ほりうち(ccbu8181) 2017-06-08 18:33:55 |
平成29年6月7日
東海旅客鉄道株式会社 ハイブリッド方式による次期特急車両(試験走行車)の新製について 現在、特急「ひだ」「南紀」に使用している85系気動車の取替を見据え、当社では初となるハイブリッド方式を採用した次期特急車両(試験走行車)を新製します。 これまで、ハイブリッド方式に必要な技術開発を行ってきましたが、平成31年末から 試験走行車により、技術の確立に向けた試験走行を行っていきます。 これにより、安全性や快適性を高めつつ、ハイブリッド方式の鉄道車両では国内初の最高速度120km/hでの営業運転を目指します。 1.走行の仕組み【別紙1】 エンジンで発電した電力とブレーキ時等に蓄電池に貯めた電力を組み合わせて使用し、モーターを回して走行します。 2.走行方式の特長 (1)安全性・信頼性のさらなる向上 ・モーター走行により気動車特有の回転部品が不要となります。 (2)快適性の向上 ・モーター走行により気動車特有のギアチェンジが解消され、乗り心地が向上します。 ・エンジン数の削減(1両あたり2台→1台)、駅停車時のアイドリングストップの採用等により、静粛性や乗り心地が向上します。 (3)環境負荷の低減 ・蓄電池に貯めた電力を加速時や停車時に使用することで、燃費が約15%向上する見込みです。 (4)メンテナンス性の向上 ・電車と同様の機器を採用することで、メンテナンス時の負荷を軽減するとともに、コスト低減を図ります。 3.車両デザイン及び車両設備【別紙2】 量産車投入を見据え、車両デザインを刷新するとともに、旅客サービス設備やバリアフリー設備等を充実させ、現行車両よりも快適性と利便性を向上させます。 4.今後の計画 ・試験走行車として1編成(4両)を新製します。 ・平成31年末の試験走行車完成後、1年間を目途に次期特急車両に必要なハイブリッド技術の確立に向けて基本性能試験、長期耐久試験等を行います。 ・量産車は平成34年度を目標に投入する方向で検討を進めています。 |
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ほりうち(ccbu8181) 2018-12-12 22:36:52 |
2018年12月12日 東海旅客鉄道株式会社 ハイブリッド方式の次期特急車両(試験走行車)のデザイン等について 特急「ひだ」「南紀」に使用している85系気動車の取替を見据え、2019年末に走行試験を開始する予定の「ハイブリッド方式の次期特急車両(試験走行車)」のデザイン、安全性を高めるために新たに導入する技術が固まりましたのでお知らせします。 1.デザイン 飛騨・南紀地区をイメージした「和」をコンセプトとしています。 (1)エクステリア 「漆器の持つまろやかさや艶のある質感」をコンセプトとし、特に先頭車の前面、上部、照明を滑らかな曲線形状にすることで「和」を表現するとともに、車両の前面から側面に繋がるオレンジ色の帯を曲線にして「躍動感」を表現しています。 (2)インテリア(別紙1) グリーン車は「落ち着いた上質感」、普通車は「明るいワクワク感」をテーマとしています。 さらに、室内に木目調の内装材を採用することで「木のぬくもり」を演出しています。 2.安全性を高めるために新たに導入する技術(別紙2) エンジンで発電した電力と蓄電池に貯めた電力を組み合わせ、モーターを回して走行することで、安全性・快適性の向上や環境負荷の低減が期待できるハイブリッド方式に加え、以下の装置を導入し、安全性をより向上させます。 (1)一体成型による新型台車枠 溶接箇所を少なくし、重要溶接部を約6割削減(※)します。※313系電車との比較 (2)振動検知装置 台車等の振動状態を常時監視し、異常が発生した場合に迅速に検知します。 (3)車両・地上間のデータ通信 車両状態のデータを車両基地等に送信し、メンテナンスに活用することで異常の発生を抑制します。また、ダイヤが乱れた時に運行情報を客室内の案内表示器に表示することで、お客様へのご案内を充実させます。 3.今後の計画 ・2019年末の試験走行車完成後、1年間を目途にハイブリッド技術の確立に向けた基本性能試験、長期耐久試験等を行います。 ・量産車は2022年度を目標に投入する方向で検討を進めています。 |
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