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No.1096 (Re:1095) 別紙1
ほりうち(ccbu8181) 2016-06-24 17:48:26
[別紙1]


      「そうだ 京都は、今だ。」 〜国宝・狩野永徳筆「花鳥図」〜


1.「花鳥図」について
 大徳寺聚光院本堂の中心的機能をもつ「室中之間」にこの1年だけ里帰りした国宝「花鳥図」。日本美術史上にその名を残す天才絵師の一人狩野永徳により描かれた襖絵は全16面で構成され、季節が連続して展開されている。
 襖の枠を突き破り、乗り出すように描かれた春の梅の木をはじめ、その枝にとまる鶯(うぐいす)、川を優美に進む鴛鴦(おしどり)、松と共に鶴がついばむ姿や、葦(あし)が生い茂る水辺で雁(かり)2羽が声を掛け合う様子などがやさしく表現され、その極めて優れた芸術性はもちろんのこと、襖絵の特長を活かしたドラマ性・ストーリー性の構築は大傑作と認められている。
 ※拝観時、本堂室中の「花鳥図」は本尊などが見えるよう、正面の襖が開いています。

2.「大徳寺聚光院」について
 永禄9年(1566)、三好義継(よしつぐ)が養父、長慶(ながよし)の菩提を弔うために、大徳寺107世住職笑嶺(しょうれい)和尚を開祖として創建。千利休が自らの菩提所としたことから、三千家の代々の墓所となっている。
 境内には本堂(重要文化財)に狩野松栄・永徳親子による障壁画(全て国宝)があるほか、方丈庭園(名勝)、茶室「閑隠席(かんいんせき)」「枡床席(ますどこのせき)」(いずれも重要文化財)等、豊富な文化財を有する。
 通常非公開の聚光院だが、創建450年を記念して平成28年3月1日より特別公開中(※)で、これを機に、「花鳥図」を含め、京都国立博物館に寄託していた狩野永徳とその父、松栄の親子による本堂障壁画46面(すべて国宝)が9年ぶりに里帰りし、一挙公開中。また、現代日本画のトップランナー、千住博画伯の障壁画「滝」も一般初公開されている。
 ※拝観は予約優先です。予約の無い方は当日の空き状況次第のご案内です。事前に予約状況をご確認ください。聚光院を訪れる専用旅行商品をご利用の場合は、個別の予約は不要です。

※写真・画面はすべてイメージです。

撮影日:
撮影場所:
キャプション: 大徳寺聚光院本堂 花鳥図
画像サイズ: 275×184(原寸表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 大徳寺聚光院
画像サイズ: 319×212(原寸表示)