NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.8668 【国土交通省】第21回「日本鉄道賞」大賞はJR東海HC85系
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2022-09-12 22:18:54
[出典:国土交通省ホームページ]
国土交通省                         Press Release
Ministry of Land,Infrastructure,Transport and Tourism

                            令和4年9月12日
                         鉄道局鉄道サービス政策室

    第21回「日本鉄道賞」の受賞者が決定しました!


【日本鉄道大賞】
○東海旅客鉄道株式会社
 「飛騨・南紀の魅力も満載 国内最速 新型ハイブリッド車「HC85系」」

【日本鉄道賞表彰選考委員会による特別賞】
○東日本旅客鉄道株式会社
 「水素ハイブリッド電車HYBARIの開発
  〜日本初の水素をエネルギーとする鉄道車両〜」
○小田急電鉄株式会社
 「全国初「小児IC運賃を全区間一律50円化」
  〜子育てしやすい小田急沿線の実現に向けて〜」
○東京地下鉄株式会社
 「列車混雑計測システム
  〜鉄道業界初!デプスカメラと人工知能(AI)を用いて
     列車内の混雑率を号車ごとにリアルタイム算出〜」


 「日本鉄道賞」は、「鉄道の日」創設の趣旨である鉄道に対する国民の理解と関心を深め、国民の強力な支持を得るとともに、鉄道の一層の発展を期することを目的としており、鉄道に関する優れた取組に対して表彰するものです。

【選考の方法】
 日本鉄道賞表彰選考委員会において、各応募書類(計20件)の評価により、ヒアリング対象案件(計8件)をスクリーニング。応募者よりオンラインでのヒアリングを行い、改めて各委員が評価・議論の上、選考を行い、受賞者が決定されました。選考理由については別紙をご参照下さい。

【日本鉄道賞表彰選考委員会委員】(50音順敬称略)
    ^井 貴志((有)マシマ・レイルウェイ・ピクチャーズ会長)
委員長 古関 隆章(東京大学大学院工学系研究科教授)
    久野 知美(フリーアナウンサー/タレント)
    竹内 健蔵(東京女子大学現代教養学部国際社会学科教授)
    綱島  均(日本大学生産工学部機械工学科教授)
    中村 直美((株)交通新聞社常務取締役)
    原   潔((一社)交通環境整備ネットワーク代表理事)
    上原  淳(国土交通省鉄道局長)


(別紙)
【日本鉄道大賞】

◎東海旅客鉄道株式会社

「飛騨・南紀の魅力も満載 国内最速 新型ハイブリッド車「HC85系」」


(選考理由)
 本HC85系では、電気式ディーゼルに回生制動のエネルギーを有効活用する大容量車上蓄電池を導入、高効率の同期電動機・発電機を採用する等により、内燃機関を  1両あたり2台から1台に減らしながら、ハイブリッド方式で国内最速120km/h走行を実現する特急車両となっています。その結果、従来比で、燃費35%向上、CO2排出量3割、NOx排出量4割の削減という環境負荷改善とともに、車内外静粛性や快適性・乗り心地の向上が顕著であります。
 これらの技術向上に加え、内装の工夫や沿線地域の伝統工芸品の展示の設置、バリアフリー設備の充実など、飛騨および南紀等の美しい地方鉄路の旅を楽しむ車両として、快適な旅客サービスを提供するための優れた工夫が見られます。
 以上のことから、鉄道開業150年を祝う年の大賞としてふさわしい取り組みであると判断し、ここに日本鉄道大賞を授与します。
撮影日:
撮影場所:
キャプション:
画像サイズ: 848×609(38%表示)
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No.8669 (Re:8668) 【国土交通省】特別賞:JR東HYBARI, 小田急小児50円、東京メトロ号車別混雑率
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2022-09-12 22:19:56
【日本鉄道賞表彰選考委員会による特別賞「先進技術開発」特別賞】

◎東日本旅客鉄道株式会社
 「水素ハイブリッド電車HYBARIの開発
  〜日本初の水素をエネルギーとする鉄道車両〜」


(選考理由)
 我が国の鉄道は、石炭を焚いて蒸気の力で走る汽車によって始まり、その後ディーゼル化や電化が進められてきました。
 近年地球環境への関心が高まる中で、カーボンニュートラルの切り札として、CO2を排出せずに水素と大気中の酸素によって電気を発生させることのできる燃料電池に注目が集まっています。鉄道においても自動車の技術と連携し、水素による燃料電池と蓄電池の電気でモーターを駆動して走行する水素ハイブリッド電車HYBARI(ひばり)の本線走行試験に、鉄道150年という節目にあたる2022年から着手をしました。
 実用化されれば、非電化区間において送電設備を必要とせずに電化することが可能となり、化石燃料からの脱却によるエネルギーの大変革をもたらすものであること、来るべき水素社会への実現に大きく寄与するものであることから、本事業を高く評価し、ここに「先進技術開発」特別賞を授与します。


