NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.7130 【JR西】国内鉄道業界で初:ロボットアーム搭載の鉄道電気工事用車を開発
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2021-04-09 02:21:17
News Release                    JR西日本

                          2021年 4月 7日
                        西日本旅客鉄道株式会社
                        西日本電気システム株式会社


     生産性・安全性向上に向けて国内鉄道業界で初めて
      ロボットアームを搭載した鉄道電気工事用車両
      「ブラケットハンドリング車」を開発しました


 西日本旅客鉄道株式会社と JR西日本グループである西日本電気システム株式会社(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長:井上啓)は、国内鉄道業界で初めてロボットアームを搭載した鉄道電気工事用車両「ブラケットハンドリング車」を開発しました。
 人力に頼って実施している可動ブラケット(電柱付属部品)の取替作業をロボットアームにより機械化・自動化することで生産性向上と安全性向上を図ります。
 (※自動制御可能な産業用ロボット)

1.ブラケットハンドリング車の概要
(1)全  長:約7.1m
(2)全  幅:約2.2m
(3)全  高:約3.8m
(4)車両重量:約14.0t
(5)投 資 額:約3億円(開発費含む)

2.ブラケットハンドリング車の特長
・ロボットアームにより、可動ブラケットを直接つかみ自動で運搬することが可能
 (人による重量物の運搬作業が不要)
・3Dカメラにより、作業空間を認識し障害物を回避することが可能
 (人による煩雑な操作が不要)
・架線支持アームにより、容易に電線の仮支持が可能
 (人による高所での準備作業が不要)

3.導入効果(労働環境改善、生産性向上)
(1)人力作業の一部機械化・自動化による生産性向上(作業員約4割減)
(2)重量物運搬・高所作業の削減による安全性向上

4.今後の計画
・2021年度中に1台導入し、京阪神・岡山・広島エリア(在来線)で運用予定
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