ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2020-04-16 22:58:39 |
2020年4月16日
東海旅客鉄道株式会社 東海道新幹線異常時訓練シミュレータの導入完了について 当社では、東海道新幹線の安全確保のため、新幹線運転士に対して、教材を用いた知識面での教育を実施するとともに、実際の車両やシミュレータを用いた実践的な訓練を実施しております。既存のシミュレータは、車両故障への対応を目的としておりましたが、今回、自然災害や列車火災などにおける異常時対応力を更に向上させるための「異常時訓練シミュレ―タ」の導入が完了することとなりましたので、お知らせいたします。 1.概要 (1)シミュレータの特長・・・別紙1 様々な異常事態をリアルに再現し、運転士の判断力を高める訓練ができます。 ・駅ホーム、橋梁、トンネルなどの線路条件や、車内防犯カメラの映像をCG化することで、運転士から実際に見える状況を再現できます。 ・運転士が実際に経験する機会が少ない異常事態を再現し、疑似体験ができます。 ※異常事態の例:自然災害、飛来物、列車火災、お客様の接近等 ※上記状況を組合せ再現することが可能 ・運転士は、再現された異常事態に対して瞬時に判断・機器操作を行い、CG画面の表示結果を通じて、操作が適切であったかどうか体感することができます。 (2)シミュレータの種類・・・別紙2 訓練目的に応じた2種類のシミュレータを導入します。 ・対話形式訓練シミュレータ 講師が指令や車掌役となり、運転士とマンツーマンで対話しながら行います。 ・自習形式訓練シミュレータ 自身の目的や技量に見合った訓練メニューを選択し、弱点補強を行います。 2.効果 運転士が実際に経験する機会の少ない様々な異常事態を設定し、適切な取扱いを繰り返し訓練することで異常時対応力を強化します。 3.導入時期・台数・箇所 ・2020年5月(予定) ・対話形式訓練シミュレータ:4台 ・自習形式訓練シミュレータ:36台 ・乗務員職場(東京、名古屋、大阪)、総合研修センター(三島) |
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