ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2019-12-27 22:40:38 |
[出典:国土交通省ホームページ]
国土交通省 Press Release Ministry of Land,Infrastructure,Transport and Tourism 令和元年12月27日 鉄道局総務課 駅員への暴力、依然として高止まり 〜迷惑行為に関する連絡会議を開催〜 平成30年度における鉄道係員に対する暴力行為の発生件数は全国で670件。4年連続で減少(対前年度比9件の減少)したものの依然として高止まりし、半数以上の加害者が飲酒有りという状況。 鉄道係員に対する暴力行為は、鉄道の安全確保や利用者への良質な鉄道輸送サービスの提供に影響を与えるおそれがあり、近年、鉄道係員に対する暴力行為に関する意識が高まっています。また、利用者に安心して列車を利用いただくため、痴漢行為などの迷惑行為に対する取組も重要です。 このため、暴力行為や痴漢行為などの迷惑行為の現状や各社の取組状況の共有等を目的に、JR及び大手民鉄各社と「迷惑行為に関する連絡会議」を立ち上げ、令和元年12月26日に開催しました。 会議においては、平成30年度における鉄道係員に対する暴力行為の発生件数は全国で670件となり、平成29年度の679件から9件の減少となったことが報告されるとともに、各社の迷惑行為に対する取組について情報共有を行いました。 本会議を通じて、関係者との連携を強化し、暴力行為や痴漢行為の撲滅に向けて、取組を進めて参ります。 ※調査対象は前年度の発生件数等 (別紙1)鉄道係員に対する暴力行為の発生状況(平成30年度) (別紙2)鉄道係員に対する暴力行為の主な事例(平成30年度) (別紙3)迷惑行為に対する取組 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2019-12-27 22:41:40 |
別紙3
○迷惑行為(暴力行為、痴漢行為等)に対する取組み 【JR北海道】 ●駅社員による構内巡回 ●防犯用具(刺又、カラーボールの配備) ●注意喚起放送の実施 ●第三者暴力行為防止ポスター(民鉄協)の掲出 ※札幌圏各駅の取組み ●主要駅発車後の自動放送で、不審な行為(痴漢行為等)を認めた場合はすぐに車掌にお知らせ頂くよう、各列車でご案内 ●車内非常通報ボタンを各車両に設置 【JR東日本】 ●車内防犯カメラ(今後新造する全車両の客室内、既存の新幹線車両・在来線車両の客室(約8,500両)) ●車内通報ボタン(SOSボタン) ●痴漢撲滅キャンペーン期間(6/1〜15)を中心に、4都県の主要駅にて警察官等と鉄道事業者社員による「痴漢撲滅イベント」を実施 ●「トレインチャンネル」で、痴漢撲滅ポスターと同内容の呼びかけ(動画)を放映 ●キャンペーン期間中、痴漢撲滅ポスターと同内容の動画を、各駅の異常時案内用ディスプレイにおいても放映 【JR東海】 ●警備員による巡回や、防犯カメラ及び警報装置などの設備の強化を行うとともに、警察とも密接に連携するなど、暴力行為や犯罪の発生を未然に防ぐ措置を講じている。 ●お客様同士、駅係員、乗務員への暴力行為が犯罪であることをポスター掲示等にて啓発。 ●万が一、暴力行為が発生した場合は、警察に速報し、関係社員の応援を求めることなどにより厳正に対処することとしている。 ●新幹線車内については、N700Aタイプのデッキ乗降扉付近、客室及びデッキ通路部にも防犯カメラを設置し、客室内に設置している非常ブザーとも連動。また、各車両のデッキに緊急通報装置を設置し、乗務員との通話が可能。 ●防護用品として、乗務員の使用を想定した防護盾、防刃手袋、耐刃ベスト、警備員や警察官の使用を想定した小型盾、刺又を新幹線車両に搭載しているほか、防犯スプレーを全乗務員、パーサーが携帯。 ●乗務員による車内巡回(新幹線・在来線)、警備員による警乗(新幹線)を実施。 ●新幹線乗務員、パーサー、指令員、警備員のスマートフォンにグループ通話システムを導入し初動対応力を強化。 ●在来線車内については、各車両に非常ブザーを設置し、一部車両では乗務員と通話が可能。 ●車内放送により、不審な行為や迷惑行為等に関する注意喚起や、車内の緊急通報装置等の案内を実施。 ●警察からの要請により、警察と合同で痴漢撲滅キャンペーン等の啓発活動を実施。(チラシの配布やステッカーの掲出等) ●被害が発生した路線や区間について、警察(鉄道警察隊など)と連携を取りながら巡回等を強化。 【JR西日本】 ●防犯カメラ設置による抑止、乗務員に対する防犯ブザーの貸与、警察等関係箇所との連携強化や、駅・車内等において暴力行為防止ポスターを掲出するなど、防犯対策及び啓蒙活動を継続的に取り組んでいる。社員についてはマニュアルを活用して、未然防止及び発生後の対処や酔客からの暴力行為に至らないための対処を周知している。 ●新幹線の客室内やデッキ通路部への防犯カメラの増設や、在来線の乗務員へのフラッシュライトの個人貸与、駅への防護盾の配備等を進めている。 ●乗務員による車内巡回、警備員による警乗のほか、警察(鉄道警察隊など)とも連携を取りながら巡回等を強化。 ●車内放送により、不審な行為や迷惑行為等に関する注意喚起や、車内の緊急通報装置等の案内を実施。 ●車内に非常通報ボタンを設置 ●ポスター、ディスプレイ(駅・車内)での女性専用車両の紹介や痴漢啓発を実施 【JR四国】 ●各県の鉄道警察隊による警乗や駅構内の巡回を実施 ●鉄道警察隊等によるイベント等の多客時の巡回強化 ●暴力行為防止ポスターの掲出 ●車内に非常通報ボタン及びSOSシールの設置。 ●一部特急列車内に防犯カメラを設置 ●車掌によるマナーアップ放送を適宜実施 ●香川県と協力し、痴漢に限らず性被害に遭われた方の相談窓口を紹介するシールを香川県内の駅構内女子トイレに貼るなど、啓発活動を実施。 ●警察の協力による緊急事態に不審者からお客様及び社員を守るための避難誘導訓練を実施。 【JR九州】 ●一人巡回をする際は、無線機を持参し、関係者へ連絡できるようにしている。 ●鉄道警察隊など協力強化を要請。 ●車内非常用押しボタン・・・九州新幹線を含む全車両の客室出入り口上部に設置 ●防犯カメラ(車内)・・・九州新幹線及び在来線の一部の車両(787系4両編成)に設置 【東武鉄道】 ●車内に非常通報ボタンを設置。(一部の車両においては係員と通話可能) ●毎年6月上旬〜中旬にかけ警察と連携し、痴漢防止キャンペーンを実施。 ・朝夕の通勤時間帯で放送設備を利用し駅および車内での注意喚起放送を実施。 ・各駅にポスター掲出および駅テロップによる注意喚起を実施。 ●毎年9月上旬〜中旬にかけ埼玉県警察による「痴漢犯罪防止キャンペーン」を実施。 ・パンフレット配布等の啓発活動(大宮駅、川越駅) ・朝夕の通勤時間帯に埼玉県内の各駅で放送設備を利用した啓発活動を実施。 【西武鉄道】 ●マニュアル等を用いた教育の実施。 ●日本民営鉄道協会作成の第三者暴力行為防止ポスターの駅・車内への掲出。 ●車内での異常発生を乗務員に知らせる装置で、各車両に2〜3ヵ所設置(一部の車両を除く)。一部の車両では、乗務員と直接通話可能。 ●毎年6月に、関東エリアの鉄道事業者と警察とが連携して「痴漢撲滅キャンペーン」を実施。(駅のポスター掲出、LED表示、また朝ラッシュ時間帯の駅構内および上り電車の車内放送で注意喚起を実施。) ●毎年9月に埼玉県警察と連携して痴漢犯罪防止のための活動を実施。(埼玉県所在駅の構内や、埼玉県内を走行中の車内での注意喚起放送、警察と合同で実施する駅構内での啓発活動。) 【京成電鉄】 ●第三者対応暴力教育(座学・実地) ●対応DVDの視聴(各職場) ●暴力行為防止啓蒙ポスターの掲示 ●一部の列車に防犯カメラを設置。 ●列車内に車内非常通報器を設置。 ●警察と連携し、痴漢撲滅キャンペーン期間中(6月上旬〜6月中旬)に、通勤時間帯を中心に車内放送、各駅にポスターの掲出及び駅構内放送により注意喚起を実施。 【京王電鉄】 ●日本民営鉄道協会で作成した「第三者暴力行為災害防止ポスター」を掲出(夏・冬 年2回) ●警備員の配置、パトロールチームによる巡回 ●年末年始輸送安全総点検時に暴力行為防止の注意喚起および啓発放送を実施 ●車内での迷惑行為などを鑑み、一部の車両に防犯カメラを設置 ●駅構内の状況確認や犯罪行為などの抑止を目的として、全駅に防犯カメラを設置 ●電車内で緊急事態が発生した際に、ボタンを押すことで乗務員に通報できる車内非常通報器を全車両に設置。また、一部の車両では乗務員と通話できる機能も備えている。 ●ホーム上で緊急事態が発生した場合やご案内が必要な場合などに、駅係員と通話できるインターホンを全駅に設置。 ●関東の鉄道事業者と共同で、毎年6月に「痴漢撲滅キャンペーン」を実施しており、以下の対策を行っている。 ・期間中の朝間ラッシュ時間帯を中心に「痴漢・迷惑行為防止」を呼びかける車内放送を実施 ・期間中に各駅でポスターを掲出しているほか、駅構内で朝間ラッシュ時間帯を中心に「痴漢・迷惑行為防止」を呼びかける構内放送を実施 ・「痴漢撲滅キャンペーン」の実施前に、ニュースリリースを発出(今年度は5月28日)し、お客様への広報活動を実施 ・期間中に新宿警察と協力し、新宿駅西口改札前で広報・啓発活動を実施(ティッシュの配布) 【小田急電鉄】 ●防犯カメラ設置車 @車内・デッキに搭載 GSE・MSE・EXEα・5000形 Aデッキのみ VSE ●車内非常通報ボタン(全車両に設置) ●警察と連携し、痴漢防止キャンペーン期間中(毎年6月上旬〜中旬)に、通勤時間帯を中心に車内放送及び各駅にポスター掲出、駅構内放送により注意喚起を実施。 ・毎年8月に、車内のテロップにより注意喚起を実施。 ・(警察庁からの要請により)毎年10月に、各駅に「犯罪被害者週間」ポスターを掲出。 【東急電鉄】 ●トランシーバーを持参し、危険と判断したらすぐに応援(あるいは警察)を呼ぶことを徹底 ●教習用DVDを作成し、新入社員時から応対方の教育をしている ●目黒線 ・田園都市線 ・大井町線 ・池上線 ・東急多摩川線 ・世田谷線で車内防犯カメラ設置 ●全路線で車内非常通報ボタンを設置 ●痴漢撲滅キャンペーン期間中、当社線各駅においてポスターを掲出し啓発。一部駅ではデジタル表示機に同様の図柄を表示させ、認知度向上に努めた。 ●6月1日に神奈川県警や他社局と合同で、横浜駅において痴漢撲滅キャンペーンと題し、お客さまへ啓発。 【京浜急行電鉄】 ●最寄警察署で護身術の講習会を実施(約年一回) ●マニュアルによる指導教育 ●防犯カメラを増設し監視強化 ●2020年度新造車両より車内防犯カメラの設置を計画。 ●車内非常通報ボタンは全車両において通話可能。現在1車両1箇所のみであるが,2020年度新造車両より1車両2箇所に増設を計画。 ●警察本部・沿線警察署と連携し、痴漢防止キャンペーン期間中、車内啓蒙放送及び駅テロップ、各駅ポスター掲出及び駅構内放送により注意喚起を実施。 ●国交省・警察からの要請により、痴漢防止キャンペーン期間に合わせて、警察と合同で駅構内(改札・ホーム・コンコース)を巡回、痴漢防止シールを配布。(横浜駅) 【東京地下鉄】 ●第三者行為に対するマニュアル整備、DVDを活用した定期的な教育を実施。 ●駅構内に日本民営鉄道協会作成の第三者暴力行為防止ポスターを掲出。 ●駅構内にセキュリティカメラを設置。 ●警備員を配置。 ●第三者暴行為の概要を他の社員に対し周知。 ●車内防犯カメラについては、丸ノ内線・日比谷線・東西線・南北線の車両に設置を開始。今後の新車には新製時より設置する他、大規模改修時等の工事において設置予定。 ●各線各車両に非常通報器を設置。 ●毎年6月の痴漢防止キャンペーン期間中は、朝・夕ラッシュ時間帯を中心に全線にて車内放送を行うとともに駅構内ではポスターの掲出及び多言語での駅構内放送を実施。 ・痴漢防止キャンペーン期間に合わせて、所轄警察署と合同で駅にて呼びかけを実施。 ●車内にて迷惑行為に関する注意喚起の表示を通年で実施。 【相模鉄道】 ●警視庁監修の「第三者暴力行為災害対処事例」DVDを活用した教育を実施 ●所轄の警察署に依頼し、駅構内の巡回や電車内の警乗を実施 ●「防犯カメラ作動中」のステッカーを駅構内各所に貼付 ●車内防犯カメラを12000系(5編成)に設置。運用により走行する路線が変わるがほぼ全線となる。 ●車内通報ボタンを全車両に設置。 ●駅には事務室への連絡用にインターホンを設置しているほか、防犯カメラを設置。 ●痴漢撲滅キャンペーンでの広告掲載を実施。 【名古屋鉄道】 ●所轄の警察署と連携し、年末年始に駅構内の警察官による巡回を実施。 ●「防犯カメラ作動中」のシールを駅構内各所に貼付。 ●一部の駅構内に防犯カメラを設置しており、今後拡大する予定。 ●9500系(4編成)の車内に防犯カメラを設置しており、今後新造車において拡大する予定。 ●全車両に非常通報ボタンを設置。(一部の車両においては係員と通話可能) ●警察による痴漢撲滅キャンペーン期間に合わせて、警察と合同で名古屋駅にて呼びかけを実施。 ●通勤時間帯を中心に車内放送及び駅構内放送により注意喚起を実施。 ●警察と連携し、駅構内にポスターやステッカーにより注意喚起を実施。 ●痴漢被害報告があった場合、警察と速やかに情報を共有し、警戒添乗の強化を実施。 ●係員が旅客より痴漢被害報告を受けた際の初期対応方について教育を実施。 【近畿日本鉄道】 ●車内に車内通報装置を設置。(一部の車両においては乗務員と通話可能) ●主要駅および駅務機器の遠隔監視システムを設置する係員時間帯配置駅・無配置駅の改札口付近に録画が可能なカメラを設置 ●車内において、朝夕のラッシュ時を中心に「迷惑行為防止放送」を実施。毎年4月と9月の「列車内ちかん追放キャンペーン」期間中は啓発ポスターを掲出。 ●駅構内において、毎年4月と9月に「列車内ちかん追放キャンペーン」として、通勤時間帯に放送を実施するとともに、ディスプレイに注意喚起を表示。 ●毎年4月と9月の「列車内ちかん追放キャンペーン」期間中に、主要駅(最近では2019年9月5日に鶴橋駅前)において、呼びかけの実施とポケットティッシュの啓発品を配布。 ●6月の「痴漢撲滅キャンペーン期間中」に啓発グッズ配布(近鉄名古屋駅)(最近では2019年7月5日JR名古屋駅桜通口で実施) 【南海電鉄】 ●年末にガードマンを配置し、暴力行為をはじめ迷惑行為を抑止 ●駅事務室出入口に『防犯カメラ作動中』のステッカー貼付け ●車内、駅構内において暴力行為防止ポスターを掲出 ●地域警察署員による巡回 ●車内に非常通報ボタンを設置(一部の車両においては係員と通話可能) ●一部の特急車両(ラピート50000系・サザン12000系)へ防犯カメラ設置。 ●車内及び駅構内で「迷惑行為防止」のタイムリー放送を適宜実施している。 ●春と秋に鉄道警察隊との合同による「ちかん追放キャンペーン」啓発活動を実施。 ●鉄道警察連絡協議会加盟他社との合同によるキャンペーンセレモニー啓発活動を実施(秋) 【京阪電気鉄道】 ●車内に非常通報ボタンを設置(一部の車両においては係員と通話可能) ●8000系車両のプレミアムカー車内に防犯カメラを設置 ●駅ホーム等に防犯カメラ(サポートカメラ)を設置 ●大阪府鉄道警察連絡協議会の痴漢追放キャンペーン(本年春季4/17〜26、秋季9/1〜10)において、広報啓発グッズを駅にて配布。