ほりうち(ccbu8181) 2020-01-23 16:12:15 |
2020年1月22日 東海旅客鉄道株式会社 在来線通勤型電車の新製について 当社は、会社発足前後に投入した211系、213系、311系が更新期を迎えることから、最新技術を導入して、安全性・安定性のさらなる向上などを実現した新形式の在来線通勤型電車(315系)を新製し、取り替えることとします。 1.315系の特長【別紙1】【別紙2】 (1)安全性・安定性のさらなる向上 ・当社の在来線車両で初めて非常走行用蓄電装置を搭載することで、停電時などに最寄り駅まで走行可能となります。 ・車内防犯カメラを1両につき5箇所設置し、セキュリティを向上させます。 ・主要機器(ATS−PT、モーターを駆動する電力変換装置)の2重系化等を実施し、信頼性を向上させます。 ・車両と地上との間のデータ通信装置を導入してメンテナンスに活用するほか、台車等の振動状態を常時監視する振動検知装置を導入し、異常の発生の抑制や迅速な検知を実現します。 (2)快適性・利便性の向上 ・試験走行中である次期特急車両HC85系と同じ台車構造を採用し、乗り心地を向上させます。 ・階段位置等の駅設備や運行情報等を車内のフルカラー液晶ディスプレイに表示し、お客様へのご案内を充実させます。 ・全車両に車椅子スペース、全編成に車椅子対応トイレを設置するなど、バリアフリー設備を充実させます。 (3)環境負荷の低減 ・モーターを駆動する電力変換装置にSiC素子を導入するなどの省エネルギー化を図り、消費電力量を約35%低減(211系比)します。 ・室内灯及び前照灯にLEDを採用します。 2.投入計画 2021年度から2025年度にかけて352両を新製し、名古屋・静岡都市圏を中心に、中央本線、東海道本線、関西本線等に順次投入する計画です。 会社発足前に製作した車両(211系8両)を更新することで、当社が保有する全ての車両が会社発足以降に新製した車両になります。 3.設備投資額 約720億円(車両製作費、付帯工事費を含む) |
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まるよし(cfcd3435) 2021-05-18 19:03:01 |
2021年5月18日
東海旅客鉄道株式会社 在来線通勤型電車「315系」 インテリアデザイン・車内設備について 2021年度から順次投入する新形式の在来線通勤型電車「315系」については、エクステリアデザイン等を既にお知らせしていますが、このたび、インテリアデザインおよび車内設備を決定しましたので、お知らせします。 インテリアデザインコンセプト:「優しく安心感のある快適な移動空間」 1.「優しく安心感のある移動空間」の創出 (1)バリアフリー設備の充実 ・全車両に車椅子スペース、全編成に車椅子対応トイレを設置します。 ・優先席を必要とされるお客様や車椅子等をご利用のお客様が安心してご乗車できるよう、優先席の床面等の色分けや車椅子スペースの床面表示をすることで、それぞれのスペースを明確にします。 ・車両床面の高さを低くし、乗降口の車両端部をホーム側に傾斜することで、車両とホームの段差を縮小します。 ・カラーユニバーサルデザインに対応したフルカラー液晶ディスプレイの車内表示器を設置し、駅の階段位置や運行情報等を視覚的に表示します。 (2)セキュリティの強化 ・車内防犯カメラを1両につき5箇所、非常通話装置を1両につき3箇所設置します。 2.「快適な移動空間」の提供 (1)冷房機能の向上 ・冷房能力を約3割向上(211系比)します。 ・AIによる自動学習・制御最適化機能を国内で初めて導入します。315系全車両の温度・湿度・乗車率等の車上データを地上のサーバへ送信し、サーバ内のAIにより最適化した冷房制御を実現します。 ・冷房装置の動作状態を車両から車両基地等へ常時送信し、故障の予兆段階で迅速なメンテナンスを行うことで、未然に故障を防止します。 (2)座り心地の向上 ・一人あたりの座席幅を1cm拡大(211系比)します。 ・腰への負担が少ない理想的な姿勢をサポートする座席形状にします。 ・座席背もたれに窪みを設け、色の濃淡を付けることで座席スペースを明確にします。 ・透明ガラスを上部に採用した大型袖仕切りを座席端部に設置します。 (3)快適な車内空間 ・空間の広がりによる開放感を感じられるよう、天井を高くし、床面の色を中から外に向かって色を濃くするグラデーションにします。 ・赤外線・紫外線を99%カットする遮熱・遮光ガラスを導入します。これにより、車両のカーテンが不要となります。 (別紙は画像参照) |
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