NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.1327 【若桜鉄道】祥伝社刊:「希望のレール」地域活性化装置への挑戦
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2016-09-19 00:23:22

    鉄道と地域が二人三脚の活性化に挑む
    弱小零細鉄道会社が取り組んだ起死回生のプロジェクトを紹介

    石破茂氏推薦!
             「希望のレール」
    -若桜鉄道の「地域活性化装置」への挑戦- 9月14日に発売


 若桜(わかさ)鉄道株式会社は、鳥取県東部を走る全長19.2km , 車両4両の弱小零細鉄道会社です。国鉄改革の際に廃止対象となった国鉄若桜線を引き受け開業しましたが、経営状況は苦しく日本初の公有民営の上限分離方式となり、その後も赤字となり経営改善を進めるため西日本初の公募社長を迎え経営改善を図っています。本社のある鳥取県八頭郡若桜町は、5年間で人口が15%も減少している深刻な過疎地域で、沿線には特に観光地も無くこのままでは鉄道だけでなく地域も消えてしまうという危機感がありました。
 そこで、若桜鉄道はSL走行社会実験、隼ラッピング車パレード、ピンクSLなど地域と一体となった活性化策をとり成功を収めてきました。「鉄道」の存続だけではなく、「地域」の存続をかけて鉄道と地域が二人三脚で頑張るという全国でも例を見ない活動が注目されています。今回、この活動と背景をまとめた書籍が9月14日に発売されるので、地域活性化に関わられる自治体職員、ローカル線問題を抱える鉄道事業者の参考となる事が期待されます。なお、本書の印税はすべて若桜鉄道株式会社の収益となります。

書籍概要
出 版 社: 祥伝社
著  者: 若桜鉄道株式会社 山田和昭
判  型: 四六版ソフトカバー
定  価: 本体1,400円(税別)
図書符号: ISBN 978-4-396-61576-5


-著者プロフィール
若桜鉄道代表取締役社長。1963年、東京生まれ。早稲田大学理工学部工業系学科卒。1987年からIT業界でシステム開発営業、営業企画、プロダクトマーケティングなどの業務を実施、統括する。外資系IT企業を退職後、2012年8月、秋田県の第3セクター・由利高原鉄道のITアドバイザーに就任、その経験を活かし、2013年、地域鉄道の業務支援を行なう合同会社日本鉄道マーケティングを設立する一方、翌年、若桜鉄道の社長公募に応募し、9月に就任する。

-若桜鉄道について
鳥取県東部、JR因美(いんび)線の郡家(こおげ)駅から若桜(わかさ)駅までの19.2kmを結ぶ社員数17名の小さな第三セクター鉄道。1日10往復運行でうち7往復はJR線経由で鳥取駅まで乗り入れています。八東川(はっとうがわ)に並行する沿線は田畑が広がるのどかな山里ですが、過疎高齢化が進み業績は厳しくなっています。そのため、観光鉄道としてお客様を増やすべく若桜駅構内で蒸気機関車(SL)の展示運転、SLやDLの体験運転などを行うほか、ガイドが案内する観光列車を走らせるなど地域と連携した活性策を行っています。

                                     以上