NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.6894 【国土交通省】「踏切道改良促進法等の一部を改正する法律案」を閣議決定
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2021-01-30 17:27:39
[出典:国土交通省ホームページ]
国土交通省                          Press Release
Ministry of Land,Infrastructure,Transport and Tourism

                             令和3年1月29日
                           国土交通省
                           道路局・鉄道局・都市局

    「踏切道改良促進法等の一部を改正する法律案」を閣議決定


 事故や渋滞の原因となり改良が必要な踏切について、期限を区切らず大臣が機動的に指定し、地域の声を取り込みながら踏切周辺対策など幅広い手法も活用して対策を促進するとともに、災害時の踏切道の適確な管理を促進する制度を創設し、あわせて、近年の災害の教訓を踏まえ、「道の駅」を防災拠点として活用する制度、鉄道事業者が鉄道施設に障害を及ぼす植物等の伐採等を可能とする制度等の創設により、道路と鉄道の防災機能を強化する「踏切道改良促進法等の一部を改正する法律案」が、本日、閣議決定されました。


1.背景
 踏切道改良促進法の約60年にわたる対策で、踏切数は半減、遮断機の無い踏切も大幅に減少しましたが、踏切事故は依然として多く、2日に約1件のペースで発生し、また、「開かずの踏切」は全国で約500箇所存在しています。加えて、災害時には長時間の遮断が発生し、救急救命活動の支障になるという課題も明らかになっています。さらに、近年頻発化・激甚化する災害時には、電柱の倒壊、倒木等により、道路や鉄道の交通を阻害する事案が多発しています。この法律案は、こうした課題を解決するため、踏切道の改良を更に促進し、併せて、道路及び鉄道の防災機能を強化し、安全で円滑な交通を確保するものです。

2.概要
(1)踏切道の更なる改良と災害時における適確な管理の促進
 @改良すべき踏切道の指定について、従来の五箇年の期限を廃止し、国の五箇年計画と連動しつつ、機動的に指定できるようにします。また、市町村による指定の申出を可能にするほか、周辺迂回路の整備や滞留スペースの確保を改良の方法に位置付けます。
 A災害時における適確な管理のため、国土交通大臣が指定した踏切道では、道路管理者と鉄道事業者が対処要領(災害時に開放するまでの手順等)の作成等の管理の方法を定めなければならないこととします。

(2)道路の防災機能の強化
 @広域災害応急対策の拠点として国土交通大臣が指定した「道の駅」等の自動車駐車場では、災害時に、道路管理者が防災拠点としての利用以外の利用を制限できること等とします。
 A緊急輸送道路等の閉塞を防止するため、道路管理者が指定した沿道の区域内では、工作物の設置について届出を要することとし、道路管理者は設置場所の変更等の必要な措置を勧告できることとします。
 B災害時に、市町村が管理する道路の啓開・災害復旧を都道府県が代行できることとします。

(3)鉄道の防災機能の強化
 鉄道事業者が、国土交通大臣の許可を受けて、鉄道施設に障害を及ぼすおそれのある植物の伐採等や、災害復旧のための他人の土地の一時使用を行うことができることとします。
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No.7120 (Re:6894) 【国土交通省】踏切道改良促進法等の一部改正 4/1に一部施行
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2021-04-03 23:33:38
[出典:国土交通省ホームページ]
国土交通省                          Press Release
Ministry of Land,Infrastructure,Transport and Tourism

                             令和3年3月31日
                           道路局・鉄道局・都市局

      踏切道改良促進法等の一部を改正する法律が成立し、
         その一部が4月1日から施行されます


 本日、「踏切道改良促進法等の一部を改正する法律」が成立し、踏切道の改良に関する改正内容が本年4月1日から施行されることとなりました。このために必要な関係政省令について、所要の改正を行います。


1.改正の概要     (○:政令規定事項●:省令規定事項)

(1)踏切道改良促進法関係

踏切道改良計画事業の個別補助制度の創設に伴い、踏切道の改良のために必要な地方公共団体が管理する道路における高架移設、車道又は歩道の拡幅等の改築に係る国の負担又は補助の割合の特例を規定します。 

●課題のある踏切道の改良を促進するため、
・改良すべき踏切道の指定に係る基準として、鉄道とバリアフリー法に基づく特定道路とが交差している踏切道であること等を追加します。
・踏切道の改良の方法として、踏切道の平滑化、踏切道密接関連道路の改良及び駅の出入口の新設を追加します。 

●災害時における踏切道の適確な管理を図るため、
災害時の管理方法を定めるべき踏切道の指定に係る基準として、重要物流道路・緊急輸送道路等に存する踏切道で、災害時にこれを迂回する場合の所要時間10分以上増加すると見込まれること等の要件を全て満たすものであること等を規定します。
踏切道災害時管理基準として、災害時における関係機関との間の連絡体制を整備していることや、災害発生後の速やかな踏切道の点検・遮断の発生の有無等に関する情報提供遮断解消等について手順等を定めた対処要領を作成していること等を規定します。


(2)道路法関係 

●踏切道改良促進法に基づく踏切道以外の道路と鉄道との交差部分の管理の方法の基準として、下記を規定します。
(1)立体交差の場合:道路及び鉄道施設の点検に関する事項等を定めていること
(2)立体交差以外の交差の場合:災害時における鉄道事業者と道路管理者の連絡体制の整備に関する事項等を定めていること

2.スケジュール
 公布日:令和3年3月31日(水)
 施行日:令和3年4月 1日(木)
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No.7361 (Re:7120) 【国土交通省】災害時の管理の方法を定めるべき踏切道を初めて指定
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2021-07-02 22:09:49
[出典:国土交通省ホームページ]
国土交通省                          Press Release
Ministry of Land,Infrastructure,Transport and Tourism

                             令和3年6月30日
                            道路局路政課
                            鉄道局施設課
                            都市局街路交通施設課

   災害時の管理の方法を定めるべき踏切道を初めて指定しました。


 国土交通省は改正踏切道改良促進法に基づき、災害時の管理の方法を定めるべき踏切道について、全国181箇所(別紙)の指定を初めて行いました。


平成30年6月、大阪北部地震の際に列車の駅間停止等により、多数の踏切道において長時間の遮断が発生し、救急救命活動等に大きな支障が生じたところです。

▽これを受け、本年4月1日から施行された改正踏切道改良促進法において、国土交通大臣が指定した踏切道について、鉄道事業者・道路管理者が災害時の管理方法をあらかじめ策定するよう義務付ける制度が創設されました。

▽今般、令和7年度までの5ヶ年間で約500箇所の踏切道の指定及び管理方法の
策定を目指し
、その第1弾として、181箇所の踏切道を初めて指定しました。

▽今後、指定された踏切道の鉄道事業者・道路管理者は、災害時の踏切道の管理方
法として下記を定める
ことになります。
 ・警察・消防などの関係機関との災害時の連絡体制
 ・長時間の通行遮断の解消に向けた手順、情報提供の仕組み
 ・定期的な訓練の実施 等

▽国土交通省としては、令和4年6月末までに今回指定した全ての踏切道において管理方法の策定を目指すべく鉄道事業者・道路管理者に必要な助言等を行い、災害時の適確な管理の促進を図ってまいります。
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 法指定箇所 福島県〜滋賀県
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撮影日:
撮影場所:
キャプション: 法指定箇所 滋賀県〜大分県
画像サイズ: 1147×3249(28%表示)
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撮影場所:
キャプション: 踏切道改良促進法施行規則(抄)
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