NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.4142 【国土交通省】12/1 第1回鉄道における自動運転技術検討会
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2018-11-30 22:22:57
[出典:国土交通省ホームページ]
国土交通省                        Press Release
Ministry of Land,Infrastructure,Transport and Tourism

                         平成30年11月30日
                         鉄道局技術企画課

   鉄道における自動運転を導入する場合の技術的要件の検討を開始
     〜「第1回鉄道における自動運転技術検討会」の開催〜


 運転士の乗務しない自動運転は、人等が容易に線路内に立ち入ることができない新交通で実現されています。今般、踏切等のある一般的な路線に自動運転を導入する場合の技術的な要件について検討を開始します。


検討の背景
 我が国は、現在、人口減少社会を迎えており、鉄道分野においても、運転士や保守作業員等の鉄道係員の確保、養成が困難になってきています。特に経営環境の厳しい地方鉄道においては、係員不足が深刻な問題となっています。
 このため、鉄道事業者においてはより一層の業務の効率化・省力化が必要となっており、その一環で運転士の乗務しない自動運転の導入が求められています。また、自動運転化により、従来、運転業務を行っていた乗務員が乗客へのサービス提供や車内のセキュリティの向上等、鉄道に対する多様化・高度化するニーズにも対応することが可能となります。

検討の方向性
 鉄道における自動運転は、これまで人等が容易に線路内に立ち入ることができない新交通で実現されており、踏切のない高架構造等であること、駅にはホームドアがあること、自動列車運転装置が設置されていることなどの要件が技術基準等で定められています。一方で、踏切等のある一般的な路線では、安全・安定輸送の観点から導入されていません。
 本検討会では、このような一般的な路線を対象として、センシング技術やICT、無線を利用した列車制御技術などの最新技術も利活用し、鉄道分野における生産性革命にも資する自動運転の導入について、安全性や利便性の維持・向上を図るための技術的要件の検討を行うものです。

                 記

1.開催日時:平成30年12月3日(月)14時00分〜17時00分

2.場  所:TKP東京駅前会議室(東京都中央区日本橋 3-5-13三義ビル2F)

3.構 成 員:[委員]学識経験者、JR、大手民鉄、中小民鉄、研究機関、鉄道局
       [オブザーバー]関係団体等

4.内  容:・新技術を導入する場合に必要とされる仕様や技術基準等の課題整理
       ・課題への対応策の検討等

5.そ の 他:今後のとりまとめ結果は、国土交通省ホームページに掲載する予定です。
NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.8675 (Re:4142) 【国土交通省】鉄道における自動運転技術検討会のとりまとめ
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2022-09-14 01:16:47
[出典:国土交通省ホームページ]
国土交通省                         Press Release
Ministry of Land,Infrastructure,Transport and Tourism

                            令和4年9月13日
                             鉄道局技術企画課

 「鉄道における自動運転技術検討会のとりまとめ」の公表について
    〜より一層の効率化・省力化を目指す自動運転の実現に向けて〜


 国土交通省では、踏切道がある等の一般的な路線を対象とした自動運転の導入について、人口減少等の影響を踏まえ、より一層の効率化・省力化を目指し、安全性や利便性の維持・向上を図るための自動運転の技術的要件のあり方を検討するため、学識経験者等による「鉄道における自動運転技術検討会」を開催してきました。
 これまでの検討を踏まえ、同検討会のとりまとめを行いましたので公表いたします。


 人口減少社会を迎え、鉄道分野においても、運転士や保守作業員等の確保、養成が困難となっており、特に地方鉄道においては、係員不足が深刻な問題となっています。
 このような背景を踏まえ、踏切道がある等の一般的な路線を対象とした自動運転の導入について、平成30年12月から「鉄道における自動運転技術検討会」を開催し、より一層の効率化・省力化を目指し、安全性や利便性の維持・向上を図るための技術的要件のあり方の検討を行ってまいりました。

 本検討では、従来の運転士が乗務する場合と同等以上の安全性を確保することを基本とし、自動運転の技術的要件の基本的考え方についてとりまとめを行いましたので、公表いたします。

〈主な内容〉
・GoA2.5、GoA3及びGoA4の自動化レベルに応じた具備すべきシステムや乗務する係員等の役割の基本的考え方
・都市部の地下鉄や地方路線等の特性の異なる路線を自動化レベル・タイプ別に整理した場合のそれぞれの自動運転システム等の対応例
 (詳細は以下のURLを参照ください。)

※本検討会においては、自動化レベルを以下のとおり整理
GoA2.5:緊急停止操作、避難誘導等を行う運転免許を有しない係員が列車の前頭に乗務する形態の自動運転
GoA3:避難誘導等を行う運転免許を有しない係員が列車内に乗務する形態の自動運転
GoA4:係員が乗務しない形態の自動運転

 引き続き、国土交通省としましては、自動運転の導入が円滑に進むよう技術的要件の基本的な考え方を踏まえた具体的なルールづくりを進めてまいります。

■「鉄道における自動運転技術検討会」の公表ページ:
 https://www.mlit.go.jp/tetudo/tetudo_fr1_000058.html