また、秋季には期間内数日にわたり駅構内及び列車内に啓発ポスターを掲出 ●京都府警察の痴漢犯罪等撲滅推進強化活動において、本年の5/29に広報啓発グッズを駅にて配布 ●痴漢行為等追放の啓発放送(駅及び車内)及び文字表示(一部の車両の車内)を実施 ●駅にて痴漢行為への警察相談窓口(電話番号)の文字表示を実施 【阪急電鉄】 ●車内に非常通話装置を設置。(一部(約15%弱)の車両において非常通報ボタンを設置) ●警察と連携し、痴漢防止キャンペーン期間中(毎年4月中旬〜下旬、9月上旬の2回)に、通勤時間帯を中心に大阪梅田駅のテロップ、構内にスポット放送を実施。また大阪府下の主要駅にポスター掲出及び車内吊りポスター掲出により注意喚起を実施。 ●(警察からの要請により)痴漢防止キャンペーン期間に合わせて、警察と合同で大阪梅田駅と池田駅にて呼びかけを実施。(チラシとティッシュを配布) 【阪神電気鉄道】 ●各車両に非常通報装置を設置している。 ●駅ホームでは各駅に非常通報押しボタンを設置している。 ●駅構内に防犯カメラを設置している。 ●痴漢追放キャンペーン中のスポット放送(車内・駅構内) ●駅構内の案内LED表示器で痴漢防止啓発文を表示する。 【西日本鉄道】 ●車内および駅構内に日本民営鉄道協会の暴力行為防止ポスターを掲出 ●天神大牟田線に車内カメラの導入(2019年12月3日現在9編成)今後随時設置予定。 ●全車両車内非常通報ボタン設置。 (一部の車両においては係員と通話可能) ●車内犯罪の通報を促す車内や駅構内での案内実施。 ●痴漢行為防止に関する駅構内へのポスター掲示。 ●必要に応じて警察(所轄や鉄道警察隊)への情報提供。 ●鉄道警察隊を含む他社・他局と共同で行う「安全・安心キャンペーン」(鉄道施設内における犯罪防止に関する啓発物を駅構内で配布) |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2020-12-26 15:32:06 |
[出典:国土交通省ホームページ]
国土交通省 Press Release Ministry of Land,Infrastructure,Transport and Tourism 令和2年12月25日 鉄道局総務課鉄道サービス政策室 駅員への暴力、依然として高止まり 〜第2回 迷惑行為に関する連絡会議を開催〜 令和元年度における鉄道係員に対する暴力行為の発生件数は全国で611件。5年連続で減少(対前年度比59件の減少)したものの依然として高止まりし、半数以上の加害者が飲酒有りという状況。 鉄道係員に対する暴力行為は、鉄道の安全確保や利用者への良質な鉄道輸送サービスの提供に影響を与えるおそれがあり、近年、鉄道係員に対する暴力行為に関する意識が高まっています。また、利用者に安心して列車を利用いただくため、痴漢行為などの迷惑行為に対する取組も重要です。 このため、暴力行為や痴漢行為などの迷惑行為の現状や各社の取組状況の共有等を目的に、昨年度よりJR及び大手民鉄各社と「迷惑行為に関する連絡会議」を立ち上げ、今年度においても令和2年12月24日に第2回会議を開催しました。 会議においては、令和元年度における鉄道係員に対する暴力行為の発生件数は全国で611件となり、平成30年度の670件から59件の減少となったことが報告されるとともに、迷惑行為や鉄道利用のマナーに対する取組について情報共有を行いました。 本会議を通じて、関係者との連携を強化し、暴力行為や痴漢行為の撲滅に向けて、取組を進めて参ります。 ※調査対象は前年度の発生件数等 (別紙1)鉄道係員に対する暴力行為の発生状況(令和元年度) *添付画像参考 (別紙2)鉄道係員に対する暴力行為の主な事例(令和元年度) *コメント参照 (別紙3)暴力行為の抑止に関する取組 *コメント参照 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2020-12-26 15:32:32 |
別紙2
