NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.3607 【JR西】8/3-31「スマホで手助け」実証実験を大阪駅で
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2018-07-22 06:06:20
                            2018年7月19日
                        大日本印刷株式会社
                        西日本旅客鉄道株式会社
                        株式会社ミライロ

News Release


 “移動時に困っている人”と“手助けしたい人”をスマホで結びつける
      「スマホで手助け」実証実験をJR大阪駅で実施


大日本印刷株式会社(以下:DNP)と西日本旅客鉄道株式会社(以下:JR西日本)、株式会社ミライロ(以下:ミライロ)の3社は共同で、2018年8月3日(金)〜8月31日(金)の約1ヶ月間、移動時に困っているさまざまな人と、そうした人のお手伝いをしたいというサポーターとをLINEを活用して結びつける「スマホで手助け」実証実験をJR大阪駅で実施します。

【「スマホで手助け」実証実験の概要】
1.実 施 日:2018年8月3日(金)〜8月31日(金)
2.場  所:JR大阪駅改札外
      (中央コンコース、御堂筋南口〜桜橋口付近)
3.実験内容:下記のような「移動に困っている人」と、「手助けしたい人」とをLINEで結びつける実証実験です。

@段差などの障害物により、移動が困難になる高齢者、ベビーカー利用者、車いす利用者など
A観光案内所などの駅施設や乗換ルートに迷っている訪日外国人や観光客など

◆「&HAND」LINEアカウントの登録(7月19日〜)
この実証実験の趣旨に賛同し、参加していただける方は、「&HAND」のLINEアカウントにあらかじめ“友だち登録”をお願いいたします。登録の際、自分が「手助けを必要とする側」か「手助けする側(サポーター)」を選択し、各項目を登録していただきます。

◆サポートの依頼とサポーターとのマッチング
「&HAND」LINEアカウントに友だち登録を行った方がJR大阪駅の実証実験エリアに入ると、「&HAND」のLINEアカウントから自動的に実証実験エリアに入った旨のメッセージが届きます。メッセージはLINE上のチャットボット(自動会話プログラム)で行われ、手助けが必要な場合、会話形式で質問に答えていくことで、移動のサポート依頼からサポーターとのマッチングまでが行えます。また、同エリアにいるサポーターは、同じくLINEのチャットボットを通じて、移動時に困っている人からの依頼を受け、サポートの意思を表示することで、移動時に困っている人がいる場所に誘導されます。
このチャットボットは、訪日外国人にも対応できるよう日本語と英語に対応しています。

【「スマホで手助け」実証実験に参画する各社】
*DNP
今回の「スマホで手助け」実証実験のコンセプトである「&HAND」構想に2017年の発案段階から参画しており、現在はさまざまな企業と連携し、事業化を目指した実証実験を推進しています。2017年12月に都内の地下鉄で、立っているのがつらい妊婦と、席をゆずりたい乗客をマッチングする実証実験を実施、今回の実証実験が第2弾となります。
本実証実験では、「移動時に困っている人が、意思表示しやすくなる」「サポーターが、自分で手助けできる内容/手助けできない内容があることに気付ける」環境を構築することで相互理解を促し、心のバリアフリーを実現していきます。

*JR西日本
安心・快適に鉄道をご利用いただけるように、お身体の不自由なお客様に積極的にお声かけを実施しております。ご利用のお客様にも駅や車内でお困りの方を見かけた際は、お声かけのご協力をお願いする「声かけ・サポート運動」(共助)を推進しています。また、改札外で行う本実証実験では実施場所を提供するとともに、「技術ビジョン」*1の取組みのひとつとして、「声かけ・サポート運動」の新たな形を検討したいと考えています。

*ミライロ
障害を価値に変えるバリアバリューの視点から、ユニバーサルデザインのコンサルティングを行っており、「やさしさからやさしさが生まれる社会」という「&HAND」のビジョンに共感し、昨年の実証実験から参画しています。本実証実験では、ユニバーサルマナー検定*2受講者のサポーターへの参画をはじめ、マッチングのフォローや、バリアフリー地図アプリ「Bmaps(ビーマップ)」との連携などを行います。

【今後の展開】
今回の実証実験の検証を経て、駅でのさまざまな困りごとやニーズに対して、善意を持つ人が自然に、あたりまえのこととして行動できるようサポートするサービスの開発を進めていきます。

*1「技術ビジョン」とは概ね20年後のJR西日本のありたい姿の実現を技術面から模索していくために2018年3月に策定した将来構想です
*2ミライロが運営する、一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会主催の「自分とは違う誰かのことを思いやり、高齢者や障害者、さまざまな人の目線で考え、適切な理解のもと行動する”ユニバーサルマナー”」の資格を得る為の検定です。

※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
※「&HAND(アンドハンド)」は一般社団法人PLAYERSの商標または登録商標です。
※ニュースリリースに記載された製品の仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。
 その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

大日本印刷株式会社   本社:東京都新宿区 社長:北島義斉資本金:1,144億円
西日本旅客鉄道株式会社 本社:大阪府大阪市 社長:来島達夫資本金:1,000億円
株式会社ミライロ    本社:大阪府大阪市 社長:垣内俊哉資本金:9百万円

                                ―以 上―