETEレスキュー直売所」の取り組みにより市内農家の皆さんが丹精込めて作った農産物が、無駄にならずに皆さんの食卓に運ばれることを大変嬉しく思います。池袋駅をご利.の皆さんに、比企丘陵の美しい自然に囲まれて育った農産物 をご賞味いただき、レジャーにも通勤にも“ちょうどいい”東松山を知っていただく機会になれば幸いです。是非お越しください。 △公式ホームページ:http://www.city.higashimatsuyama.lg.jp △連絡先:協定に関すること:政策推進課 堀越(0493-63-5031) 取組に関すること:商工観光課小島(0493-21-1427) ■東武鉄道株式会社/鉄道輸送・販売スペース貸し出し 東武鉄道では、「TABETEレスキュー直売所」の本格運用に伴い、旅客輸送に留まらない鉄道輸送サービスの活用方法として、社会貢献や地域活性化に取り組む特定の企業・団体等を対象に有料手回り品料金制度を新設しました。当社が提供するサービスを活用することによって、食品ロスという社会課題の解決の一助となり、SDGsに貢献することを目指しています。 △公式ホームページ:https://www.tobu.co.jp. △連絡先:東武鉄道お客さまセンター(03-5962-0102) ■JA埼玉中央/農産物の提供等 JA埼玉中央は、名前のとおり埼玉県の中央に位置し、1市7町1村から成り立っています。中央部に東武東上線が、山添地域を沿うようにJR八高線がそれぞれ縦貫し、沿線の東松山市、小川町が商工業の中心となり市街地を形成しています。 近年では都心への通勤圏に位置していることから住宅化が進んできましたが、現在も田園風景、山村風景を色濃く残した緑の多い地域でもあります。管内は、平坦地域(川島町・吉見町)、丘陵地域(東松山市・滑川町・嵐山町・鳩山町)、山添地域(小川町・ときがわ町・東秩父村)の3つの地域に大別されます。平坦地域では、「米」「麦」「イチゴ」「イチジク」の生産が盛んで、県内でも有数の米どころとなっています。丘陵地域では、住宅化が進むなか「米」「麦」「花き」「のらぼう菜」などの農産物が生産されています。山添地域は、「和紙」「木工」といった地場産業が中心で、特産物として「クジャクソウ」「花桃」などが生産されています。世界中で注目されているSDGsを達成するための取組みとしても素晴らしいプロジェクトであり、携われることを嬉しく思います。 △公式ホームページ:https://www.ja-sc.or.jp/guide △連絡先 生産販売課:市川(0493-25-2551) ■大東文化大学/大学生の募集及び調整 農産物の食品ロス削減の取り組み、SDGsの実践という共通目的のもとに、学部学科の垣根を越えて集まった学生たちが、レスキュー直売所の企画、運営オペレーション改善提案に留まらず、売上、利益などのKPIに対する数値進捗管理や、店長会にて数値改善に向けた全体方針の策定などを担っています。こうした一連の取り組みを任せていただくことで、各自がキャリアデザインを考える貴重な機会にもなっております。一人ひとりが農家の皆さんに思いを馳せて取り組んでくれることを望んでいます。 △公式ホームページ:https://www.daito.ac.jp △連絡先:地域連携センター 大畑(03-5399-7399) ■株式会社コークッキング/TABETEレスキュー直売所運営 弊社では、フードロス削減アプリ「TABETE」を通じて、中食(持ち帰り)のお店や飲食店で発生する食品ロスの削減に取り組んでいます。この度、東松山市において“直売所で発生するロス”があると伺い、なんとかして農作物を美味しいうちに食べてもらえないだろうか、と協議・検討を重ねて「TABETEレスキュー直売所」の取り組みを実現することが出来ました。野菜を買い取って別の場所で再販するというシンプルな仕組みですが、日々の食品ロスを着実に減らすことのできる取り組みであると確信しています。池袋駅を利用する皆様に美味しい野菜を手にとって廃棄の危機から「レスキュー」していただければ幸いです。 △公式ホームページ:https://tabete.me/ △連絡先 広報 山田(050-3503-4566) |
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