鉄道係員に対する暴力行為の主な事例及び抑止に関する取組みについて(令和元年度) 1.暴力行為の主な事例 月日 8月18日/曜日 日曜日/時間帯 23時 場所 改札/加害者の年齢 70代/飲酒の有無 無 到着列車から降車した男性のお客様が乗車券を持っていなかったたため理由を確認し運賃を請求したところ、激高し改札駅員の腹部を右手で殴ったものでである。駅員に怪我はなく、110番非常通報により駆け付けた警察官が現行犯逮捕した。その後、加害者は暴行罪で10月28日、盛岡地裁二戸支部で罰金(30万円)となり即日納付した。 月日 11月19日/曜日 火曜日/時間帯 14時 場所 改札/加害者の年齢 50代/飲酒の有無 無 駅改札にて、加害者は駅係員に対し、路線Aから路線Bに乗り換える予定だったが、路線Aの遅れにより乗車予定の列車に間に合わなかったと申告した。駅係員はお詫びを行うも納得されず、加害者は駅係員の胸ぐらを掴んだ。駅係員は管理者に速報し、管理者経由で警察に通報した結果、加害者は駆け付けた警察官に連行された。 月日 8月24日/曜日 土曜日/時間帯 14時 場所 ホーム/加害者の年齢 20代/飲酒の有無 有 下りホーム係員より、酔客が寝転んでおり声をかけても全く起きないため、車椅子を持ってきてほしいと依頼を受け、内勤事務室から車椅子を持って救護へ行った。下りホームの社員で当該旅客を車椅子に移動させる際、急に起き上がり、「なにするんや」と言いながら足で太もも辺りを蹴ってきた。その後も暴れていたため110番通報し、現行犯逮捕された。 月日 4月6日/曜日 土曜日/時間帯 21時 場所 改札/加害者の年齢 60代/飲酒の有無 有 自動券売機を叩く音が聞こえたため確認すると、酩酊した旅客が自動券売機前に立っており、声を掛けると切符が出てこないと激高し画面を叩いたため、もう1名も対応に加わり落ち着くようなだめたが、無札で入場しようとしたため制止しようとしたところ暴れだし、営業係は右胸を右肘で殴られ、右膝を右足で蹴られた。営業主任は暴れるのを制止した際に右手親指付け根を負傷した。営業主任(右母指打撲傷 14日間の加療)営業係(右胸部・右下腿打撲傷 7日間の加療)また、加害者は起訴され、懲役3か月執行猶予2年の判決が確定した。 月日 12月20日/曜日 金曜日/時間帯 12時 場所 窓口/加害者の年齢 70代/飲酒の有無 無 当社線における信号装置故障によりダイヤ乱れが発生している状況の中、当該駅にて降車した加害者がICカードを自動改札機にタッチしたところ運賃が差し引かれたことに納得いかない様子で「長時間待たせて何故金を取られるんだ」等の主張をしていた。被災者の駅係員は丁寧に謝罪し理由の説明を行ったが加害者は激高し胸倉に掴みかかってきた。とっさに一歩後退し避けることができたが、直後に所持していたペットボトル(500ml)を投げつけられ右肩に当たった。(駅係員に怪我はなし。加害者はその後警察へ連行) 月日 9月18日/曜日 金/時間帯 0時 場所 改札/加害者の年齢 不明/飲酒の有無 有 最終電車が出た後に改札を入場しようとした乗客が、電車が無いことに激高。乗客は駅係員に暴力を振い、駅係員が警察を要請。加害者は警察に連行された。 月日 7月13日/曜日 土曜日/時間帯 6時 場所 停車場/加害者の年齢 24才/飲酒の有無 有 車掌が列車折返しのため車内整理中、シートに寝ている関係者に声を掛けたところ、突然胸倉を掴まれ暴力行為を受けた。その際、首に擦過傷、制服のシャツが破損。治療費並びに制服代、対応のための人件費等を請求し支払いをうけた。加害者は当時勤めていた勤務先を解雇になった。 月日 8月6日/曜日 火曜日/時間帯 15時 場所 ホーム/加害者の年齢 50代/飲酒の有無 有 他社線と誤認して当社自動改札機から入場出来なかった当該男性が有人カウンターに来られ、対応した駅係員の説明を聞き入れず、激高、駅係員の胸倉を掴まれた為、頚椎捻挫(全治約2週間勤務には支障なし。)となり、警察に被害届を提出した。加害者は逮捕された。 |
