NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.2267 【JR海】東海道新幹線京都〜新大阪間下り線架線断線について
ほりうち(ccbu8181) 2017-06-22 17:02:26
平成29年6月22日
東海旅客鉄道株式会社


    東海道新幹線 京都駅〜新大阪駅間下り線における架線の断線について


1.発生日時 平成29年6月21日 19時48分(瞬時停電発生)

2.発生場所 東海道新幹線 京都駅〜新大阪駅間
       ※住所:大阪府高槻市西面南(さいめみなみ)

3.概況
 19時48分、京都駅〜新神戸駅間の上下線にて瞬時停電が発生しました。その後、19時53分に京都駅〜新神戸駅間の上下線にて停電が発生し、同区間にて運転を見合わせました。係員による現地確認の結果、京都駅〜新大阪駅間にて20時29分に架線の断線を発見し、お客様の
救済を実施するとともに架線の復旧作業を行いました。当該区間の復旧作業は24時47分に完了し、24時54分に運転を再開致しました。

4.断線状況・車両損傷状況
 ・架線の断線状況
 ・車両損傷状況@
 ・車両損傷状況A

5.断線原因 調査中

6.架線履歴 設置   平成23年6月4日
       直近検査 平成29年6月8日

7.影響
(1)列車遅延
 「のぞみ243号(東京駅17:00発、新大阪駅19:33着)」が新大阪駅に365分遅れて到着したのを最大に、同列車を含む上下線合計63本の列車に365分〜172分の遅れが発生しました。
 これらの列車にご乗車のお客様は、約51,000名でした。
(2)列車運休
 12本の下り列車が部分運休しました。

8.経過
 19時48分 京都駅〜新神戸駅間の上下線において瞬時停電が発生
 19時53分 京都駅〜新神戸駅間の上下線において停電が発生、同区間の上下線で運転見合
      わせ
 20時29分 係員による現地確認の結果、京都駅〜新大阪駅間の下り線で架線の断線を発見
 20時58分 米原駅〜京都駅間の12本列車および京都駅〜新大阪駅間の6本列車の具体的
      救済手順を決定
 22時18分 のぞみ56号を救援列車として運転開始
 22時36分 京都駅〜新大阪駅間の下り線に停車していた、こだま669号に対し、上り線
      側ののぞみ56号から渡り板を設置し、お客様移動を開始
 23時06分 復旧作業準備の状況把握のため、当該区間を停電させ、停車中ののぞみ391
      号の屋根上から断線した架線の状態を確認し、1時間程度で復旧可能であると
      判断
 23時34分 復旧作業には上下線を停電させる必要があることから、停電となる区間に停車
      中の上り5本列車の運転を再開し、お客様にご迷惑をお掛けしないよう停電区
      間外へ移動
      のぞみ58号、のぞみ418号、ひかり534号、のぞみ254号、
      こだま690号
 24時02分 架線の復旧作業を開始
 24時47分 架線の復旧作業が終了
 24時54分 京都駅〜新大阪駅間の下り線にて運転再開

撮影日:
撮影場所:
キャプション: 架線の断線状況
画像サイズ: 1022×769(31%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 車両の損傷状況@
画像サイズ: 1022×767(31%表示)
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キャプション: 車両の損傷状況A
画像サイズ: 1022×767(31%表示)
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キャプション: 概況
画像サイズ: 1022×767(31%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: お客様の救済方法
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No.2344 (Re:2267) 【JR海】新幹線京都〜新大阪間トロリ線断線の原因について(1/2)
ほりうち(ccbu8181) 2017-07-13 14:25:05
平成29年7月13日
東海旅客鉄道株式会社


    東海道新幹線 京都駅〜新大阪駅間におけるトロリ線断線の原因について


1.発生日時 平成29年6月21日 19時48分

2.場所   東海道新幹線 京都駅〜新大阪駅間
       ※住所:大阪府高槻市西面南(さいめみなみ)

3.概況
 19時37分、新大阪駅への入線待ちのため、のぞみ241号(以下、当該列車と言う)が停車。19時48分、京都駅〜新神戸駅間の上下線にて瞬時停電が発生。その後、19時53分、20時08分に京都駅〜新神戸駅間の上下線にて停電が発生、同区間にて運転を見合わせました。(別紙1)
 係員による現地確認の結果、20時29分に京都駅〜新大阪駅間にてトロリ線の断線を発見。お客様の救済を実施するとともに復旧作業を行いました。当該区間の復旧作業を24時47分に完了し、24時54分に運転を再開しました。

4.原因
 以下の条件(別紙2−1)で、トロリ線が熱により断線したことが判明しました。
 @当該列車のパンタグラフが、「同相エアセクション(別紙2−2)」内の片側のトロ
  リ線と不完全接触となる極めて狭い範囲(2m程度)に停止したこと。(別紙2−3)
 Aその地点で当該列車が11分間停車し続けたこと。
 B大雨の影響で当該列車より前方に列車が多数在線しており、流れる電流が大きかった
  こと。

 これら@〜Bの条件が重なったことで、不完全接触により、トロリ線とパンタグラフ間の電気抵抗が高くなり、トロリ線に熱(ジュール熱)が発生した状態が継続しました。この熱によりトロリ線が軟化して細くなり、パンタグラフとの間に生じたわずかな隙間にアーク放電が起き、断線に至ったと判明しました。(別紙2−4、別紙2−5)

5.対策
 「同相エアセクション」における停止回避区間を示す標識を新設し運転士がこの区間を避けて列車を停止させます。やむを得ず停車した場合は、指令員の指示により運転士が当該のパンタグラフを降下させる取扱いを行います。(平成29年8月上旬完了予定)(別紙3)
 なお、同標識を新設するまでの間は、指令員の指示により「同相エアセクション」を避けて列車を停止させます。
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 別紙1
画像サイズ: 1024×769(31%表示)
撮影日:
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キャプション: 別紙2−1
画像サイズ: 1024×768(31%表示)
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キャプション: 別紙2−2
画像サイズ: 1023×768(31%表示)
撮影日:
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キャプション: 別紙2−3
画像サイズ: 1024×769(31%表示)
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キャプション: 別紙2−4
画像サイズ: 1023×768(31%表示)
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No.2345 (Re:2344) (2/2)
ほりうち(ccbu8181) 2017-07-13 14:26:32
別紙続き
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撮影場所:
キャプション: 別紙2−5
画像サイズ: 1023×767(31%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 別紙3
画像サイズ: 1024×763(31%表示)