NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.6563 【JR西】2020年度にN700S、2021年度にW7系を各2編成新製投入
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2020-10-16 23:03:52
News Release                    JR西日本

                          2020年10月16日
                          西日本旅客鉄道株式会社
                         http://www.westjr.co.jp/


      東海道・山陽新幹線車両 N700S
        および、北陸新幹線車両 W7系 の新製投入


 当社では、JR東海が営業投入しているN700Sを下記のとおり製作、投入します。
 これにより、さらなる安全安定輸送の実現や、異常時対応力の強化、快適性などの向上を図るとともに、車両トラブル時などが発生した場合に、より柔軟な車両運用を実現します。また、2019年10月の台風19号により被災した北陸新幹線W7系2編成についても、このたび、新製投入いたします。

1.車両投入計画
 ┌────┬────┬────┐
 │投入編成│2020年度│2021年度│
 ├────┼────┼────┤
 │ N700S │ 2編成 │  −  │
 │ W7系 │  −  │ 2編成 │
 └────┴────┴────┘

2.投入編成の主な特長
【N700S】
・ATCとブレーキシステムの改良により、地震時のブレーキ距離をN700Aタイプから5%短縮することで安全性を向上します。
・大容量のデータ通信を実現することにより、これまで以上に詳細な機器データの取得・分析が可能となり、車両の状態監視機能を強化することで安全・安定性を向上します。
・バッテリ自走システムを搭載し、長時間停電時においてもお客様の避難が容易な場所まで自力走行が可能となることで異常時対応力を強化します。
・異常時にお客様と乗務員が通話する装置を指令所の係員とも通話ができるようにします。また、お客様に分かりやすい客室内に設置し、異常時の即応体制を強化します。
・グリーン車、先頭車およびパンタグラフ搭載号車にフルアクティブ制振制御装置を搭載することにより、快適性を向上します。
・全席にモバイル用コンセントを設置することにより利便性を向上します。

【W7系】
・現在走行しているW7系基本仕様をベースとします。
・台車の異常・予兆を検知する台車モニタリング装置を搭載することで安全・安定性を向上します。
・車両への着雪防止対策の機能を搭載することで安全・安定性を向上します。

3.その他
 2020年度に投入するN700Sは、2021年2月以降の投入を予定しています。
 2021年度に投入するW7系は、2021年度下期の投入を予定しています。
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画像サイズ: 1100×1650(29%表示)