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ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2020-12-26 15:33:04 |
別紙3
○暴力行為の抑止に関する取組み 【JR北海道】 ●一般社団法人日本民営鉄道協会が主催の第三者暴力行為災害キャンペーンに参画し、40箇所の駅にポスターを掲出 ●暴力行為・迷惑行為が発生した場合の対応について、暴力行為対応マニュアルのフローチャートを基にして社員・お客様の身を守ることや関係箇所との連携等をスムーズに行なう体制を構築している ●北海道警察(鉄道警察隊)と連携を密に行い、定期的な情報交換を実施。 ●コロナ禍において、お客様同士のトラブルが暴力に繋がることを防ぐためにソーシャルディスタンスの確保、マスク着用の慫慂、時差出勤などをアナウンス(駅構内・列車内)やポスターで呼び掛けている。 【JR東日本】 ●暴力行為防止ポスターの掲出 ●有人駅の改札口へのさすまた・防刃チョッキ・催涙スプレーの配備 ●ガードマン・警察官による巡回の実施 ●プレス発表等による啓蒙、駅・車内における迷惑行為防止の呼びかけの実施 ●警察官と連携した訓練の実施や研修、職場内勉強会などにおいてトラブル時の対応方法の周知 ●事例等を社員に周知することによる注意喚起 【JR東海】 ●日頃から、警備員による巡回や、防犯カメラ及び警報装置などの設備の強化を行うとともに、警察とも密接に連携するなど、暴力行為や犯罪の発生を未然に防ぐ措置を講じている。 ●お客様同士、駅係員、乗務員への暴力行為が犯罪であることをポスター掲示等にて啓発している。 ●万が一、暴力行為が発生した場合は、警察に速報し、関係社員の応援を求めることなどにより厳正に対処することとしている。 【JR西日本】 ●防犯カメラ設置による抑止、駅への防護楯の配備、乗務員に対する防犯ブザーの貸与、警察等関係箇所との連携強化や、駅・車内等において暴力行為防止ポスターを掲出するなど、防犯対策及び啓蒙活動を継続的に取り組んでいる。 ●社員については未然防止及び発生後の対処方について記載されている「暴力行為対処の手引き(未然防止編)」等を活用し、研修等において周知している。 ●また、「お客様見守りハンドブック」を活用して、昨今増加傾向にある酔客からの暴力行為に至らないための声かけや対処方についても、レベルアップを図っている。 ●さらに、新幹線の客室内やデッキ通路部への防犯カメラの増設や、在来線の乗務員へのフラッシュライトの個人貸与等を順次進めている。 【JR四国】 ●各県の鉄道警察隊による警乗や駅構内の巡回を実施 ●鉄道警察隊等によるイベント等の多客時の巡回強化 ●暴力行為防止ポスターの掲出 ●防犯カメラの設置 ●警察の協力による不審者等の対応訓練の実施及びプレスによるPR 【JR九州】 ●暴力行為防止ポスターを駅などに掲示 ●警戒腕章を着用しての車内及び駅構内の巡回 【東武鉄道】 ●関鉄協および当社で作成した各種第三者行為災害対応マニュアルを各職場に配布。第三者行為に遭わない対応方法を身に着けるため、定期的な教育等を実施 ●民鉄協作成の災害防止ポスター(夏季・年末年始)を鉄道各駅および車内に掲出 ●駅改札やエレベーターを中心に防犯カメラを設置 ●主要駅に警備員を配置、年末年始の警備員増強 ●女性職員や一人勤務者に対する防犯ブザーの配布 ●ホームベンチの改良(肘掛で区切る一人掛けタイプ。