【日本鉄道賞表彰選考委員会による特別賞「未来を担うお子さまにエールを!子どもの成長を“見守る”子育て支援」特別賞】

◎小田急電鉄株式会社
 「全国初「小児IC運賃を全区間一律50円化」
  〜子育てしやすい小田急沿線の実現に向けて〜」


(選考理由)
 全国的にも広く報道され、鉄道業界のみならず各界に大きな影響と革新をもたらした、「小児IC運賃全区間一律50円化」。
 小児子育て世代がご家族で出かける際に恩恵を受けるだけでなく、小学校高学年を中心とした“子ども達だけでの利用促進”にもつながり、鉄道を通じた社会的な学びの場を提供する側面からも評価すべき取り組みです。
 運賃の低廉化についての報道が目立つ一方で、駅を中心とした現場の職員の皆様に、お子さまに対する接客サービスの教育を実施するなど、ハードだけでなくソフト面での取り組みにも尽力されています。
 また、小児用ICカードにサービスを集約することで、その普及とSDGsへ寄与する一面もあります。
 少子高齢化社会への提言と、日本の未来を担う世代への橋渡しを考慮した革新的なサービスが、運賃のみならず総合的な視点から幅広く伝播することを期待して、ここに「未来を担うお子さまにエールを!子どもの成長を“見守る”子育て支援」特別賞を授与します。


【日本鉄道賞表彰選考委員会による特別賞
 「列車混雑率のリアルタイムで高精度の見える化技術」特別賞】

◎東京地下鉄株式会社
 「列車混雑計測システム 〜鉄道業界初!デプスカメラと人工知能(AI)を用いて
               列車内の混雑率を号車ごとにリアルタイム算出〜」


(選考理由)
 列車内の混雑を緩和、平準化することは都市鉄道において解決すべき大きな課題の一つであり、様々な取り組みが行われています。本技術開発では、駅に設置した奥行き情報を取得できるデプスカメラを利用して車両の画像を取得し、畳み込みニューラルネットワークにより分析して、リアルタイムで列車の混雑情報を提供することができます。車両通過後、約4秒で号車ごとに1%刻みの混雑率を高精度で算出可能となっています。本技術を活用した利用者への混雑情報の提供により、より快適な移動の実現が期待できると同時に、混雑データを積極的に活用した列車運行計画の立案に大きく寄与するものと考えられます。
 以上のことから、本技術開発を高く評価し、「列車混雑率のリアルタイムで高精度の見える化技術」特別賞を授与します。
撮影日:
撮影場所:
キャプション:
画像サイズ: 890×1928(36%表示)
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No.8670 (Re:8668) 【国土交通省】第21回「日本鉄道賞」応募取組一覧
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2022-09-12 22:20:21
ご応募を頂きました取組一覧(受賞者を除く、順不同)

○西日本鉄道株式会社
 「サイクルトレイン実施について(サイクルツーリズム推進による沿線活性化)」

○東海旅客鉄道株式会社
 「東海道新幹線「のぞみ」30周年企画
 新幹線1両貸切「あなたの“のぞみ”をかなえます!」」

○岡山電気軌道株式会社
 「おかでんチャギントン電車について」

○鉄道時刻表ニュース
 「山形新幹線・秋田新幹線の特急料金・座席指定料金の適正化
 〜1.7回分910円の徴収からの是正〜」

○四国旅客鉄道株式会社
 「地域と一緒に鉄道の魅力を発信予土線FunFun祭り」

○株式会社ナビタイムジャパン
 「鉄道事業者向けソリューション「時刻表生成システム」」

○兵庫県(北条鉄道)
 「クラウドファンディングを活用した北条鉄道の新たな挑戦
 〜ファン待望のキハ40形式気動車がデビュー!〜」

○津軽鉄道株式会社
 「駅でも、車内でも、全線が図書館種村直樹「汽車旅文庫」の開設」

○クロゴ株式会社
 「レイルラボ、鉄道フォト・乗車記録(コロナ禍でも、鉄道の魅力・楽しさを発信!)」

○近江鉄道映画制作実行委員会
 「市民、行政、鉄道事業者の協働による近江鉄道を舞台とした映画「ガチャコン!」の制作・上映について」

○近畿日本鉄道株式会社
 「地域と連携した地域活性化の取組み」

○近畿日本鉄道株式会社
 「近畿日本鉄道の名阪特急アーバンライナーを利用した貨客混載事業
 (大手民鉄初の物流総合効率化法に基づく総合効率化計画認定事業)」

○大阪モノレール株式会社
 「全国初!!地震後5分で支柱約1000基の被災度を推定するシステムの開発・導入」

○東日本旅客鉄道株式会社
 「アフターコロナを見据えた訪日チャンスの取り組みについて
  〜THE JAPAN RAIL FAIR 2021(A VIRTUAL TRIPT OJ APAN)〜」

○東日本旅客鉄道株式会社
 「河川氾濫に対する鉄道車両の避難判断方法を支援する方法とシステムの開発
  〜長時間先の予測雨量を活用した新たなソフト対策〜」

○東日本旅客鉄道株式会社
 「動画プロジェクト“Music and trains bring people together”への参画「音楽と鉄道が人々を結びつける」」