酔客の居眠り防止) 【西武鉄道】 ●弊社作成の対応マニュアルや関東鉄道協会作成のDVDを用いた教育の実施 ●日本民営鉄道協会作成の第三者暴力行為防止ポスターの駅・車内への掲出 【京成電鉄】 ●防犯カメラの設置 ●第三者対応暴力教育(座学・実地) ●対応DVDの視聴(各職場) ●啓蒙ポスターの掲示 【京王電鉄】 ●日本民営鉄道協会で作成した「第三者暴力行為災害防止ポスター」を掲出(夏・冬 年2回) ●警備員の配置、パトロールチームによる巡回 ●防犯カメラの設置 ●年末年始輸送安全総点検時に注意喚起および啓発放送を実施 ●(暴漢対策用具として)防護盾、アームガード、刺股の配備 【小田急電鉄】 ●新入社員・特急車掌に対する警察署の協力を得た研修の実施。 ●乗務区・駅における、年末年始等、発生が予測される時期に従業員への注意喚起。 ●深夜時間帯の各駅へのガードマン配置による複数対応の実施。 ●女性乗務員・駅係員に対する防犯ブザーの所持。 【東急電鉄】 ●出来るだけ、警備員と連携して応対にあたる ●トランシーバーを持参し、危険と判断したらすぐに応援(あるいは警察)を呼ぶことを徹底 ●教習用DVDを作成し、新入社員時から応対方の教育をしている ●駅構内巡回時に防刃バック(手下げ袋)を持参している 【京浜急行電鉄】 ●対応は複数人で行う ●最寄警察署で護身術の講習会を実施(約年一回) ●マニュアルによる指導教育 ●防犯カメラを増設し監視強化 ●制服のネクタイをクリップタイプにしている 【東京地下鉄】 ●社員暴行対応マニュアル、社員暴行未然防止マニュアルを整備し、平成25年度からは関東鉄道協会で制作したDVDを活用した定期教育を実施している。 ●駅構内に日本民営鉄道協会の第三者暴力行為防止ポスターを掲出し、啓発を行っている。 ●駅構内の主要個所にセキュリティカメラを設置している。 ●「災害通知」という文書で第三者暴力行為の概要を通知し、現業の監督者が所属社員に対して点呼時に伝達して再発防止を図っている。 ●酔客対応には出来るかぎり複数での対応を行うが、万が一、暴力行為を受けた場合、必ず所轄警察署へ「被害届」を提出させることを指導している。 ●できる限り1人で対応しようとせず、応援を呼び、身の安全を優先して対処するように周知している。 ●女性社員(駅務係)には、勤務中は個別に見守り携帯を貸与し、身の危険を感じることがあれば連絡するように周知している。 【相模鉄道】 ●警視庁監修の「第三者暴力行為災害対処事例」DVDを活用した教育を実施 ●所轄の警察署に依頼し、駅構内の巡回や電車内の警乗を実施 ●「防犯カメラ作動中」のステッカーを駅構内各所に貼付 【名古屋鉄道】 ●駅構内各所にポスターを掲示 ●第三者行為防止のための研修実施 【近畿日本鉄道】 ●「防犯カメラ作動中」のシールを駅構内各所に貼付。 ●第三者暴行事例集を活用し、第三者暴行は昼夜を問わず起こり得ることの教育の実施。 【南海電鉄】 ●駅務室出入口等に「防犯カメラ作動中」のステッカー貼付け ●車内、駅構内において、第三者暴力行為防止ポスターの掲出。 ●地域警察署への巡回依頼。※一部駅における警備員の配置。 ※トラブル発生時の駅務機器監視カメラの活用。 【京阪電気鉄道】 ●ガードマン配置(深夜時間帯に終着駅等で降車案内、駅係員無配置の時間帯に巡回) ●防犯ブザー携帯(全乗務員) ●暴力、迷惑行為追放等の車内放送 ●駅構内、一部車両に防犯カメラ設置 【阪急電鉄】 ●迷惑行為防止の啓発放送 ●ポスターによる啓発 ●防犯ブザーの貸与 ●非常通報装置の設置 ●改札付近に防犯カメラの設置 ●接遇マナー研修 【阪神電気鉄道】 ●第三者行為が発生した場合は、他管区と連携し、全係員に対して酔客との対応は十分な距離をとり、複数人で対応するよう指示・念達を行っている。 ●暴力行為抑止に関する啓発ポスター等、駅構内に掲出している。 【西日本鉄道】 ●防犯カメラ設置、ポスター掲示、防犯ブザーの配布(女性車掌、駅スタッフ) ●発生時の110番通報並びに関係警察署や鉄道警察隊への情報提供・各管理駅 ●各乗務所管理者に対し事故・事件発生時の対応方法について学習化を実施 |
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